第84回薬剤師国家試験抜粋(平成11年3月)

       基礎薬学 (問1〜問60)


問1.日本薬局方収載医薬品、酢酸レチノール(ビタミンA酢酸エステル)の正しい化学名はどれか。

  1. (2Z,4E,6Z,8E)-3,7-dimethyl-9-(2, 6, 6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl)-
    2,4,6,8-nonatetraen-1-yl acetate
  2. (2E,4Z,6E,8Z)-3,7-dimethyl-9-(2,6,6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl-
    2,4,6,8-nonatetraen-l yl acetate
  3. (2E,4E,6E,8E)-3,7-dimethyl-9-(2,6,6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl-
    2,4,6,8−nonatetraen-1-yl acetate
  4. (1Z,3E,5Z,7E)-3,7-dimethyl-1-(2,2,6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl)-
    1,3,5,7-nonatetraen-9-yl acetate
  5. (1E,3Z,5E,7Z)-3,7-dimethyl-1-(2,2,6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl-
    1,3,5,7−nonatetraen-9-yl acetate
  6. (1E,3E,5E,7E)-3,7-dimethyl-1-(2,2,6-trimethyl-1-cyclohexen-1-yl)-
    1,3,5,7-nonatetraen-9-yl acetate

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問2.分子式C6H14の化合物には5種類の構造異性体がある。a〜dの答の正しい組合せはどれか。
  a 4級炭素をもつ化合物の数はいくつか。
  b lH-NMRを測定するとき、3種類のシグナルが観測される化合物の数はいくつか。
  c lH-NMRを測定するとき、2種類のシグナルが観測される化合物の数はいくつか。
  d キラル中心をもつ化合物の数はいくつか。

    a b c d
  1 1 0 0 0
  2 1 1 0 0
  3 1 2 1 0
  4 2 2 1 1
  5 2 2 2 1

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問3.Cl, N, Sの酸化物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a KClO3には酸化作用がある。
  b N2Oには全身麻酔作用がある。
  c SO2には還元作用がある。
  d H2SO4は水和するとき、吸熱する。

    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 正 正 誤
  3 誤 誤 正 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 正 正

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問4.次の実験結果に関する記述イ)、ロ)及び立体配置の表示ハ)について、正しいものの組合せはどれか。
  Fischer投影式で示した光学活性体aを還元したところ、2種の異性体 b及び cが1:4の比で得られた。c はL-tartaric acidと同一であった。

  イ)b と c の比旋光度は同じである。
  ロ)生成物(bとc)の比旋光度はL-tartaric acid(c)の比旋光度の80 %である。
  ハ)L-tartaric acid(c)の2つのキラル炭素の立体配置のR、S 表示。

    イ ロ  ハ
  1 誤 誤 2S,3S
  2 正 正 2R,3S
  3 誤 正 2R,3R
  4 正 誤 2S,3R
  5 正 誤 2R,3R

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問5.化学結合に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 塩化水素の結合は極性が高い共有結合である。
  b エチレンの二重結合の1つは共有結合であり、もう1つはイオン結合である。
  c フッ化リチウムの結合は共有結合である。
  d アンモニアの結合は共有結合である。

  1(a、b)    2(a、c)    3(a、d)
  4(b、c)    5(b、d)    6(c、d)

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問6.非共有電子対と塩基性に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a アセトニトリルは非共有電子対がp軌道に収容され、塩基性はない。
  b ピロールは非共有電子対がsp混成軌道に収容され、塩基性はない。
  c ピリジンは非共有電子対がsp2混成軌道に収容され、弱い塩基性を示す。
  d エチルアミンは非共有電子対がsp3混成軌道に収容され、強い塩基性を示す。

  1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

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問7.オレフィンへの付加反応 a〜dで、生成物の構造式の正誤について、正しい組合せはどれか。

    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 誤 正 正 正
  3 正 誤 正 正
  4 正 正 正 誤
  5 誤 正 誤 誤

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問8.次の試薬 a〜eをアルデヒドと適切な条件下で反応させたとき、試薬 a〜eと生成物ア〜オとの正しい組合せはどれか。
  a CH3OH    b H2O   c NH2OH   d NH3   e HCN
  ア cyanohydrin イ oxime  ウ acetal   エ imine  オ hydrate

    a b c d e
  1 ウ エ イ ア オ
  2 ウ オ イ エ ア
  3 オ ウ エ イ ア
  4 ア ウ オ エ イ
  5 ウ オ エ ア イ

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問9.化合物Aのニトロ化を行った時、予想される主生成物を1〜5の中から選べ。

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問10.次の7種の一置換ベンゼンの反応に関する記述 a〜dの正誤について、正しい組合せはどれか。ただし、phenyl 基はPhで表す。

  a PhNO2は還元によりPhNH2に変換され、ジアゾニウム塩を経てPhOHへ導くことができる。
  b PhBrからPhCOOHへの変換は、Grignard 試薬へ導いた後、二酸化炭素と反させて行う。
  c PhCH3からPhCOOHへの変換は酸化反応であり、PhCNからPhCOOHへの変換は加水分解反応である。
  d PhNH2は、冷時生成されるジアゾニウム塩を経てPhBrへ誘導することができるが、PhCNへ変換することはできない。

    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 誤 誤 正 正

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問11.次の a〜eの反応によって、新たに生成する官能基の正しい組合せはどれか。
  a anilineをbenzoyl chlorideと塩基存在下で反応させた。
  b sodium ethoxideをethyl iodideと無水条件下で反応させた。
  c acetanilideを希硫酸と加熱し、その後アルカリ性とした。
  d benzoic acidを過剰のethanolと少量の濃硫酸存在下で加熱した。
  e cyclohexanolを硫酸酸性下でクロム酸と反応させた。

 a

 b

 c

 d

 e

amine

alcohol

amide

carboxylic acid

aldehyde

amide

alcohol

amine

ether

ketone

amide

ether

amine

ester

ketone

carboxylic acid

ether

amide

ester

aldehyde

amine

alcohol

amide

ether

ketone

           

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問12.カルボン酸及びエステルに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a サリチル酸メチルとアセチルサリチル酸は両方ともサリチル酸のエステルである。
  b エステルのアルカリによる加水分解は、触媒反応なので、加えるアルカリの量は触媒量で十分である。
  c カルボン酸はジアゾメタンで容易にメチルエステルになる。
  d CDCl3を溶媒として1H-NMRスペクトルを測定するとき、一般にカルボキシル基のプロトンのシグナルは大きな遮蔽効果のため、他のシグナルより高磁場側に観測される。

    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 正 誤 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 誤 正 正
  5 正 誤 正 誤

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問13.次のアニリン及びその誘導体について、塩基性の強さの順番の正しい組合せはどれか。

  1 b > d > a > c
  2 d > c > b > a
  3 c > b > a > d
  4 d > a > b > c
  5 a > b > c > d

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問14.屈折率、旋光度及び円二色性(CD)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 屈折率は一定温度、一定圧力、一定波長の下では物質に固有の値である。
  b 旋光度は光学活性物質の純度試験や定量に利用される。
  c 旋光度は測定波長により変化する。
  d CDスペクトルから光学活性物質の絶対配置に関する情報が得られる。

    a b c d
  1 誤 誤 正 誤
  2 正 正 正 正
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 正

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問15.関連のある2種類の化合物の沸点に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a CH3CH2OHが異性体のCH3OCH3よりも沸点が高いのは水素結合に起因する。
  b CH3(CH2)3CH3 が異性体の(CH3)4C よりも沸点が高いのはファンデルワールス力に起因する。
  c CH3COOH が同程度の分子量をもつCH3CH2CH2OH よりも沸点が高いのは水素結合による二量体形成に起因する。
  d H20 がH2S よりも沸点が高いのはファンデルワールスカに起因する。

    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 誤 正
  4 正 誤 正 正
  5 誤 誤 正 誤

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問16.水の性質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 過冷却の状態にある水が同温度の氷へ相変化するとき、化学ポテンシャルは低下する。
  b 沸点で水が気化するとき、水1モルあたりのエントロピーは増大する(ΔS > 0)が、エンタルピーは低下する(ΔH < 0)。
  c 0 ℃において平衡にある氷と水の屈折率は等しい。
  d 液相中の水分子は、温度上昇とともにH3OとOHとに電離しやすくなる。

    a b c d
  1 正 誤 誤 正
  2 誤 正 正 正
  3 正 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 正 誤

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問17.下の図は水ーフェノール2成分系の相互溶解度曲線である。
 図中のA、Bは、図に示されている温度と組成で表される溶液を意味する。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 相平衡にあるAとBの水含量を比較すると、Aの方が大きい。
  b 温度が66.4 ℃を越えると溶液は直ちに沸騰する。
  c 水とフェノールを質量比1:1で混合し、40 ℃で激しく振り混ぜると系全体は直ちに透明な溶液となる。
  d フェノールの化学ポテンシャルはAとBで等しい。
  e Aの水蒸気分圧は40 ℃の純水の蒸気圧より高い。


    a b c d e
  1 正 正 正 誤 正
  2 誤 正 誤 誤 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 正 誤

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問18. 0.9 w/v % ブドウ糖水溶液と0.9 w/v %食塩水に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ブドウ糖水溶液は旋光性を示す。
  b ブドウ糖水溶液はコロイド溶液である。
  c 食塩水は強電解質の水溶液である。
  d 食塩水の方がブドウ糖水溶液よりも凝固点降下度は小さい。
  e 両水溶液ともに等張溶液である。

    a b c d e
  1 正 正 正 誤 正
  2 正 誤 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 正 誤

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問19.100 mLのメスフラスコに1.0 mol/L の酢酸水溶液10.0 mL 及び1.0 mol/L の水酸化ナトリウム水溶液5.0 mLを加えて、蒸留水で標線まで合わせた。酢酸の酸解離定数をKaとするとき、この混合液に関する次の等式の正誤について、正しい組合せはどれか。

    a b c d
  1 誤 正 誤 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 誤 正 誤
  4 正 正 誤 誤
  5 誤 正 正 正

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問20.図は、電離する基を持たないある有機化合物の、温度一定の水溶液中における加水分解反応の速度定数k0とpHとの関係を示している。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a この加水分解反応はいずれのpHにおいても2次反応である。
  b 緩衝液の種類によって、同一pHであってもk0が変化する可能性がある。
  c k0が0.036 hr-1のとき、単位をs-1に検算すれば1.0×10-5 s-1となる。
  d この図のデータから加水分解反応の活性化エネルギーを求めることができる。
  e この化合物の半減期はpH 6付近において最も短い。


    a b c d e
  1 誤 正 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正 正
  5 誤 誤 正 正 誤

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問21.化学反応に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 反応物AとBが生成物CとDになるとき、その反応には必ず遷移状態が存在する。
  b 可逆反応においては、正反応と逆反応の活性化エネルギーは常に等しい。
  c 活性化エネルギーが大きいと、その化学反応は吸熱反応となる。
  d 触媒の添加で活性化エネルギーが変化するのは、素反応が異なるためである。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 正 正
  5 誤 誤 正 誤

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問22.放射性同位元素に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 123I、125I、131Iを比較すると、原子核を構成する陽子の数は同じであるが、原子核内の中性子の数が異なる。
  b 123Iは甲状腺の機能診断に用いられることがある。
  c 99mTcが99Tcに核異性体転移(IT)するとき、γ線を放射する。
  d 99mTcのような短寿命核種を製造する方法にミルキングという方法がある。
  e 多量の14C- 標識化合物を診断薬として人体に投与しても、直ちに体外へ排出されるので、放射線障害は無視できる。
 
    a b c d e
  1 誤 誤 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正 正
  3 正 誤 誤 正 誤
  4 正 正 誤 誤 正
  5 正 正 正 正 誤

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問23.放射線と物質との相互作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a α線はβ-線やγ線に比べて飛程が短い。
  b β-線は物質と相互作用すると、光電効果によりエネルギーを失う。
  c γ線による一次電離はα線やβ-線による電離に比べて小さい。
  d β線は物質と相互作用して消滅し、その際互いに反対方向に向かう2本のγ線が放射される。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 誤 正 正 誤
  3 正 誤 誤 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 正 正 誤 正

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問24.下の図A〜Cは、アルコール ア〜エのいずれかを十分に乾燥した重ジメチルスルホキシド溶液として測定した1H-NMRスペクトル(60 MHz)である。スペクトルとアルコールの正しい組合せはどれか。


 ア CH3CH2OH         イ CH3CH2CH2OH
 ウ (CH3)2CHOH        エ (CH3)3COH
 
    A B C
  1 ア イ ウ
  2 ウ エ イ
  3 イ ウ エ
  4 ア ウ イ
  5 エ ア ウ
  6 エ イ ア

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問25.次の図は日本薬局方医薬品の赤外吸収スペクトルである。該当する医薬品との正しい組合せはどれか。ただし、試料はいずれも臭化カリウム錠剤法により調製した。

  ア イ ウ エ
1 a b c d
2 a c d b
3 b c a d
4 c d b a
5 d a b c

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問26.蛍光分析法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 蛍光スペクトルは、一定波長の励起光を試料溶液に照射して生じる放射光(発光)について、横軸に波長、縦軸に強度をとって表される。
  b 蛍光の波長は通常励起光の波長より長い。
  c 蛍光強度は溶液の濃度が十分に小さいとき、モル吸光係数に反比例する。
  d 蛍光強度は、通常測定温度が低いほど大きくなる。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 正 正 誤
  3 誤 誤 誤 正
  4 正 正 誤 正
  5 誤 誤 正 正

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問27.日本薬局方一般試験法液体クロマトグラフ法において、理論段数N及び分離度Rsは次式で示される。

   tR:物質の保持時間
   W0.5h:ピーク高さの中点におけるピーク幅。
   ただし、tR、W0.5hは同じ単位を用いる。

   tR1、tR2:分離度測定に用いる二つの物質の保持時間ただし、tR1 < tR2
   W0.5 h1、W0.5 h2:それぞれのピークの高さの中点におけるピーク幅。
   ただし、tR1、tR2、W0.5 h1、W0.5 h2は同じ単位を用いる。
 
 次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ピーク高さと保持時間が同じなら、ピークが鋭いほど理論段数は大きい。
 b ピーク高さの中点におけるピーク幅が同じなら、保持時間が短いほど理論段数は大きい。
 c 2つの物質の保持時間が同一であるなら、分離度は0(ゼロ)である。
 d 2つの物質の保持時間の差が同一であるなら、2つの物質のピークが鋭いほど分離度は大きい。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 誤 正 誤 誤
  3 正 正 正 誤
  4 誤 誤 誤 正
  5 正 正 誤 正

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問28.0.10 mol/L アンモニア水10.0 mol/Lを0.10 mol/L 塩酸で滴定するとき、予測される滴定曲線と適切な指示薬との正しい組合せは1〜6のどれか。ただし、アンモニアの塩基解離定数 Kb = 1.78×10-5、水のイオン積 Kw = 1.00×10-14とする。

 
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問29.次の記述は、日本薬局方塩酸フェニレフリンの定量法に関するものである。
 a〜dの正誤について、正しい組合せはどれか。

  本品を乾燥し、その約0.1 gを精密に量り、ヨウ素瓶に入れ、水40 mLに溶かし、0.05 mol/L 臭素液50 mLを正確に加える。更に塩酸 5 mLを加えて直ちに密栓し、振り混ぜた後、15分間放置する。次にヨウ化カリウム試液 10 mLを注意して加え、直ちに密栓してよく振り混ぜた後、5分間放置し、0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬:デンプン試液1 mL)。同様の方法で空試験を行う。
 
  a ヨウ化カリウム試液を加えるのは、ヨウ素を遊離させるためである。
  b 逆滴定なので、空試験の方がチオ硫酸ナトリウム液の滴定量は多くなる。
  c 本品1モルに対し、3モルの臭素が消費される。
  d 0.05 mol/L の臭素液1 mLは塩酸フェニレフリンの6.789 mgに相当する。
 
    a b c d
  1 誤 誤 正 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 正 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正

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問30.次の記述は、日本薬局方L−イソロイシンの確認試験に関するものである。この試験で発生するガスは次のどれか。
  「本品 0.3 gに水 10 mLを加え、加温して溶かし、これに希塩酸 10滴及び亜硝酸ナトリウム試液 2 mLを加えるとき、泡だって無色のガスを発生する。」
 
  1 CO2   2 O2   3 NH3   4 N2O  5 N2

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問31.次の記述は、日本薬局方エテンザミドの純度試験に関するものである。この試験の対象となっている不純物はどれか。
  「本品 0.20 gを薄めたエタノール(2 →3)15 mLに溶かし、希塩化第二鉄試液 2〜3滴を加えるとき、液は紫色を呈しない。」

  1 サリチルアミド  2 アニソール    3 エトキシアニリン
  4 べンズアミド   5 アセトアニリド

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問32.分析機器を用いる測定時の基準に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 紫外可視分光光度計の波長目盛の校正には、規定された濃度の二クロム酸カリウム(重クロム酸カリウム)の希硫酸溶液が用いられる。
  b 1H-NMRの試料溶液を有機溶媒で調製するとき、基準物質としてテトラメチルシラン(TMS)が用いられる。
  c 赤外吸収スペクトルの波数日盛の校正にはポリスチレン膜が用いられる。
  d pH計の中性付近の校正にはシュウ酸塩pH標準液が用いられる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 正 誤

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問33.イムノアッセイに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ラジオイムノアッセイ(RIA)は抗原抗体反応を利用して物質を定量する方法であり、標識するために放射性同位元素を用いる。
  b RIAでたん白質を定量できるが、ホルモンなどの低分子生体成分は定量できない。
  c エンザイムイムノアッセイ(EIA)は、酵素を標識として用いる。
  d ELISA(enzyme-1inked immunosorbent assay)では、ハプテン、抗原あるいは抗体を不溶化した固相が用いられる。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤  
  2 誤 正 正 正    
  3 正 誤 誤 誤    
  4 正 正 誤 正   
  5 正 誤 正 正

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問34.使用にあたって注意が必要な生薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 「カンゾウ」は矯味薬として、また多くの繁用漢方処方用薬として用いられるが、適量で偽アルドステロン症が起こることがある。
  b 「マオウ」は気管支ぜん息薬や鎮咳去痰薬として、また葛根湯などの漢方処方用薬として用いられるが、不眠、心悸亢進(高進)や血圧上昇を生じることがある。
  c 「ダイオウ」は緩下薬として、また大黄甘草湯などの漢方処方用薬として用いられるが、適量で強い下痢、腹痛や骨盤内臓器の充血を生じることがある。
 
    a b c
  1 正 正 正
  2 誤 誤 正
  3 誤 誤 誤
  4 正 誤 誤
  5 誤 正 誤

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問35.次の生薬とその用途の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a セネガ、オンジ、キキョウ --------------- 去痰薬
  b ゲンチアナ、リュウタン、センブリ -------- 苦味健胃薬
  c トウヒ、チンピ、キジツ ----------------- 制吐薬
  d ケイヒ、ウイキョウ、チョウジ ------------ 芳香性健胃薬
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 正
  4 誤 誤 誤 正
  5 正 誤 誤 誤

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問36.ハッカ油に含まれる化合物の平面構造式と立体異性体2種のコンホメーション(立体配座)を下記に示した。

 この化合物に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a この化合物はカンフルであり、AとA′はジアステレオマーの関係にある。
  b この化合物はメントールであり、AとA′は鏡像異性体(エナンチオマー)の関係にある。
  c この化合物はメントールであり、AとA′はジアステレオマーの関係にある。
  d この化合物はピネンであり、AとA′は鏡像異性体(エナンチオマー)の関係にある。
  e この化合物には不斉炭素原子(キラル中心)が2個存在する。
  f この化合物には不斉炭素原子(キラル中心)が3個存在する。
 
  1(a、e)    2(a、f)    3(b、e)
  4(b、f)    5(c、e)    6(d、f)

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問37.次の記述は、天然物由来医薬品の原料生薬の成分とその生合成に関するものである。正しいものの組合せはどれか。
  a モルヒネはアへンの成分で、イソプレノイド経路(メバロン酸経路)により生合成される。
  b ジゴキシンはジギタリスの成分で、イソプレノイド経路(メバロン酸経路)により生合成されるジゴキシゲニンの配糖体である。
  c スコポラミンはセンナの成分で、酢酸-マロン酸経路により生合成される。
  d ベルべリンはオウバクの成分で、芳香族アミノ酸を経由して生合成される。
 
  1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

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問38.次の抗悪性腫瘍薬のうち、キョウチクトウ科植物ニチニチソウ(Catharanthus roseus G. Don)由来のものはどれか。
 
  1 アクチノマイシンD   2 塩酸ドキソルビシン
  3 硫酸ビンプラスチン    4 硫酸ブレオマイシン   5 マイトマイシンC

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問39.単糖類に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a アルドースには還元性があるが、ケトースにはない。
  b フルクトース(果糖)は六炭糖ケトースである。
  c 還元糖の水溶液にフェーリング試液を加えると、酸化銀の赤色沈殿が生じる。
  d α-グルコースとβ-グルコースは互いに鏡像異性体の関係にある。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 誤 正 誤 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 誤

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問40.次の脂質a〜dに関する記述ア〜エについて、正しいものの組合せはどれか。
   ただしRl、R2、R3は長鎖アルキル基である。


  ア 生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質である。
  イ 主要な生体膜成分である。
  ウ 血小板活性化作用をもつ。
  エ 細胞内情報伝達物質である。
 
    a b c d
  1 ア イ エ ウ
  2 イ ウ エ ア
  3 ウ イ ア エ
  4 ア エ イ ウ
  5 イ ウ ア エ

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問41.たん白質に関連する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a たん白質を構成するアミノ酸のうち、グリシンは光学異性体をもたない。
  b たん白質の 一次構造を構成している結合は、水素結合である。
  c たん白質のジスルフィド結合は、メチオニン残基の-SHからできる。
  d たん白質の窒素代謝物である尿素は、おもに腎臓でつくられる。
 
    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 正
  4 誤 正 誤 正
  5 正 誤 誤 誤

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問42.ビタミンに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ビタミンB12の生体内における活性型にはメチルコバラミンがあり、メチル基運搬体として働く。
  b ビタミンB6の生体内における活性型はチアミンピロリン酸であり、ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応に関係している。
  c ビタミンB1の生体内における活性型はピリドキサールリン酸であり、アミノ酸の代謝に関係している。
  d 葉酸の生体内における活性型はCoAであり、メチル基転移反応に関係している。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 誤 誤
  3 誤 誤 誤 正
  4 正 誤 正 正
  5 誤 正 誤 誤

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問43.糖質の代謝に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a D-glucoseが解糖系により代謝されるとき、中間体としてリン酸化体を経由する。
  b 解糖系で生成したpyruvic acid に pyruvate carboxylase が作用すると、 oxalacetic acid になる。
  c 解糖系に関与する酵素群は mitochondria に局在している。
  d glycogen に glycogen phosphorylase が作用すると、glucose l- phosphate が生成する。
  e lactose にβ-galactosidase が作用すると、2分子の D-galactose が生成する。
    a b c d e
  1 正 誤 誤 正 正
  2 誤 正 正 誤 正
  3 正 正 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 正 正
  5 正 正 正 誤 誤

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問44.次の内因性物質の生合成反応とその反応に関与する酵素の正しい組合せはどれか。

a

ノルエピネフリンからエピネフリン

-----

フェニルエタノールアミン N-メチル基転移酵素

b

ATPから3',5'- サイクリックAMP(cAMP)

-----

ホスホジエステラーゼ

c

アラキドン酸からプロスタグランジンG2

-----

シクロオキシゲナーゼ

d

アンギオテンシンIからアンギオテンシンII

-----

アンギオテンシン変換酵素

e

5-ヒドロキシトリプトファンからセロトニン

-----

L- 芳香族アミノ酸脱炭酸酵素

    a b c d e
  1 誤 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 正 正
  3 正 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 誤 正
  5 正 誤 誤 正 誤

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問45.次の病気と、それに関連する生化学的あるいは免疫学的変化の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a フェニルケトン尿症 -------------- フェニルアラニン蓄積
  b アルツハイマー病 ---------------- 血液凝固因子欠乏
  c 後天性免疫不全症候群(AIDS)------- 細胞性免疫不全
  d 大腸がん ----------------------- がん遺伝子及びがん抑制遺伝子の変異
  e 血友病 ------------------------- アミロイドβたん白質蓄積
 
    a b c d e
  1 正 正 正 誤 誤
  2 誤 正 正 誤 正
  3 正 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 正 正
  5 正 誤 正 正 誤

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問46.次の記述は膜電位に関するものである。【  】中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
  骨格筋細胞は細胞膜を隔てて、内側が外側より負に荷電しており、通常は膜内外でマイナス数十ミリボルト程度の電位差がある。Na,K-ATPaseは、ATPの加水分解エネルギーを利用して、Na3個を細胞外に排出し、同時にK【 a 】個を細胞内に取り込むことでこの電位差維持に寄与している。ところが、細胞膜にある【 b 】チャネルが開くと、電位差が減少し脱分極する。一方、【 c 】チャネルが開くと電位差が増加し過分極になる。
 
     a  b   c
  1  1   Na  K
  2  1   K   Na
  3  2   Na+  Cl- 
  4  2   K   Na
  5  3   Na+  K

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問47.下図は脳の正中矢状断の概略図である。矢印で示された各部位の記号a〜eに対応する名称の正しい組合せはどれか。

 
    中脳 延髄 視床 橋  下垂体
  1  a  e  b  c  d
  2  c  e  a  d  b
  3  c  d  e  a  b
  4  b  a  c  d  e
  5  d  c  a  b  e

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問48.神経系の形態と機能に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 痛覚の一次ニューロンは、末梢器官から脊髄前柱に入り、シナプスを形成する。
  b 視床下部には、自律神経の高位中枢がある。
  c 迷走神経を切断すると、胃のぜん動運動は亢進(高進)する。
  d 副交感神経系の神経節は、 一般に効果器官の近くに存在する。
 
  1(a、b) 2 (a、c) 3 (a、d) 4 (b、c) 5 (b、d)

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問49.呼吸器の構造と機能に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 肺は左右対称の臓器でそれぞれ3葉ずつからなる。
  b 肺胞表面は界面活性物質で覆われているために表面張力が減少しており、肺胞の膨張のためのエネルギー消費を少なくする効果がある。
  c 血漿中の炭酸水素イオンは、肺中で炭酸デヒドラターゼ(炭酸脱水酵素)により速やかに二酸化炭素となり呼気中に排泄される。
  d 肺への血液は大動脈から分枝した肺動脈から供給される。
  e 肺の膨張、収縮は横隔膜などの骨格筋の収縮、弛緩によって受動的に起こる。
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤 正
  4 誤 誤 正 正 正
  5 正 誤 誤 誤 正

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問50.腎機能に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 糸球体で限外ろ過された原尿のうち、およそ99 %の水は尿として排泄される。
  b へンレ係蹄上行脚ではNaとClの再吸収に伴い、水も大量に再吸収される。
  c アルドステロンは副腎皮質から分泌され、遠位尿細管におけるNaの再吸収とK分泌を促進する。
  d バソプレシンは、集合管における水の再吸収を促進する。
 
  1(a、b) 2 (a、c) 3 (b、c) 4 (b、d) 5 (c、d)

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問51.ウイルス感染に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ウイルス感染細胞が生産、分泌するインターフェロンは抗ウイルス作用を有する。
  b ウイルス中和抗体価は、感染ウイルスに対する免疫状態を知る指標となることがある。
  c C型肝炎ウイルス感染は肝硬変や肝臓がんの原因となる。
  d 後天性免疫不全症候群(AIDS)は、レトロウイルスの感染によって起きる。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 正 正 正 誤
  3 誤 正 正 正
  4 正 正 誤 正
  5 正 正 正 正

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問52.微生物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a Bacillus 属やClostrium 属細菌は、乾燥や高温に抵抗性の芽胞を形成する。
  b 結核菌は、抗酸菌の1種でミコール酸という特有の高級脂肪酸を含有する。
  c マイコプラズマは細菌に属し、細胞壁をもつ。
  d クラミジア(Chlamydia)は細胞寄生性細菌であり、無細胞系では増殖でき ない。
  e ウイルスの細胞内侵入の第一段階である吸着は、細胞受容体を介さず非特異的である。
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 正 誤
  4 誤 正 正 誤 正
  5 正 誤 誤 正 正

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問53.抗菌薬及び抗ウイルス薬の作用点及び作用機序の正誤について、正しい組合せはどれか。

抗菌薬及び抗ウイルス薬

作用点

作用機序

a

バンコマイシン

------

細胞璧合成

------

ペプチドグリカン合成の中間体に結合する。

b

オフロキサシン

------

RNA合成

------

RNAポリメラーゼを阻害する。

c

サルファ剤

------

たん白質合成

------

アミノアシルtRNAに拮抗する。

d

エリスロマイシン

------

たん白質合成

------

リボソームに結合する。

e

アシクロビル

------

DNA合成

------

DNAポリメラーゼを阻害する。

                 

    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 誤 正 誤 正 正
  4 正 誤 誤 正 正
  5 誤 正 正 誤 誤

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問54.DNAの複製及び転写に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  a 原核生物と高等真核生物で、細胞のDNA含有量はほぼ同じである。
  b 動物細胞のDNA複製反応は、半保存的に進行する。
  c 生物は紫外線によるDNA傷害を修複できない。
  d RNAポリメラーゼによる転写反応は、鋳型DNA鎖の3′→5′の方向に進行する。
  e ステロイドホルモンは、核受容体に結合して転写を調節する。

    a b c d e
  1 誤 正 正 誤 正
  2 誤 誤 正 正 誤
  3 誤 正 誤 正 正
  4 正 正 誤 誤 誤
  5 正 誤 誤 正 正

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問55.遺伝子工学に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a PCR(polymerase chain reaction)法では、プライマー(オリゴヌクレオチド)やDNAポリメラーゼが使われる。
  b 一本鎖DNAと一本鎖RNAの間でも、塩基間の相補性があればハイブリッド形成(hybridization)が起こる。
  c 特定のプローブ(probe)を用いることにより、感染症の原因菌を同定できる。
  d 遺伝子ライブラリー(gene library)は、染色体DNAの全断片をべクター(vector)に結合した組換え体(recombinant)の集合である。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 正 正 正 正

<解答>へ・ <解説>へ

問56.ホルモンに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a エストロゲン(estrogen)は子宮筋のオキシトシンに対する反応性を低める。
  b 成長ホルモン(GH)の血中濃度が異常に低いと末端肥大症をおこす。
  c セクレチン(secretin)は脳下垂体前葉より分泌され、子宮収縮作用を示す。
  d 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の産生・分泌は、血中コルチコイドによる負のフィードバック制御を受ける。
  e カルシトニン(carcitonin)は骨吸収を抑制し、血漿カルシウムイオン濃度を下げる。
 
  1(a、b) 2(a、c) 3(b、e) 4(c、d) 5(d、e)

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問57.サイクリックAMP(cAMP)に関連する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a アデニル酸シクラーゼはcAMPを基質としてATPを産生する酵素である。
  b エピネフリンは心臓の細胞内cAMP量を増大させる。
  c 単離精製したアデニル酸シクラーゼはエピネフリンによって活性化される。
  d cAMPを摘出心臓に潅流すると、心拍数が速やかに、かつ著明に増大する。
  e cAMPは肝臓のグリコーゲン分解を促進する。
 
  1(a、c) 2(b、c) 3(b、d) 4(b、e) 5(d、e)

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問58.生体防御機構に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ヘルパーT細胞は、CD8抗原をもっている。
  b 抗原が認識される抗体産生機構では、T細胞と抗原提示細胞間の認識にMHC(major histocompatibility complex)が関与する。
  c マクロファージは、抗体でオプソニン化された細菌を貪食できる。
  d 臓器移植を行うには、HLA(human leukocyte antigen)の適合性を調べることが必要である。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 誤 正
  3 正 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 誤

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問59.cytokineに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a interleukin-1(IL-1)やTNF-α(腫瘍壊死因子)は、発熱などの炎症反応に関与する。
  b IL-2に反応したT細胞は、分化、増殖して抗体産生細胞になる。
  c erythropoietinは造血作用を有するため、腎性貧血に有効である。
  d 骨髄由来の幹細胞を白血球に分化させるcytokineがある。

    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 誤 誤 誤
  4 誤 正 正 誤
  5 正 正 誤 誤

<解答>へ・ <解説>へ

問60.アレルギーに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a IgEはあらゆる種類のアレルギーに関与する。
  b 肥満細胞(マスト細胞)、好塩基球、好酸球はいずれもアレルギーに関与する細胞である。
  c ある種のたん白質、糖質、脂質はアレルゲンとなる。
  d アナフィラキシーショックは、遅延型アレルギーによって起きる現象である。

    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 正 誤
  4 正 誤 正 誤
  5 正 正 誤 正

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84th Licence Examination

第84回薬剤師国家試験抜粋(平成11年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61.疾病予防に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 生活習慣病という概念の導入は、第二次予防に貢献する。
  b 学校保健における薬剤師の職務は、第一次予防にあたる。
  c 母子保健のB型肝炎母子感染予防事業は、第三次予防にあたる。
  d 生活環境の保全を目的とする環境保全行政は、第一次予防にあたる。
 
    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 正 誤 誤
  3 正 誤 正 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 正
  6 誤 正 正 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ

問62.人口動態に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 発展途上国の人口増加率は、一般に先進国のそれと比較して高い。
  b 世界の人口は増加しているが、人口増加率は減少している。
  c 欧米諸国の老年人口指数(老年人口の生産年齢人口に対する割合)の増加速度に比べて、わが国のそれは速い。
 
    a b c
  1 正 誤 誤
  2 正 誤 正
  3 正 正 正
  4 誤 正 正
  5 誤 誤 誤
    
<解答>へ・ <解説>へ

問63.結核に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 現在、わが国の結核の死亡率は、先進諸国の中では高い。
  b 結核患者は、隔離のうえ治療を受けなければならない。
  c HIV感染は、結核のリスクファクターである。
 
    a b c
  1 誤 正 正
  2 正 正 誤
  3 誤 正 誤
  4 正 誤 正
  5 誤 誤 誤
 
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問64.疫学に関する次の記述のうち、前向きコホート研究に属するものはどれか。該当するものがない場合は、解答用紙の5の〇をぬりつぶせ。
 1 肺がん患者と健常者について、過去の喫煙歴を調査する。
 2 喫煙者と非喫煙者について追跡調査し、肺がんの累積罹患率を比較する。
 3 がんに対する予防効果を調べる目的で、ある集団に一定量のお茶を摂取させ、追跡調査する。
 4 実験動物にビタミンEを投与し、その発がん抑制効果を判定する。
 
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問65.次の表は喫煙と心筋梗塞の関連についての疫学調査の例である。このデータから計算されるオッズ比はどれか。
                       (単位:人)
          喫煙者    非喫煙者        計
  症例       60        30      90
  対照      3,000     2,700     5,700
 
  1 2.0  2 1.8  3 0.56  4 0.50  5 0.02
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問66.院内感染に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、メチシリンだけに耐性を示す。
  b MRSAの感染経路は、主として接触感染である。
  c 院内感染症の多くは、日和見感染症である。
 
    a b c
  1 誤 正 誤
  2 誤 正 正
  3 誤 誤 正
  4 正 誤 誤
  5 正 正 正
 
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問67.感染症の予防(滅菌・消毒)に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
 a 滅菌とは、非病原体を含む全ての微生物を死滅させることである。
 b 消毒とは、化学的又は物理的方法により、病原体を不活性化することである。
 c グルタルアルデヒドは、ウイルスの消毒に有効である。
 d 消毒用エタノールのアルコール濃度は、95 %である。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 誤 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 誤 誤 誤 誤
 
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問68.成人の糖尿病に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a わが国の糖尿病は、インスリン依存型が多い。
  b 運動不足は、糖尿病のリスクファクターの一つである。
  c 糖尿病の発症に、遺伝的要因は関係しない。
  d 糖尿病の死亡率は、死因別死亡率で第4位となっている。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 正 正
  5 正 誤 正 正
 
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問69.家庭用品及び食品の規制に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 液化プロパンガスは、家庭用のエアゾール製品に用いてよい。
  b 乳幼児用の下着には、ホルムアルデヒドが検出されてはならない。
  c 生鮮野菜を着色して販売してはならない。
  d わが国では、組換えDNA技術応用食品は販売してはならない。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 誤 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 誤 正 正
  5 正 正 正 誤
  6 誤 正 誤 誤
 
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問70.脂溶性ビタミンに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ビタミンAを過剰摂取すると、胎児に奇形を起こす危険性がある。
  b ビタミンD3は、肝臓と腎臓で二段階の水酸化を受けて活性型となる。
  c ビタミンEには、過剰症が知られている。
  d ビタミンKの欠乏によって、出血症状が現れる。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 誤 正
  5 正 誤 正 正
 
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問71.エネルギー代謝に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 消費する酸素量を生成する二酸化炭素量で除した値を呼吸商という。
  b 生活活動指数は、1日の活動エネルギー代謝量の基礎代謝量に対する比率である。
  c 脂肪、たん白質、糖質の中で、1 gを酸化するのに最も多く酸素を消費するのは脂肪である。
  d 基礎代謝基準値(kcal/kg/日)は、20歳前後で最高に達する。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 誤 誤 正
 
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問72.日本人の栄養所要量及び栄養摂取状況に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 栄養所要量は、国民が健康を保持増進するために必要な栄養素の1日あたりの摂取量の標準を示したものである。
  b エネルギー所要量は、性、年齢、生活活動強度別に設定されている。
  c 食塩の摂取量は目標摂取量(10 g/日以下)を超えている。
  d 20歳代女性の鉄の摂取量は、所要量を満たしている。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 誤
  5 正 正 誤 誤
 
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問73.食品の成分組成に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 緑黄色野菜は、β-カロテンの含有量が高い。
  b いわしの脂質は、大豆脂質に比べてn-6 系脂肪酸の含有率が高い。
  c 畜肉や魚肉に含まれる鉄は、野菜に含まれる鉄より消化管からの吸収率が高い。
  d 大豆は、米に比べて食物繊維の含有量が高い。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 誤 正
  5 正 誤 正 正
 
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問74.食品の変質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 糖は、アミノ酸あるいはたん白質と反応して褐変現象を起こす。これをメイラード反応と呼ぶ。
 b 油脂の変敗では、主に飽和脂肪酸が自動酸化する。
 c 塩蔵は食品の腐敗防止に有効であるが、これは主に食品中の水分活性を低下させるためである。
 
    a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正
  3 誤 正 誤
  4 正 誤 誤
  5 誤 誤 正
 
<解答>へ・ <解説>へ

問75.経口感染症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 赤痢は、世界的に根絶された。
  b わが国の若年者の抗A型肝炎ウイルス抗体の保有率は、発展途上国のそれと比べて低い。
  c 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによって起こる。
  d わが国におけるコレラの発症は、海外での感染よりも国内での感染による例が多い。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正
  6 誤 誤 正 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ

問76.食中毒に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 腸炎ビブリオ菌は、淡水中で溶菌しやすい。
  b 食品の加熱調理により、黄色ブドウ球菌による食中毒は予防できる。
  c ボツリヌス菌による食中毒は、食品を真空包装することによって、予防できる。
  d サルモネラ菌で汚染されている鶏卵による食中毒が増加している。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 正 誤 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ

問77.食品衛生に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a アレルギー様食中毒には、IgEが関与している。
  b アフラトキシン汚染地域では肝がんの罹患率が高い。
  c テトロドトキシンは、神経伝導を阻害し、呼吸停止を起こす。
 
    a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 誤
  3 誤 正 正
  4 誤 誤 正
  5 正 正 正
 
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問78.食品汚染化学物質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a マラチオンは、動物体内でカルボキシエステラーゼによって分解される。
  b 有機リン系農薬は、一般に動物体内で加水分解されて毒性が増強する。
  c BHC(HCH:hexachlorocyclohexane)の異性体のうち、β体は哺乳動物の体内では代謝排泄を受けにくいので、蓄積性が最も高い。
  d メチル水銀と比較するとフェニル水銀は、動物体内で無機水銀に分解されにくい。
 
    a b c d
  1 正 誤 誤 正
  2 正 正 誤 誤
  3 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 誤
 
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問79.飲食物の放射能汚染に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a 体内に40Kが検出される時は、放射能で汚染された飲食物を摂取した可能性が高い。
  b 甲状腺に131Iの高い放射能が検出される時は、放射能で汚染された飲食物を摂取した可能性がある。
  c 放射能汚染放牧地のウシから得られる牛乳は、放射能で汚染されている可能性が高い。
  d 魚から検出される放射能濃度は、その水域の放射能濃度を超えない。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正
 
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問80.食品添加物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ソルビン酸は、殺菌作用が強いので保存料として用いられる。
  b dl-α-トコフェロールは、遊離基捕捉作用があるため酸化防止剤として用いられる。
  c アスパルテームは、ペプチド結合をもつ人工甘味料である。
  d 硫酸第一鉄は、食肉の発色剤として使われている。
 
    a b c d
  1 誤 正 誤 誤
  2 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 正
 
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問81.図は無機ヒ素の定量に用いられる装置を示す。図のA(発生フラスコ)に、無機ヒ素を含む試験溶液、塩酸、KI溶液、SnCl2溶液を入れ、室温で15分間放置したのちにZnを加えて20〜25 ℃で1時間放置する。反応によって発生した気体のヒ素化合物[ a ]は、B(酢酸鉛ガラス綿を入れた吸収管)、C(ガス誘導管)を経てD(吸収受器)に導かれ、D中にピリジン溶液として加え[ b ]と赤紫色錯化合物を形成する。
  文中のaとbに相当する化合物の正しい組合せはどれか。

    a        b
  1 AsH3    ジエチルジチオカルバミン酸銀
  2 AsH3    4-アミノアンチピリン
  3 AsH3    ランタン・アリザリンコンプレクソン
  4 AsCl3   ジエチルジチオカルバミン酸銀
  5 AsCl3    4-アミノアンチピリン
  6 AsCl3   ランタン・アリザリンコンプレクソン
 
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問82.生態系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 大気や土壌は、生態系の構成要素である。
  b 植物プランクトンは生産者であり、動物プランクトンは消費者である。
  c 食物連鎖の上位に進むに従って、個体数は増加する。
  d 生物濃縮とは、物質の生物体内濃度が生息環境中の濃度より高くなることをいう。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 正 誤 正
  
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問83.環境汚染物質の動態について、次の事象と関係の深い語句の組合せはどれか。
 「北極のアザラシに、高濃度のDDTが検出された。」
 a 脂溶性      b 難分解性     c 直接濃縮
 d 非意図的生成物  e 生物変換
 
 1(a、b)    2(a、d)    3(b、c)
 4(b、e)    5(c、d)    6(d、e)
 
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問84.金属及び類金属の体内動態に関する記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a 無機水銀のメチル化では、メチルコバラミンがメチル基の供与体となる。
  b 無機ヒ素がメチル化されると、毒性が高まる。
  c 生体内で鉛は、効率よくメチル化される。
  d 頭髪は、水銀やヒ素の排泄経路の一つである。
 
    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 誤 誤 正
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 誤
 
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問85.微生物による飲料水汚染に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a 水道水質基準で一般細菌は、「検出されないこと」と定められている。
  b 大腸菌群は、し尿中に存在する恐れのある他の病原性細菌と挙動を同じにする傾向がある。
  c 大腸菌群を特定酵素基質培地法で測定するときに使用する基質(ο-ニトロフェニル-β- D-ガラクトシド)は、乳糖を分解する酵素で加水分解される。
  d 塩素処理で、飲料水中の微生物をすべて死滅させることができる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 正 正 正
  5 誤 誤 誤 正
 
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問86.環境中の水に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 地球の水の量は、海水>氷雪>河川水の順である。
  b 河川水中の有機汚濁物質は、主に微生物によって分解される。
  c 汚濁の進行した河川では、好気性微生物によりCH4やH2Sが生成される。
  d 富栄養化するとプランクトンが異常に増加し、魚類に被害を与えることがある。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 正 誤
  4 誤 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 誤
 
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問87.河川に多量の有機物質が流入したとき、値が減少する水質汚濁指標は次のどれか。
 
  1 SS   2 BOD   3 COD   4 DO   5 TOC
 
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問88.室内にCO2の発生源があるとき、この部屋のCO2濃度を許容濃度以下に保つための必要換気量(m3/ 時)を求める計算式としてはどれが正しいか。ただし、室内で発生するCO2量はA m3/ 時で、室内空気中 CO2の許容濃度はB %(v/v)、換気に用いる外気中のCO2濃度はC %(v/v)とする。

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問89.大気汚染物質としての窒素酸化物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 窒素酸化物は光化学オキシダントの原因物質の一つである。
  b ディーゼル排ガス中の窒素酸化物は、主として燃料中の窒素に由来する。
  c 排煙中の窒素酸化物は、硫黄酸化物より除去しやすい。
  d 窒素酸化物の吸入は、肺障害の原因となる。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 誤 誤 正 正
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 正 誤
  5 正 誤 誤 正
 
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問90.大気汚染物質としての浮遊粒子状物質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 移動発生源由来の浮遊粒子状物質濃度は、近年減少している。
  b ヒュームは液体分散による液滴コロイドである。
  c 浮遊状態にあるアスベスト繊維の吸入は、肺がんの原因となる。
  d ダスト、ミスト、ヒュームのうちダストの粒径が最も小さい。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 正 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 正 正 正
  5 誤 誤 正 誤
  
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問91.地球温暖化に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a オゾン層の破壊が地球温暖化の主原因である。
  b メタンの地球温暖化ポテンシャルは、二酸化炭素に比べて高い。
  c 産業革命の頃と比べて、現在、大気中の二酸化炭素濃度は約3倍に増加している。
 
    a b c
  1 正 誤 正
  2 正 正 誤
  3 誤 誤 正
  4 誤 正 誤
  5 正 正 正
 
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問92.メチル水銀の生物学的半減期は70日である。体内に蓄積したメチル水銀が100分の1に減少するのに約何日を要するか。最も近い値を選べ。ただし、メチル水銀の新たな暴露はないものとする。必要ならば、log2 = 0.3 を用いよ。
 
  1 70         2 350         3 470
  4 740         5 3500         6 7000
 
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問93.異物代謝に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 一般に極性の高い化合物ほど、体外への排泄は遅い。
  b シトクロムP450は、一酸化炭素が結合すると失活する。
  c シトクロムP450はヘムたん白質の一種であり、その分子内の鉄は薬物の酸化過程で3価を保っている。
 
    a b c
  1 正 誤 正
  2 正 正 誤
  3 誤 正 誤
  4 誤 正 誤
  5 誤 誤 正
   
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問94.シトクロムP450による異物代謝に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 腸内細菌による異物代謝では、シトクロムP450が主役を担う。
  b 芳香族化合物のエポキシ化ンは、シトクロムP450によって触媒される。
  c 消化管粘膜に存在するシトクロムP450の量は、食物成分によって影響されることがある。
  d メタンフェタミンの代謝に、シトクロムP450は関与しない。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 正 正 誤
 
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問95.次の組織の放射線に対する感受性の大きさの順序を正しく示しているものはどれか。
 
  1 骨  髄 > 皮  膚 > 脂肪組織
  2 骨  髄 > 脂肪組織 > 皮  膚
  3 皮  膚 > 脂肪組織 > 骨  髄
  4 脂肪組織 > 骨  髄 > 皮  膚
  5 脂肪組織 > 皮  膚 > 骨  髄
 
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問96.化学物質の毒性発現機構に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a 四塩化炭素の毒性は、ラジカルの生成を介して発現する。
  b アニリンの代謝で生じるフェニルヒドロキシルアミンは、メトヘモグロビン血症の原因となる。
  c カドミウムは近位尿細管細胞に蓄積して、腎障害を起こす。
  d カルバリル(カルバメート系農薬)は、アセチルコリンの分解を促進する。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 誤 正 正
 
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問97.環境汚染物質の毒性に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a メチル水銀は、中枢神経障害を起こす。
  b コプラナーPCB(オルト位に塩素置換がないPCB)は、他のPCBに比べて毒性が弱い。
  c PCDD(polychlorinated dibenzo-p-dioxin)のうち、8塩化物の毒性が最も強い。
  d フロンは、急性の呼吸器障害を起こす。
 
    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 誤 誤 正 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ

問98.毒性試験における量- 反応曲線(下図)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a すべての化学物質は下図のような量 - 反応曲線を示す。
  b 縦紬の反応として死亡率をとるとAの値はLD50となる。
  c ADIは、NOAELと安全係数を基にして求める。
  d 毒性の種類にかかわらずAの値は一定である。

 
    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 正 正 誤 誤
  6 正 誤 正 誤
 
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問99.化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)で、第一種特定化学物質に分類される化学物質の正しい組合せはどれか。
  1 ポリ塩化ビフェニル ------- テトラクロロエチレン ---------- DDT
  2 1,2 - ジクロロエタン ----- クロルデン類 ----------------- 四塩化炭素
  3 ポリ塩化ナフタレン ------- クロロホルム -----------------ディルドリン
  4 エンドリン -------------- 1,2 - ジクロロプロパン -------- 塩化メチル水銀
  5 へキサクロロベンゼン ----- ビス(トリプチルスズ)オキシド --アルドリン
 
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問100.毒物とその解毒に関する次の記述について、正しい組合せはどれか。
  a チオ硫酸ナトリウムは、シアン化合物の解毒に用いられる。
  b 亜硝酸アミルは、シアン及びシアン化合物の解毒に用いられる。
  c ペニシラミンは、水銀、銅の解毒に用いられる。
  d 2-PAM(2-pyridine aldoxime methiodide)は、有機リン系殺虫剤の解毒に用いられる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 正 正 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 正
 
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84th Licence Examination

第84回薬剤師国家試験抜粋(平成11年3月)

       法規・制度 (問101〜問120)


問101.次の記述のうち、正しいものはどれか。
  1 薬剤師法施行令は、薬事法から委任されて必要な事項を定めた政令である。
  2 薬局業務運営ガイドラインは、薬事法から委任されて必要な事項を定めた通知である。
  3 薬事に関する条約は、薬事法の範囲内で都道府県や市町村が制定する。
  4 要指示医薬品の告示は、厚生大臣の指定したものを官報に掲載して行われている。
  5 中央社会保険医療協議会は、薬事に関する重要事項を協議させるため、厚生省に置かれている。

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問102.わが国の医療に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 国民医療費に占める老人医療費の割合は3割台であり、しかも近年増加傾向にある。
  b 医療法に基づき、都道府県が定める医療計画には、薬剤師の確保に関する事項も記載事項となっている。
  c 国民健康保険の保険者は都道府県である。
  d 医療保険は、その者が希望する保険に加入することができる。
 
  1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)
 
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問103.国民医療費に関する次の記述の[  ]に入れるべき字句の正しいものはどれか。
  診療種類別国民医療費の中で最近の特徴としてあげられるものの一つは、[  ]の顕著な伸びである。その国民医療費総額に占める割合は平成8年度において5.1%であり、対前年度比14.1 %の伸びとなっている。
  1 一般診療医療費のうちの入院医療費
  2 一般診療医療費のうちの入院外医療費
  3 歯科診療医療費   4 薬局調剤医療費  5 老人訪問看護医療費
 
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問104.次の医薬品薬効群のうち、平成8年の医薬品薬効大分類別生産金額において、第1位を占めているものはどれか。
 
  1 中枢神経系用薬    2 抗生物質製剤   3 循環器官用薬
  4 その他の代謝性医薬品 5 ビタミン剤
 
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問105.薬局業務運営ガイドラインの基本理念に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 薬局は、調剤及び医薬品の供給を通じて国民に対して良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならない。
  b 薬局は、地域の医師会、歯科医師会、薬剤師会、医療機関等と連係をとり、地域医療に貢献しなければならない。
  c 薬局は、国民が自由に選択できるものでなければならない。
  d 薬局は、特定の製造業者又は特定の卸売業者に取引を限定して医薬品を備蓄し、供給の安定を図らなければならない。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 正 正 正 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 正
  5 正 正 誤 誤
 
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問106.医薬品の開発に関連する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準(GLP)は、承認申請に添付される資料の毒性試験及び薬理試験について適用される。
  b 医薬品の開発は、原則として、理化学試験、動物試験、臨床試験を段階的に評価しながら進めていく必要がある。
  c 希少疾病用医薬品として薬事法に基づき指定されるためには、その用途に係る対象者の数が本邦において10万人に達しないことが要件の一つとされている。
  d 厚生大臣に申請された医薬品の承認審査のうち、定められた調査の全部又は一部は、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構が行っている。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 誤 誤 正 正
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 正
 
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問107.わが国の薬物乱用防止に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a 「あへん」は、医薬品ではないので、青少年の薬物乱用防止の対象となる物質に含まれていない。
  b 覚せい剤原料は、薬物乱用防止の観点から、その施用は制限されている。
  c 覚せい剤犯罪は、ここ2、3年増加しており、また低年齢化の傾向にある。
  d 麻薬及び向精神薬の薬物乱用の問題は、世界的規模で拡大しているため、国際的連携により、取締りの徹底を図っている。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 誤 誤 正
  5 誤 正 正 誤
 
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問108.薬剤師の業務に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
  a 薬剤師は、販売又は授与の目的で調剤したときは、患者又は現にその看護に当たっている者に対し、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。    
  b 病院の調剤所の薬剤師は、他の病院で診療に従事する医師の処方せんを持参した患者に対して調剤することができない。
  c 薬剤師であれば、例えば漢方薬のような一定の薬剤について、処方せんによらずに販売又は授与の目的で調剤を行うことができる。
  d 調剤済みとなった処方せんの保存義務は、実際に調剤を行った薬剤師自身に課せられている。
 
  1(a、b)    2(a、c)    3(a、d)
  4(b、c)    5(b、d)    6(c、d)
 
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問109.次の記述の正誤について、薬剤師法の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 薬剤師が麻薬中毒者になった場合、厚生大臣はその免許を取り消し、薬剤師名簿から消除しなければならない。
  b 薬剤師がその住所地を他の都道府県に移動した場合、30日以内に薬剤師名簿の訂正を厚生大臣に申請しなければならない。
  c 薬剤師免許証は、厚生省に備える薬剤師名簿に登録された者に交付される。
  d 薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生の業務に従事した場合に限り、2年ごとに12月31日現在における氏名、住所その他法令で定める事項を厚生大臣に届け出なければならない。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 誤
 
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問110.市販医薬品の安全監視に関する次の記述の正誤について、薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 厚生省から発行されている「医薬品等安全性情報」は、企業報告制度及び「医薬品等安全性情報報告制度」等により収集された情報のうち、注目すべきものをまとめたものである。
  b 市販後調査の目的で臨床試験が実施される場合は、すでにそれが承認されている医薬品について行われることから、医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)は適用されない。
  c 厚生大臣は再審査を適正に行うため特に必要と認めるときは、中央薬事審議会の意見を聴いて調査期間を一定の範囲内において延長することができる。
  d 再評価の結果、承認の拒否事由に該当すると判断された医薬品は、その承認が取り消されることがある。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 正 正 誤 誤
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正
 
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問111.医薬品の表示に関する次の記述のうち、薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、正しいものはどれか。
  1 医薬品の直接の容器又は直接の被包には、用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意が記載されていなければならない。
  2 医薬品の直接の容器又は直接の被包には、例外なく、使用の期限を記載しなければならない。
  3 日本薬局方に収められている医薬品の直接の容器又は直接の被包には、原則として、「日局」の文字が記載されていなければならない。
  4 日本薬局方に収められていない医薬品の直接の容器又は直接の被包には、原則として、有効成分の名称及びその分量が記載されていなければならない。
  5 輸入医薬品の添付文書に記載しなければならない事項は、邦文でなくてもよい。
 
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問112.医薬品の製造にかかる承認又は許可制度に関する次の記述について、薬事法の規定に照らし、正しいものの組合せはどれか。
  a 既承認の医薬品と有効成分が同一の医薬品であっても、再審査の対象となるものがある。
  b 医薬品の製造業者は、自らが薬剤師である場合においても、製造を実施に管理させるために製造所に他の薬剤師を置かなければならない。
  c 新医薬品の製造承認を受けている者は、その新医薬品について再審査を受けた後3年以内に、厚生大臣の再評価を受けなければならない。
  d 厚生大臣は、承認申請された医薬品が医療上特にその必要性が高いと認められる場合には、他の医薬品に優先して当該医薬品の審査を行うことができる。
 
  1(a、b)     2(a、c)     3(a、d)
  4(b、c)     5(b、d)      6(c、d)
 
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問113.薬局に関する次の記述の正誤について、薬事法の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 薬局は、その所在地の保健所長の許可を受けなければ、開設してはならない。
  b 薬局において薬局医薬品製造業を営む場合は、薬局開設者が、その薬局における医薬品の製造を管理する者でなければならない。
  c 薬局がその開設の許可を受けた後、その構造設備が基準に適合しなくなった場合、直ちに、その許可が取り消される。
  d 薬局には、最低2人の薬剤師を置かなければ、薬局開設の許可は与えられない。
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 誤 誤 誤
 
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問114.製薬会社甲の製造したAを、医師乙が処方し、薬剤師丙がそれを調剤したところ、患者に重篤な副作用事故が発生した。
   医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構による救済給付の対象となる場合として、次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a Aは欠陥医薬品であったが、乙と丙に過失がなかった場合。
  b Aに欠陥がなく、乙に過失がなかったが、丙に過失があった場合。
  c Aが厚生大臣の指定する抗がん剤であった場合。
  d Aが治験薬であった場合。
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 誤 正 誤
  5 誤 誤 誤 誤
 
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問115.次の記述の正誤について、「麻薬及び向精神薬取締法」及び「覚せい剤取締法」の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 麻薬処方せんには、医師法に基づく記載事項のほかに、患者の住所及び麻薬施用者の免許証の番号も記載されていなければならない。            
  b 麻薬と覚せい剤は、区別せずに同一の場所に、かぎをかけて保管することができる。              
  c 向精神薬小売業者とは、都道府県知事の免許を受けて向精神薬を販売又は授与することを業とする者をいう。
  d 向精神薬営業者(向精神薬小売業者を除く。)は、法令で定める場合を除き、その容器及び容器の直接の被包に、「○」の記号が記載されていない向精神薬を譲り渡してはならない。
  e 薬局開設者は、覚せい剤原料については、処方せんによって調剤されたものでなければ患者に譲り渡してはならない。
 
    a b c d e
  1 正 正 正 正 正
  2 正 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 正 正
  4 正 誤 正 誤 正
  5 正 正 誤 正 誤
 
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問116.次の記述のうち、「麻薬及び向精神薬取締法」及び「覚せい剤取締法」の規定
に照らし、正しいものの組合せはどれか。
  a 家庭麻薬は、都道府県知事の免許を受けた者でなければ販売することはできない。
  b 本邦から出国する者は、厚生大臣の許可を受けて自己の疾病の治療の目的で麻薬を携帯して輸出することができる。
  c 覚せい剤研究者は、研究のために覚せい剤を製造するときは、その都度厚生大臣の許可を受ける必要がある。            
  d 何人も、覚せい剤原料を輸入し、又は輸出することはできない。
 
  1(a、b)     2(a、c)     3(a、d)
  4(b、c)     5(b、d)      6(c、d)
 
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問117.次の記述の正誤について、毒物及び劇物取締法の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 毒物劇物営業者は、政令で定める爆発性のある劇物を常時取引関係のある者に対し販売する場合、氏名及び住所を確認するための資料の提示を受ける必要はない。
  b 毒物又は劇物の運搬について、保健衛生上の危害を防止するため必要があるときは、政令で技術上の基準を定めることができる。
  c トルエンを含有するシンナーは、みだりに摂取し、若しくは吸入し又はこれらの目的で所持してはならない。
  d 毒物劇物営業者は、一般消費者の生活の用に供されると認められる毒物又は劇物については、その成分の含量又は容器等についての基準が定められた場合は、その基準に適合するものでなければ販売し又は授与してはならない。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 正 正 正 正
 
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問118.次の記述のうち、毒物及び劇物取締法の規定に照らし、正しいものはどれか。
  1 薬局開設者は、毒物又は劇物の販売業の登録を受けていなくても、毒物又は劇物を販売することができる。
  2 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を直接に取り扱う製造所、営業所又は店舗ごとに、原則として、専任の毒物劇物取扱責任者を置かなければならない。
  3 毒物又は劇物の販売業の登録には、一般販売業の登録、農業用品目販売業の登録、家庭用品目販売業の登録及び特定品目販売業の登録の4種類がある。
  4 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を交付する場合には、交付の相手方が14歳未満の者でないことを確認しなければならない。
  5 毒物劇物営業者は、劇物の容器及び被包に、「医薬用外」及び「劇物」の文字の表示があれば、その劇物を貯蔵する場所に、これらの文字を表示しなくてもよい。
 
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問119.次の記述の正誤について、健康保険法及び関係法令の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 医療保険における患者の一部負担金額は、各保険制度によっても、また、入院又は入院外によっても異なる。
  b 保険医療機関が投薬に際して処方せん料を算定した場合は、処方料は算定できない。
  c 保険薬局における調剤報酬は、すべて社会保険診療報酬支払基金を通じて保険者に請求する。
  d 健康保険法による保険薬局の指定を受けていれば、国民健康保険法の被保険者が持参する処方せんについても調剤応需することができる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 正 正 正
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 正
 
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問120.次の記述の正誤について、「健康保険法」及び「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」等の規定に照らし、正しい組合せはどれか。
  a 病院又は診療所の調剤所において調剤に従事する薬剤師は、保険薬剤師の登録を受ける必要はない。
  b 薬局開設者が保険薬剤師の登録を受けていれば、当該薬局に勤務する他の薬剤師は届出により保険調剤を行うことができる。
  c 保険薬剤師の登録は、本籍地の都道府県知事が行う。
  d 保険薬局が担当する療養の給付は、「薬剤又は治療材料の支給並びに居宅における薬学的管理及び指導」とされている。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 正 正 正 誤
  5 誤 誤 誤 正
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84th Licence Examination

第84回薬剤師国家試験抜粋(平成11年3月)

       医療薬学 I(問121〜問180)


問121.受容体を介した平滑筋の収縮反応に関して、薬物A-Dによる収縮の用量作用曲線(図1)と、それらの薬物の受容体への結合曲線(図2)を示した。これに関する以下の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 なお、これらの薬物は当該受容体以外には作用せず、また、受容体への結合は可逆的で速やかに起こるものとする。

 
  a 薬物Aは平滑筋の最大反応を起こし、その内活性(intrinsic activity)は1である。
  b 薬物Bは薬物Aの約1/10の活性を示し、内活性は約0.1である。
  c 薬物Cの内活性は約0.5である。
  d 100μMの薬物Bによる収縮は、30μMの薬物Cを添加しても変化しない。
  e 100μMの薬物Bによる収縮は、同濃度の薬物Dを添加しても変化しない。
 
    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 正 誤
  3 誤 正 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 誤 正 正
 
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問122.コリン作動薬及び抗コリン薬についての次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a カルバコールは副腎髄質からエピネフリンを遊離させる。
  b サリチル酸フィゾスチグミンは3級アミンであり、選択的に中枢性アセチルコリン神経系を活性化する。
  c 塩酸ピレンゼピンはM2受容体遮断薬であり、心機能亢進(高進)が少ない。
  d メチル酸ネオスチグミンは手術後の腸管麻痺や膀胱麻痺に用いられる。
  e 塩酸ピロカルピンは点眼により眼圧を上昇させる。
 
  1(a、b) 2 (a、d) 3 (b、c) 4 (c、e) 5 (d、e)
 
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問123.麻酔犬の静脈内に少量のノルエピネフリンを投与すると心拍数が減少した。この反応に関与していると思われる因子について、正しいものの組合せはどれか。
 
  a 末梢血管抵抗低下
  b β2受容体刺激
  c 洞房結節直接作用
  d 迷走神経の緊張亢進(高進)
  e 末梢血管抵抗上昇
 
  1(a、b) 2 (a、d) 3 (b、c) 4 (c、e) 5 (d、e)
 
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問124.人工呼吸を施した麻酔ラットの坐骨神経-下髄三頭筋標本を用いて、以下の実験を行った。右足大腿部の坐骨神経を結紮し、下腿三頭筋寄りにあたる末梢側に電極をおき、神経を電気刺激した。同様に対側の左足では、下脇三頭筋を直接電気刺激した。
 図中のAとBでそれぞれ別の薬物を静脈内適用したところ、右足においては図に示すような骨格筋の収縮反応が得られた。これらは適量のネオスチグミンの静脈内投与により、図のように影響を受けた。なお左足の骨格筋収縮反応は、これら薬物処置によって大きな影響をうけなかった。ここで投与した薬物A及びBの正しい組合せは次のどれか。

 
     A              B
  1 スキサメトニウム      ツボクラリン
  2 スキサメトニウム      ダントロレン
  3 ツボクラリン        スキサメトニウム
  4 ツボクラリン        ダントロレン
  5 ダントロレン        スキサメトニウム
  6 ダントロレン        ツボクラリン
 
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問125.ペンゾジアゼピン系医薬品の次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 皮質脳波のα波を減少させて、ノンレム(徐波)睡眠時間を延長して総睡眠時間の増加をもたらす。
  b ペンゾジアゼピンによって活性化されるGABA受容体には、イオンチャネル内蔵型であるGABAB受容体がある。
  c 適量による強い鎮静や呼吸抑制の処置に用いられるフルマゼニルは、GABAA受容体ペンゾジアゼピン結合部位での特異的な競合的拮抗薬である。
  d 短期間の治療量服用でも筋弛緩作用や抗不安作用に耐性が発現する。
  e 臨床で期待される作用は、大脳皮質、辺縁系、あるいは脳幹部のGABAA受容体を介する鎮静、催眠や抗不安作用などである。
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤
  2 誤 誤 正 誤 正
  3 正 正 誤 正 正
  4 誤 誤 正 正 誤
  5 正 誤 正 誤 正
 
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問126.運動機能障害に適用される薬物の作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a γ−運動神経系抑制を示すバクロフェンは、脊髄のGABAA受容体作動薬で、単及び多シナプス反射を抑制する。
  b フェニトインは、大脳皮質運動領に作用して複雑部分発作(精神運動発作)の発現を抑制する。
  c ドロキシドパは、すくみ足を伴うパーキンソン症候群患者において、青斑核−視床下部系のノルエピネフリン作動性神経機能改善を目的に投与される。
  d ジアゼパムは破傷風毒素によるストリキニーネ様痙れんを抑制する。
  e ダントロレンナトリウムは骨格筋の筋小胞体からのCa2+放出を抑制する。全身麻酔時に見られる悪性高熱症の筋硬直に適用される。
 
    a b c d e
  1 誤 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤 正
  3 誤 正 誤 誤 正
  4 誤 正 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正 誤
 
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問127.次の薬物 -- 適応 -- 薬理作用又は副作用の対応のうち、正しいものの組合わせはどれか。

  

薬 物

適 応

薬理作用又は副作用

a

マレイン酸エナラプリル

----

本態性高血圧症

----

アンギオテンシンI生成阻害作用

b

アルプロスタジル(PGEl)

----

末梢循環障害

----

流産を招く

c

塩酸グラニセトロン

----

抗悪性腫瘍薬による嘔吐

----

5-HT2受容体拮抗作用

d

オザグレルナトリウム

----

クモ膜下出血後の脳血管れん縮

----

出血を起こしやすい

e

テルフェナジン

----

アレルギー性鼻炎

----

代謝物が主薬理作用を示す

   1 (a、b、c)   2 (a、b、d)   3(a、c、e)
   4 (b、d、e)   5 (c、d、e)
 
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問128.抗ぜん息薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a フマル酸ケトチフェンは、肥満細胞などにおけるケミカルメディエーター遊離阻害作用と抗ヒスタミン作用を有する薬物であるが、眠気を起こす作用はない。
  b 塩酸オザグレルは、トロンボキサン受容体遮断作用を有し、気道過敏性を改善する。
  c 塩酸プロカテロールは、副作用として手指の振戦を起こすことがある。
  d プロピオン酸べクロメタゾンは、気管支ぜん息には吸入で使用される。マクロファージなどで転写因子の活性を調節し、サイトカイン遺伝子の発現を抑制する。
  e プランルカスト水和物は、ロイコトリエン受容体拮抗作用を有し、即時型及び遅発型ぜん息発作を抑制する。
 
  1 (a、b、c)    2 (a、b、e)   3(a、d、e)
  4 (b、c、d)    5 (c、d、e)
 
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問129.強心配糖体に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 強心配糖体は安全域が広く、治療量の約100倍で中毒症状が現れる。
  b 低カリウム血症では強心配糖体の作用が増強され、中毒が生じやすい。
  c 強心配糖体の中毒症状として不整脈が現れ、重篤な症状になることがある。
  d 強心配糖体を適用すると心電図上では、ST波やT波の変化が現れる。
 
    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 正 正 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 正 正
  5 正 誤 誤 誤
 
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問130.次の薬物と作用機序及び血圧の変動との関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
 
      薬  物       作用機序        血 圧
  a アテノロール ---------- α1受容体刺激 ---------- 上 昇
  b 硫酸グアネチジン ------- 交感神経節遮断 -------- 上 昇
  c メチルドパ ------------ 中枢性交感神経抑制 ----- 下 降
  d 塩酸クロニジン -------- α1受容体刺激 ---------- 下 降
  e 塩酸フェニレフリン -----α1受容体刺激 ---------- 上 昇
 
    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 正
  2 誤 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 正 誤
  4 正 正 誤 誤 誤
  5 誤 誤 誤 正 正
 
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問131.アドレナリン受容体作動薬及び遮断薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a ピンドロールは、α1受容体を遮断することにより本態性高血圧患者の血圧を下げる。
  b プラゾシンは、α2受容体を刺激することにより末梢血管を拡張させて血圧を下げる。
  c ナファゾリンは、β1受容体を遮断することにより皮膚や粘膜の血管を収縮させる。
  d ドブタミンは、β1受容体を刺激することにより心不全患者の心機能を改善する。
  e サルブタモールは、β2受容体を刺激することにより気管支、子宮や血管平滑筋を弛緩させる。
 
  1(a、b) 2 (a、e) 3 (b、c) 4 (c、d) 5 (d、e)
 
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問132.下記の高血圧を示す疾患とその治療における第一選択薬として考慮される薬物について、正しいものの組合せはどれか。
      疾 患             第一選択薬
  a 原発性アルドステロン症 ------------ スピロノラクトン
  b 褐色細胞腫 ---------------------- 塩酸ブナゾシン
  c 高尿酸血症を伴う高血圧 ------------ ヒドロクロロチアジド
  d 徐脈を伴う老人の高血圧 ------------ 塩酸プロプラノロール
  e 本態性高血圧 -------------------- 塩酸ドパミン
 
  1(a、b) 2 (a、d) 3 (b、c) 4 (c、e) 5 (d、e)
 
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問133.次の心臓作用薬の作用機序について、正しいものの組合せはどれか。
  a ニコランジルはKチャネルを開口させ活動電位を短縮させる。
  b ニトログリセリンを抗狭心症薬として用いるのは、心筋の酸素消費を直接抑制するためである。
  c 器質性狭心症では、α遮断薬を用いて心筋の酸素消費を上昇させることがきわめて重要である。
  d β受容体遮断薬は心筋の酸素消費を減少させるので、労作狭心症の治療に用いられる。
  e カルシウム拮抗薬は、心筋細胞の活動電位のプラトー相を延長させることにより、心収縮を抑制する。
 
  1(a、b)  2(a、d)  3(b、e)  4(c、d)  5(c、e)
 
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問134.次の利尿薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a フロセミドは、高張尿を排泄させる。
  b スピロノラクトンは、低カリウム血症を起こしやすい。
  c トリクロルメチアジドは、糖尿病の悪化や高尿酸血症を起こさない。
  d マンニトールは、浸透圧性利尿薬で脳圧降下を目的に用いられる。
  e エタクリン酸は、へンレ係蹄上行脚でのNa、Cl-の再吸収を抑制する。
 
  1(a、b)  2(a、e)  3(b、c)  4(c、d)  5(d、e)
 
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問135.代表的な鎮咳薬の構造を下記に示す。a〜eの記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  a Aはあへんアルカロイドの一つで、鎮咳作用はあるが鎮痛作用はない。
  b B(d体)は延髄の咳嗽中枢を抑制して、鎮咳作用を発現し、また薬物依存性も有する。
  c CはBに比べると、呼吸抑制作用が強い。
  d BはAに比べると鎮咳活性は弱い。
  e Cは気管支ぜん息発作中の患者には禁忌である。
 
  1(a、b、d)   2(a、c、d)   3(a、c、e)
  4(b、c、e)   5(b、d、e)
 
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問136.消化管運動に作用する薬物に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a ドパミンD2受容体遮断薬スルピリドは、胃の運動を抑制する。
  b アドレナリン作動性神経遮断薬レセルピンは、消化管運動を抑制する。
  c 抗コリン作動薬臭化ブチルスコポラミンは、消化管運動を亢進(高進)する。
  d コリンエステラーゼ阻害薬臭化ネオスチグミンは、消化管運動を亢進(高進)する。
  e シサプリドはセロトニン5HT4受容体に作用しアセチルコリン遊離を促し、消化管運動を亢進(高進)させる。
 
  1(a、b)  2(a、e)  3(b、c)  4(c、d)  5(d、e)
 
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問137.内分泌機能に影響する薬物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 酢酸ブセレリンを単回投与すると脳下垂体からLHやFSHの遊離が促進される。
  b 酢酸ブセレリンの頻回投与は脳下垂体からLHやFSHの遊離を抑制する。
  c LHは卵巣のエストロゲン分泌を抑制し、黄体のプロゲステロン産生を促進する。
  d LHは精巣のLeydig細胞に作用し、テストステロン合成を促進する。
  e FSHは女性では卵胞の発育を促進し、男性では精巣の精子形成を抑制する。
 
    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 誤 正 正
 
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問138.貧血治療に用いられる薬物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a エリスロポエチンは血中の酸素分庄が低下すると心房から分泌される。
  b エリスロポエチンは顆粒球系幹細胞に作用し、赤血球への分化・増殖を促進する。
  c エポエチンアルファとエポエチンベータは、ポリペプチド鎖のアミノ酸配列が同じである。
  d 免疫性溶血性貧血では副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制薬が用いられる。
 
    a b c d
  1 誤 正 誤 誤
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 正 正 正
  4 正 誤 正 誤
  5 誤 誤 正 正
 
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問139.次の血液凝固・線溶系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a へパリンナトリウムは、トロンビン活性を抑制するので、試験管内でも血液凝固阻止作用を示す。
  b ワルファリンカリウムは、肝においてへパリンと拮抗し、血液凝固阻止作用を増強する。
  c プロスタサイクリン(PGI2)は、血液凝固を促進する。
  d トラネキサム酸は、線溶系の機能亢進(高進)が関与する出血傾向の治療に用いられる。
  e フィトナジオン(ビタミンKl)は、へパリンの過剰投与による出血傾向の処置に用いられる。
 
  1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、e) 5(d、e)
 
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問140.眼に対する薬物の作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 硫酸アトロピンは、瞳孔散大筋の収縮を抑制する。
  b 塩酸ピロカルピンは、毛様体筋の収縮を抑制する。
  c 塩酸フェニレフリンは、瞳孔散大筋の収縮を促進する。
  d トロピカミドは、毛様体筋の収縮を抑制する。
  e 臭化ジスチグミンは、眼圧を上昇させる。
 
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
 
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問141.甲状腺ホルモン及び抗甲状腺薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合  せはどれか。
  a 甲状腺ホルモンは、ヨウ素化されたチロシン残基のカップリングにより生成される。
  b 甲状腺ホルモンは、チログロブリンと結合した形で甲状腺のろ胞中に貯蔵される。
  c 甲状腺ホルモンは、主に遊離型として血液中を循環し、血漿たん白質との結合は少ない。
  d 甲状腺ホルモンは、組織の酸素消費を高めて基礎代謝率を高める。
  e プロピルチオウラシルは、甲状腺のカタラーゼを阻害しチログロブリンのヨウ素化を阻害する。
 
    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 誤 正 正
 
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問142.ビタミンDに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 紫外線照射により、エルゴカルシフェロールはコレカルシフェロールに変換される。
  b ビタミンD3は肝臓で水酸化されてカルシトリオールになる。
  c ビタミンD3はCa2+の消化管吸収促進作用及び腎尿細管におけるCa2+の再吸収促進作用を有する。
  d 上皮小体ホルモンは腎臓に作用し、カルシトリオール合成の律速酵素1α−ヒドロキシラーゼを誘導する。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 正 誤 正
 
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問143.炎症及び抗炎症薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 炎症部位では、誘導型シクロオキシゲナーゼ(COX−2)が遺伝子の転写促進により発現する。
  b アスピリンによって胃粘膜障害が起きる一因として、アスピリンによる胃の構成型シクロオキシゲナーゼ(COX−1)の阻害がある。
  c ジクロフェナクナトリウムは、インドメタシンに比べて胃粘膜障害作用は弱い。
  d インドメタシンは、現在では内服薬よりも外用剤として使用されることが多い。
  e ロキソプロフェンナトリウムは、胃粘膜障害作用が弱いので、消化性潰瘍患者にも使用される。
 
    a b c d e
  1 正 正 正 正 誤
  2 誤 正 正 誤 正
  3 誤 誤 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 正 正
 
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問144.セフェム系及びオキサセフェム系抗生物質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。            
  a 第二世代及び第三世代セフェム系抗生物質のグラム陽性菌に対する抗菌力は、一般に第一世代セフェム系抗生物質に優る。
  b 一般に、第一世代より第二世代が、第二世代より第三世代のセフェム系抗生物質の方が、グラム陰性桿菌に対する抗菌力が低下している。
 c ラタモキセフナトリウムは注射剤として使用し、β-ラクタマーゼに対して極めて安定である。
  d ペニシリン結合たん白質(PBP)に強い結合親和力を有し、細胞壁合成阻害を示す。
 
  1(a、b)  2(a、c)  3(b、c)  4(b、d)  5(c、d)
 
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問145.抗真菌薬、抗原虫薬及び駆虫薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ナイスタチンはポリエン系の抗真菌薬で、カンジダなどに対して静菌・殺菌作用がある。
  b トリコマイシンは、トリコモナス原虫には有効であるが、カンジダには無効である。
  c 塩酸キニーネは、抗マラリア作用の他に解熱作用もある。
  d サントニンは駆虫薬として使用される。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正
 
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問146.次の抗腫瘍薬の作用機構に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a シクロホスファミドは、核酸塩基のアルキル化によって腫瘍細胞の増殖を抑制する。
  b テガフールはフルオロウラシルのプロドラッグであり、体内酵素で分解されて腫瘍細胞のチミジル酸合成酵素を阻害することにより核酸合成を抑制する。
  c 塩酸ブレオマイシンは扁平上皮がんに適用され、腫瘍細胞のDNA鎖の切断を引き起こす。
  d アントラサイクリン系の塩酸ダウノルビシンは、悪性リンパ腫細胞のDNAやRNAと架橋を形成して、細胞周期のM期の進行を抑制する。
  e 塩酸イリノテカンは、トポイソメラーゼ Iを阻害して、卵巣がん細胞のDNA合成を抑制するS期に特異的な治療薬である。
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 正 誤 誤 正 正
  4 誤 正 正 正 誤
  5 正 正 正 誤 正
 
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問147.次の免疫系調節薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 臓器移植に適用されるシクロスポリンは、ヘルパーT細胞のIL-2産生を抑制することにより免疫機能を抑制する。
  b 膠原病に用いられるメトトレキサートは、S期に作用してリンパ球の増殖抑制とT細胞機能抑制を示す体液性免疫の抑制薬である。
  c ペニシラミンは慢性関節リウマチに適用され、リウマチ因子や免疫複合体分子内のS−S結合を開裂させる。
  d プレドニゾロンの免疫系における作用は、T細胞依存性の免疫反応を亢進(高進)させる。
  e シクロホスファミドは体内で活性化され、Bリンパ球の増殖を抑制して体液性免疫を抑制する。
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 正 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 誤 正 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤 誤
  5 誤 正 誤 正 正
 
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問148.次の診断に用いられる薬物と検査項目の対応について、正しいものの組合せはどれか。
 
      薬 物               項 目
  a パラアミノ馬尿酸ナトリウム ----------- 肝機能
  b 塩化エドロホニウム ------------------ 重症筋無力症
  c インドシアニングリーン --------------- 膵機能
  d グルカゴン ------------------------- 腎血漿(血)流量
  e フェノールスルホンフタレイン --------- 腎機能
 
  1(a、c)  2(a、e)  3(b、d)  4(b、e)  5(c、d)
 
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問149.次の薬物と副作用の対応の正誤について、正しい組合せはどれか。
 
     薬 物          副作用
  a シンバスタチン ----------- 横絞筋融解症
  b 小柴胡湯 -----------------間質性肺炎
  c 塩酸イミプラミン --------- 悪性症候群
  d アンピシリン ------------- ショック
 
    a b c d
  1 正 誤 誤 正
  2 誤 正 正 誤
  3 誤 正 正 正
  4 正 誤 正 正
  5 正 正 誤 正
  6 正 正 正 誤
  7 正 正 正 正
 
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問150.次の薬物の適応症及び副作用について、正しいものの組合せはどれか。
      薬 物        適応症      副作用
  a 塩酸ドキソルビシン ------ 皮膚がん -------- 肺線維症
  b シスプラチン ----------- 膀胱がん -------- 腎障害
  c 塩酸ブレオマイシン ------ 子宮がん -------- 心筋障害
  d 酢酸リュープロレリン ---- 胃がん ---------- 間質性肺炎
  e 塩酸イリノテカン -------- 肺がん --------- 下 痢
 
  1(a、b)  2(a、d)  3(b、e)  4(c、d)  5(d、e)
 
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問151.薬物の腸管吸収の律速過程には、薬物の腸管粘膜表面までの拡散過程と粘膜の透過過程を考える必要がある。図は脂溶性の異なるいくつかの薬物の経口投与後の吸収率とn - オクタノール/水(pH 7)分配係数(D)の関係を示したものである。なお、図中の薬物はいずれも、肝臓及び消化管での代謝は無視できるものとする。以下の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 
  a 図中の曲線で表されるA群の薬物(●で示されている)の吸収の律速過程は、log Dの値によらず、膜透過過程のみで説明できる。
  b A群の薬物において、log Dが0以下では、膜透過過程が吸収の律速過程となる。
  c A群の薬物において、log Dが1以上では、輸送担体が飽和するために、吸収率が 頭打ちとなる。
  d A群の曲線から下側に外れるB群の薬物(○で示されている)に、シクロスポリンあるいは塩酸べラパミルを同時に経口投与すると、これらの薬物の吸収率が曲線に近づくことから、これらの薬物の吸収率には、腸管腔内へ排出する担体輸送が影響している。

 
    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正
 
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問152.非経口投与時における薬物の体内動態の特徴に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 顆粒球コロニー形成刺激因子(G−CSF)のような高分子医薬品の皮下注射では、静脈注射と同一の血中濃度時間曲線が得られる。
  b 直腸下部から吸収された薬物は、肝初回通過効果を回避できる。
  c 脂溶性薬物の皮膚透過係数は、基剤 - 角質層間の分配係数に依存して変化する。
  d 肺からの薬物吸収は速やかであり、肝初回通過効果を回避できる。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 誤 正 誤 誤
  3 誤 誤 正 誤
  4 正 正 誤 正
  5 正 誤 正 正
 
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問153.単純拡散により生体膜を透過する薬物に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 血液脳関門は脂質膜としての挙動を示すため、血液中で非イオン形で、しかも脂溶性が高い薬物ほど脳へ移行しやすい。
  b 非イオン形分子の脂溶性が同じ程度であれば、酸性薬物ではpKaが小さいほど、また塩基性薬物ではpKaが大きいほど、それぞれ小腸から吸収されやすい。
  c 濃度勾配に従って透過するので、その透過はミハエリス-メンテンの式により表すことができる。
  d 尿細管での受動的再吸収はpH分配仮説に従うので、尿がアルカリ性になれば、塩基性薬物の腎排泄速度は減少する。
 
  1 (a、b)      2 (a、c)       3 (a、d)
  4 (b、c)      5 (b、d)      6 (c、d)
 
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問154.薬物の分布容積(Vd)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a Vdの変動要因として薬物の血漿たん白結合、組織結合、組織容積及び血漿容積がある。
  b 一般に、脂溶性の高い薬物の組織移行性は低く、Vdは小さい。
  c チオペンタールは血漿たん白との結合が強く、ほとんど血漿中に分布し、そのVdは血漿容量にほぼ等しい。
 d アンチピリンは細胞膜の透過性が高く、細胞内を含めて全体液中に均等に分布し、そのVdは全体液量にほぼ等しい。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 正 誤 誤 正
 
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問155.次の図は薬物のたん白給合実験の結果をプロットしたものである。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。ただし、図中の r は結合形薬物濃度/たん白濃度の比を、Cfは非結合形薬物濃度を表す。
  a 図1は、Scatchardプロットと呼ばれる。
  b 図1から、この薬物のたん白に対する結合部位数は1.0である。
  c 図1から、この薬物のたん白に対する結合定数は10μM-1である。  
  d 他の薬物により、たん白給合の競合的な阻害があった時のプロットは図2の破線  のようになる。

    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 誤 正 正
  5 正 正 誤 誤
 
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問156.ある患者の臨床検査値及び薬物投与後の定常状態における血漿中薬物濃度などについて、次のデータが得られている。
 
     腎糸球体ろ過速度      GFR = 20 mL/min
     血漿中薬物濃度        P= 10μg/mL
     尿中薬物濃度         U = 200μg/mL
     毎分の尿量          V = 2.0 mL/min
     尿細管での薬物の再吸収率   R = 20%
     ただし、この薬物は血漿たん白質には結合しない。
 
 この薬物の尿細管における毎分の分泌量(μg/min)として正しいものはどれか。
 
  1 100     2 200     3 300     4 400     5 500
 
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問157.薬物の体内動態の変動に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a リドカインの全身クリアランスは、肝硬変により低下する。
  b テオフィリンの血中濃度は、シメチジン併用により上昇する。
  c ワルファリンの消失半減期は、フェノバルビタールの併用により延長する。
  d リチウムの全身クリアランスは、高齢者では若年者より小さい。
 
    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 誤 正 誤
  3 正 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤
  5 誤 誤 正 正
  6 誤 誤 正 誤
 
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問158.薬物A 200 mgを静脈内投与後、血中濃度を時間に対して片対数グラフ用紙にプロットしたところ、図1〜6の実線のようになった。薬物Aは肝代謝のみで消失する。薬物Bを点摘投与して定常状態に達した時に、薬物Aを200 mg静脈内投与すると、薬物Aの肝代謝固有クリアランスが50%阻害された。この時の薬物Aの血中濃度時間曲線を破線で示した。薬物Aの血中濃度時間曲線として正しいものを図1〜6の中から選べ。ただし、薬物Bの併用によって薬物Aの血漿たん白結合率は変化しないものとする。

 
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問159.次の図は、1-コンパートメントモデルに従う分布容積の等しい薬物 A、Bについて、静脈内投与後の尿中排泄速度の対数値を、投与後の時間に対してプロットしたものである。次の記述のうち正しいものはどれか。

 
  1 全身クリアランスは A>Bである。
  2 腎クリアランスは B>Aである。
  3 尿中排泄速度定数は A>Bである。
  4 代謝速度定数は A>Bである。
  5 吸収速度定数は B>Aである。
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問160.薬物A 50 mgを健常人に静脈内投与したとき、その血中濃度時間曲線下面積(AUC)は 200μg・min/mLであり、未変化体の尿中排泄率は投与量の20 %、残りはすべて肝で代謝される。この薬物50 mgを経口投与した後に、消化管粘膜透過率を100 %としたとき、得られるAUC(μg・min/mL)に最も近い値は次のどれか。ただし、肝血流速度は1.5 L/minとする。また、この薬物の経口投与後の吸収速度は、血中消失速度に比較して、十分に速く、肝臓への分布は瞬時の平衡が成立すると仮定する。
 
  1 25     2 40     3 110     4 170     5 200
 
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問161.医薬品の吸収と初回通過効果に関する次の記述のうち、正しい組合せはどれか。
  a セファロスポリン系抗生物質のセファレキシンは、小腸粘膜の透過性が高いために、経口投与ではバイオアベイラビリティが高い。
  b 潰瘍性大腸炎治療薬のサラゾスルファピリジンは、大部分が未変化体として小腸で吸収され、薬効を発現する。
  c β-受容体遮断薬の塩酸プロプラノロールは、肝初回通過効果が大きいために、経口投与ではバイオアベイラビリティが低い。
  d アンギオテンシン変換酵素阻害薬のカプトプリルは、小腸での代謝が大きいために、経口投与ではバイオアベイラビリティが低いので、注射剤として用いられる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 誤 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤
  4 正 正 誤 誤
  5 誤 正 誤 正
  6 誤 正 正 誤
 
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問162.ある患者(クレアチニンクリアランスが120 mL/min)は、薬物Aに対して腎排泄及び胆汁中排泄がそれぞれ50 %であり、薬物Bに対して腎排泄が90 %、胆汁中排泄が10 %であった。この患者の腎機能が低下してクレアチニンクリアランスが20 mL/minとなった時、薬物 AとBの半減期は、腎機能低下前と比較して、それぞれ何倍になるか、A、Bに関する正しい組合せを選べ。ただし、A、Bはすべて静脈内に投与し、血中からの消失は1-コンパートメントモデルに従い、分布容積は腎機能の低下に影響されないものとする。
 
    A   B
  1 1.4  4.0
  2 1.7  1.5
  3 2.0  3.0
  4 2.3  1.5
  5 1.4  2.0
  6 1.7  4.0
 
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問163.アミノグリコシド系抗生物質の血中濃度モニタリングに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 高齢者ではクレアチニンクリアランスが低下するため、血中消失半減期が延長する。
  b 点滴(静脈内定速注入)終了10分前の血中濃度が最高血中濃度の指標とされる。
  c 腎障害と聴器障害は、血中濃度に依存した副作用である。
  d 血中濃度測定用の試料としては、へパリンを含まない血清が用いられる。
 
    a b c d
  1 後 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 正 誤
  6 正 誤 正 正
 
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問164-165.喫煙歴10年の男性患者(年齢35歳)の気管支ぜん息治療のためテオフィリンを投与することになった。医師は、目標血中テオフィリン濃度を15μg/mLとし、100 mgのアミノフィリン普通錠(テオフィリンとして80 mg含有)4錠を負荷量として与えた。その後は、15μg/mLを平均血中濃度とし、最高血中濃度/最低血中濃度の比が2になるような維持量をアミノフィリン普通錠で処方した。患者のテオフィリン全身クリアランスを4.0 L/hrとし、次の問に答えよ。
 
問164.アミノフィリン普通錠による適切な維持量(mg/day)として最も近い値は次のどれか。
  1 900    2 1200   3 1500   4 1800   5 2100
 
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問165.適切な投与間隔(hr)として最も近い値は次のどれか。
  1 2     2 4     3 6     4 8     5 12
 
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問166.3つの異なる薬物X、Y、Zの水溶液中での分解反応は、いずれも1次反応式に従うものとする。25 ℃、同一の初期濃度(Co)条件を用いて、半減期を求めたところ、それぞれXで2時間、Yで4時間、Zで8時間であった。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 40 ℃、初期濃度がCoの条件のとき、得られる分解反応の半減期の比は、25 ℃の場合と同じである。
  b 25 ℃、初期濃度がCo/2の条件のとき、得られる分解反応の半減期の比は、25 ℃、初期濃度をCoとした場合と同じである。
  c 25 ℃、初期濃度がCoの条件のとき、8時間後のそれぞれの薬物の残存率比は[X]:[Y]:[Z]=1:4:8である。
 
    a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 誤
  3 誤 正 正
  4 正 誤 正
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正
 
<解答>へ・ <解説>へ 
問167.粒子径測定法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 沈降法では、粒子表面にある細孔まで含めた表面積を測定することができる。
  b 顕微鏡法、空気透過法いずれの方法によっても粒度分布は求められる。
  c ガス吸着法では、単分子層吸着量を求めるのにBET式が用いられる。
  d グリーン径は、一定方向の2平行線で粒子をはさみ、その間隔を粒子径としたものである。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 後
  2 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 正 誤 誤 正
  6 誤 正 誤 正
 
<解答>へ・ <解説>へ 
問168.粉体の流動性に関する次の記述の正誤について、
  a 造粒して、粒子径を増大させ、細粒や顆粒にすると流動性が増す。
  b 見かけの比容積が大きい粉体は流動性が優れている。
  c 粉体は吸湿により安息角が大きくなる。
  d オリフィスからの流出速度の大きな粉体では安息角は小さい。
  e 粉体の流動性はステアリン酸マグネシウムの添加量に比例して増大する。
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 後 正
  2 正 誤 正 正 誤
  3 誤 正 誤 誤 正
  4 誤 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 誤 誤
  6 正 誤 誤 正 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ
問169.薬物の吸湿度に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 相対湿度とは、実在する水蒸気圧の値を、その温度の飽和水蒸気圧の値で割った値を百分率で表したものである。
  b 温度が異なっていても相対湿度の値が同じであれば、実在する水蒸気圧は同じである。
  c 水に可溶な結晶性粉末は臨界相対湿度が定まっていて、それ以上の相対湿度では吸湿量が急激に大きくなる。
 d 互いに反応を起こさない水に可溶な2種の結晶性粉末を混合すると、臨界相対湿度は低下する。
 e 水に可溶な結晶性粉末と不溶な結晶性粉末とを混合しても、臨界相対湿度は低下しない。
 
    a b c d e
  1 正 正 正 正 後
  2 正 誤 正 誤 正
  3 正 正 誤 正 正
  4 正 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 正 誤
 
<解答>へ・ <解説>へ 
問170.固体医薬品の溶解は表面積が一定のとき、次の式に従って進むものとする。

     dC/dt :溶解速度   k : みかけの溶解速度定数
  
   S:固体医薬品の表面積   Cs:医薬品の溶解度   C:溶液の濃度
  溶液の初期濃度をCs/4とするとき、溶液の濃度がCs/2に達するまでの時間は次のどれか。

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問171.界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 界面活性剤とは、溶液の表面張力を大きくする物質である。
  b 塩化ベンザルコニウムは、陽イオン性界面活性剤である。
  c 油中に存在するミセルでは、疎水基が中央部に集まる。
  d 非イオン性界面活性剤の水への溶解度は、曇点以上の温度で減少する。
 
  1(a、b)     2(a、c)     3(a、d)
  4(b、c)     5(b、d)     6(c、d)
 
<解答>へ・ <解説>へ 
問172.製剤のレオロジー特性の測定に関する次の記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
  a ウべローデ粘度計は毛細管粘度計の1つであり、動粘度が求められる。    
  b 回転粘度計法は、ニュートン液体だけでなく非ニュートン液体に対しても適用できる。
  c ペネトロメーターは、軟膏剤の展延性を測定する装置である。
  d 粘弾性モデルには、マクスウェルモデルとフォークトモデルがあるが、前者はばねとダッシュポットの並列結合、後者は直列結合によって構成されている。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 誤
  3 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 正
  5 誤 誤 正 正
 
<解答>へ・ <解説>へ 
問173.薬物Aと薬物Bは、1:1の複合体ABを生成する。Aの濃度が2.0 Mの水溶液500 mL、Bの濃度が1.8 Mの水溶液500 mL、油1000 mLを一定温度で混合・振とうした。分配平衡に達した後のAの水層中、油層中の濃度はそれぞれ0.7 M、0.3 M、Bの水層中、油層中の濃度はそれぞれ0.6 M、0.3 Mであった。ABの油/水分配係数は1であり、A及びBの油に対する溶解度は無視できるとして、水溶液中における複合体の安定度定数(K)を次式により求めた。

  ただし、[A]、[B]、[AB]は、それぞれA、B及びABの濃度(M)である。 Kの値として最も近い数値(M−1)は次のどれか。
 
  1 1.8       2 2.5       3 4.0
  4 7.3       5 8.2       6 9.6
 
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問174.日本薬局方の製剤総則に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a エアゾール剤は、医薬品の溶液、懸濁液などを、同一容器又は別の容器に充てんした液化ガス又は圧縮ガスの圧力により、用時噴出して用いるように製したものである。
  b 散剤は、コーティング剤などで剤皮を施すことができない。
  c 製剤に加える添加剤は、その製剤の投与量において無害でなければならない。
  d 眼軟膏剤、坐剤、貼付剤、軟膏剤などで主薬の含量が一定であるかぎり、基剤の組成比を変更し、物理的性状を適当に調節するなどの製法の操作の細目を変更することができる。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 誤 誤 正 誤
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 正
  6 正 誤 正 正
  
<解答>へ・ <解説>へ 
問175.下図は製剤機械の模式図である。これらの製剤機械を用いた単位操作の目的として正しい組合せはどれか。

 
    A         B       C
  1 コーティング    粉 砕     混 合
  2 粉 砕     コーティング    混 合
  3 コーティング    混 合     粉 砕
  4 混 合     コーティング    粉 砕
  5 粉 砕       混 合     コーティング
  6 混 合       粉 砕     コーティング
 
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問176.錠剤の製造に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 顆粒圧縮法は直接粉末圧縮法に比較して、製造工程を短縮できる利点をもっている。
  b アスピリン錠は、一般に湿式顆粒圧縮法により製造される。
  c キャッピングの発生原因として、結合剤の不足があげられる。
  d 滑沢剤の添加量が多すぎると錠剤硬度が低下する。
 
  1 (a、b)     2 (a、c)     3 (a、d)
  4 (b、c)     5 (b、d)     6 (c、d)
 
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問177.製剤に用いられる日本薬局方収載のセルロース類に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 結晶セルロースはα−セルロースを鉱酸で部分的に解重合し、精製したものであり、水によく溶けるので錠剤の崩壊剤として用いられる。
  b 酢酸フタル酸セルロースは、無水フタル酸と部分アセチル化セルロースとの反応生成物であり、腸溶性コーティングに用いられる。
  c ヒドロキシプロピルセルロースはセルロースのヒドロキシプロピルエーテルであり、フィルムコーティング剤として用いられる。
  d メチルセルロースはセルロースのメチルエステルであり、粘稠化剤として用いられ、また、膨張性下剤としても用いられる。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 誤 正
  3 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 誤
 
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問178.滅菌法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 高圧蒸気滅菌法は、通常105 ℃、30分間の条件で行う。
  b ろ過滅菌法では、可溶性で熱に不安定な物質を含有する試液や液状の医薬品を、メンブランフィルターなどのろ過装置を用いてろ過する。
  c 放射線照射滅菌法で最もよく用いられる放射線源は14Cである。
  d 高周波滅菌法では薬液の温度を上げることなく滅菌できるので、熱に不安定な薬物溶液が対象となる。
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 正 誤 誤
 
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問179.DDS製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 酢酸ブセレリンの経鼻投与製剤は、薬物の全身循環血への吸収を目的として用いられる。
  b パルミチン酸デキサメタゾンを含有させたリピドマイクロスフィア製剤は、薬物の作用持続化を目的として用いられる。
  c ニトログリセリン貼付剤は、狭心症発作時の救急処置に用いられる。
  d 酢酸リュープロレリンを含有させた乳酸・グリコール酸共重合体を用いたマイクロカプセルの注射剤は、腫瘍部位への標的化を目的として用いられる。
 
    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 正 正 誤 正
  3 正 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 誤 正 正
  6 誤 正 正 誤
 
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問180.日本薬局方に収載されている一般試験法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 注射剤用ガラス容器試験法には、アルカリ溶出試験、着色容器の鉄溶出試験及び着色容器の遮光性試験が規定されている。
  b 粉末X繰回折法では、医薬品の結晶多形、溶媒和物などの同定はできるが、結晶か非結晶かの判定はできない。
  c 崩壊試験法は、トローチ剤には適用されない。
  d「注射用水」はエンドトキシン試験を行う必要はない。
 
  1(a、b)     2(a、c)     3(a、d)
  4(b、c)     5(b、d)     6(c、d)
 
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84th Licence Examination

第84回薬剤師国家試験抜粋(平成11年3月)

       医療薬学 II(問181〜問240)


問181.下図は急性膵炎における代表的な血液生化学検査値の相対的な変化を示したものである。A、Bに関する正しい組合せはどれか。


     A        B
  1 フィブリノゲン  アミラーゼ、リパーゼ
  2 リパーゼ     アミラーゼ,フィブリノゲン
  3 アミラーゼ    フィブリノゲン,リパーゼ
  4 エラスターゼ   アミラーゼ、リパーゼ
  5 アミラーゼ    エラスターゼ、リパーゼ
  6 リパーゼ     アミラーゼ、エラスターゼ
 
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問182.老年期に見られる内分泌機能の変化に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a レニン分泌の低下
  b インスリン感受性の低下
  c 血中カテコールアミン分泌の低下
  d チロキシンの分泌の低下
  e コルチゾール分泌の増加
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤
  2 誤 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 誤 誤
  4 正 誤 正 誤 正
  5 誤 正 正 正 正
  6 誤 正 正 正 誤
 
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問183.次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a プロラクチンはペプチドホルモンの一種である。
  b プロラクチン分泌はエストロゲンにより抑制される。
  c 授乳によりプロラクチンの分泌は増加する。
  d オキシトシシは射乳、子宮収縮作用をもつ。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 正 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 正 誤 正 正
  5 誤 正 誤 正
 
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問184.神経変性疾患に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a アルツハイマー病患者の脳所見の特徴は黒質−線条体系ドパミンニューロンの脱落である。
  b MPTP(1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridine)を霊長類に投与すると、パーキンソン病によく似た症状を起こすため、パーキンソン病の動物モデルの作成に使用される。
  c 塩酸トリへキシフェニジルは、脳内でドパミン作用を発揮するため、バーキンソン病の治療に用いられる。
  d カルビドパの配合によりレボドパによる消化器系の副作用を軽減できる。
  e パーキンソン病患者の脳の特徴は、脳の著しい委縮と正常老人脳に比べ老人斑と神経原線維変化が多く認められることである。
 
    a b c d e
  1 誤 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 正 誤
  3 正 誤 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 正 誤
 
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問185.次の骨疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 代謝性アシドーシスでは、アシドーシスにより骨からカリウムが緩衝物質として溶出し、骨病変の原因となる。
  b 骨粗しょう症は、骨量の減少によるもので、圧迫骨折による腰背痛など慢性疼痛と身長減少が主症状である。
  c 原発性副甲状腺機能亢進(高進)症では、高カルシウム血症を呈し、骨へのカルシウム沈着が増加する。
  d 骨軟化症は、活性型ビタミンDの欠乏に基づく骨基質の石灰化障害によるものである。
  e ビタミンD代謝異常のうち、慢性腎不全の場合には、活性型ビタミンDである1,25-(OH)2D3 の産生が亢進(高進)し、腸管のカルシウム吸収能が低下する。
 
  1(a、b)  2 (b、d)  3(a、e)  4 (c、d)  5 (c、e)
 
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問186.次の腎移植に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 提供者(ドナー)が兄弟姉妹の場合、拒絶反応が起こりにくく術後生着率がよいため、免疫抑制薬は必要としない。
  b 免疫抑制薬として、合成副賢皮質ホルモン、アザチオプリン、タクロリムスなどが使用される。
  c 糖尿病患者がドナーの場合は末梢血管障害が存在していることが多く、術後の腎の生着率が悪い。
  d シクロスポリンが免疫抑制薬として用いられるのは、ヘルパーT細胞からのインターロイキン-2(IL-2)の産生、遊離を抑制するからである。
  e 真菌感染症を併発したので、イトラコナゾールを追加服用したため、シクロスポリンの投与量を増量した。
 
  1(a、b、c)    2(a、b、d)   3(a、b、e)
  4(b、c、d)   5(b、c、e)   6(c、d、e)
 
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問187.免疫性溶血性貧血と骨髄抑制による再生不良性貧血の両貧血を惹起する可能性のある薬物について、正しいものの組合せはどれか。
 
  a インドメタシン  b スルファメトキサゾール・トリメトプリム
  c トルブタミド   d クロモグリク酸ナトリウム   e ジアゼパム
 
  1(a、b、c)  2(a、b、d)  3(a、b、e)  4(a、c、d)
  5(b、c、d)  6(b、c、e)  7(b、d、e)  8(c、d、e)
 
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問188.次の病態と治療に関する記述に最も適する疾患名はどれか。
 本疾患は60歳以上の高齢者に多発し、初期には膀胱刺激症状から夜間頻尿を訴えることが多い。進行すれば残尿感が増し、排尿回数が頻回になって睡眠障害を生じることもある。さらに放置すれば慢性尿閉状態に進行する。薬物治療としては抗アンドロゲン薬やα1受容体遮断薬が用いられる。
 
  1 尿道炎       2 尿路結石症     3 尿道狭窄症
  4 前立腺肥大症    5 前立腺炎      6 前立腺がん
 
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問189.次の気管支ぜん息に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a ぜん息の主症状は、粘液分泌の亢進(高進)による慢性的な気管支粘液栓の形成である。
  b アトピー体質の人は、環境アレルゲンに対してIgEを介した反応を起こしやすいため、ぜん息を発症する可能性がある。
  c ぜん息では、気道の炎症部位から放出されるケミカルメディエーターによって、粘膜の浮腫、気道筋の攣縮などによる気道の狭窄がおこる。
  d ヒスタミン、アセチルコリンの吸入によって、ぜん息様発作が誘発される。
  e 感染によるぜん息発作では、細菌よりもウイルス感染により重篤な発作が誘発される。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 誤 誤
  2 正 正 誤 誤 誤
  3 正 誤 正 誤 正
  4 正 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 正 正
 
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問190.次の症例と処方から考えられる最も適当な疾患名を下から選べ。
 [症 例]
 56歳女性。夕食後2時間位から上腹部に不快感を感じていたが、突然みぞおちから右脇腹にかけて激しい痛みが起こった。痛みは数時間で自然に消失したが、心配になり翌日受診し、次の薬を処方された。
 [処 方]
  ウルソデスオキシコール酸   600 mg  分3 毎食後
  ケノデオキシコール酸     300 mg  分3 毎食後
 
  1 虫垂炎    2 胆道炎     3 急性膵炎    4 A型肝炎
  5 胆石症    6 偽膜性大腸炎  7 潰瘍性大腸炎
 
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問191.貧血に関する以下の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 鉄は食品中に広く分布し、吸収も良いので小児や妊婦でも鉄欠乏による貧血の割合は少ない。
  b エリスロポエチンは、腎性貧血の治療に用いられる。
  c アスピリンは消化性潰瘍患者の出血性貧血を増悪する。
  d 再生不良性貧血の原因の一つに薬物の有害反応によるものがある。
  e たん白同化ステロイド剤は貧血を増悪する。
 
    a b c d e
  1 誤 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 正 正 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 誤 正
  5 誤 正 正 正 誤
 
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問192.次の眼疾患に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 涙は涙腺から分泌され、眼球表面で薄い液膜をつくり、微視的に不整な角膜表面をなめらかにする。
  b 眼房水の産生は、炭酸脱水酵素阻害薬アセタゾラミドの投与で低下する。
  c 白内障では、水晶体が白く混濁し、光の透過性障害を起こし、視力が低下するため、ピレノキシンで水晶体たん白質の変性を防ぐ。
 d 鼻涙管が閉塞すると、涙嚢に涙が貯留し眼圧が上昇して緑内障の原因となる。
 e 内眼角の下部皮膚面を指で押して、涙点から膿が逆流すると涙嚢炎の可能性があり、ゲンタマイシン、クロラムフェニコールの投与が治療に有効である。
 
    a b c d e
  1 正 誤 誤 正 正
  2 誤 正 誤 正 誤
  3 正 正 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 正 正 誤
  6 正 正 誤 誤 正
 
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問193.次の尿崩症に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 原発性のものと、脳腫瘍などに続発して起こる症候性のものがある。
  b 視床下部−下垂体後葉系の障害により、下垂体後葉からのバソプレシン分泌が低下すると発症する。
  c 尿崩症では、1日10 Lにも及ぶ多量の低張尿が排泄され、強い口渇感をきたす。
  d 薬物療法としては酢酸デスモプレシンの点鼻液が用いられる。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 誤 誤 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 正 正
  5 正 正 正 誤
 
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問194. 炎症の経過について[]に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 発赤、腫脹、熱感、疼痛を伴う炎症の経過は、炎症刺激直後に[ a ]と血管透過性亢進(高進)が起こる第 I 期に続き、第 II 期として[ b ]がみられ、その後[ c ]が起き、第 III 期で結合組織が修復される。
 
    a         b           c
  1 血管収縮      白血球の膠着      白血球の遊出
  2 血管出血      白血球の血管外遊出   血管新生
  3 血管拡張      白血球遊出・貧食    線維芽細胞の遊走
  4 血管拡張      白血球の膠着      血管新生
  5 血管出血      白血球遊走・貧食    線維芽細胞の遊走
     
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問195.腸管内細菌叢に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 抗菌薬起因性下痢の発症機序には、腸管内細菌叢の変化が要因の1つとなっている。
  b 腸管内細菌叢は、通常感染性を示さないが、宿主の免疫力が滅弱すると内因性感染症の原因菌になることがある。
  c 腸管内で嫌気性菌群が減少すると、病原菌が増殖しやすくなる。
  d 乳酸菌製剤の使用は、セフェム系抗生物質の作用を助長し、腸管内細菌の耐性化を防ぐ。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 正 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正
 
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問196.パーキンソン病治療薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a レボドパは、血液−脳関門を透過して直接ドパミン受容体に作用する。
  b 抗コリン薬の副作用である精神錯乱又は口渇が現れた場合はただちに投与を中止する。
  c ドパミン作動薬であるメシル酸プロモクリプチンは、少量投与で開始し、慎重に維持量まで増量する。
  d ドロキシドパはノルエピネフリン前駆体であり、すくみ現象の第一選択薬である。
  e ビタミンB6 製剤は、レボドパ単独投与時の効果を高める。
 
    a b c d e
  1 正 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 誤 正
  3 誤 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 誤 正
  5 誤 誤 正 正 誤
 
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問197.次の治療薬のうち、閉経後骨粗しょう症に有効なものの組合せはどれか。
  a イプリフラボン     b グルカゴン    c チロキシン
  d アルファカルシドール  e カルシウム製剤
 
  1 (a、b、c)    2 (a、b、e)   3 (a、d、e)
  4 (b、c、e)    5 (c、d、e)
 
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問198.次の抗アレルギー薬の中で、ヒスタミン遊離抑制作用を有するものの組合せはどれか。
  a マレイン酸クロルフェニラミン  b 塩酸アゼラスチン
  c クロモグリク酸ナトリウム    d セラトロダスト
  e トラニラスト
 
  1 (a、b、c)   2 (a、b、d)  3 (a、c、d)
  4 (b、c、e)   5 (c、d、e)
 
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問199.Vaughan Williams の分類による抗不整脈薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a Na+チャネル抑制作用を示すIa 群は、高度の洞房ブロック・房室ブロックのある患者には投与禁忌である。
  b すべてのIb 群は、Ic 群と同様に、上室性及び心室性不整脈に有効である。
  c β遮断薬である II 群は、I 群に比べて抗不整脈作用は弱いが、催不整脈作用は少ない。
  d Kチャネル抑制作用を持つ III 群は、高度の房室ブロックのある患者には投与禁忌である。
  e Ca2+チャネル抑制作用を持つ IV 群は、重症心不全、高度の房室ブロックを持つ患者に投与できる。
 
    a b c d e
  1 誤 誤 正 誤 正
  2 誤 正 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 正 誤
  5 正 誤 正 正 誤
 
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問200.トリアムテレンに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 利尿効果は、糸球体ろ過速度(GFR)の増大による。
  b 遠位尿細管におけるNa再吸収を抑制し、K排泄を抑制する。
  c 炭酸脱水酵素の阻害により、Naの尿細管再吸収を抑制する。
  d 心性浮腫の治療に用いられる。
  e 痛風の治療に用いられる。
 
  1(a、c)  2(a、e)  3(b、d)  4(b、e)  5(c、d)
 
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問201.重症気管支ぜん息発作の治療に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 点滴静注で補液を行う。
  b アミノフィリンを緩徐に静注する。
  c 酸素吸入を行う。
  d 塩酸モルヒネを投与する。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 誤 正 正 正
  3 正 誤 正 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 誤
 
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問202.次の処方は慢性胃炎に対して処方されたものである。今後この患者が呼吸器感染、腎不全あるいは血栓症等を併発した場合、注意すべき副作用と相互作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 
〔処 方〕
  シメチジン      400 mg 1日1回  就寝前
  スクラルファート     3 g  1日3回  食後2時間
 
 a スクラルファートはニューキノロン系抗菌薬の吸収を阻害するので、併用は避けたほうが良い。
 b スクラルファートは長期投与により低アルミニウム血症を引き起こすため、腎透析を受けている患者には禁忌である。
 c シメチジンはワルファリンの代謝を阻害して抗凝血作用を減弱させることがあるので、注意を要する。
 d シメチジンは可逆性の錯乱状態、けいれん、めまいなどの中枢性の副作用を起こすことがあり、腎不全の患者ではその危険性が高まる。
 
  1(a、b)    2(a、c)    3(a、d)
  4(b、c)    5(b、d)    6(c、d)
 
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問203.白血病治療に用いられる薬物の適応と作用機序の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 慢性骨髄性白血病に用いるヒドロキシカルバミドは、リボヌクレオチド還元酵素に作用してDNA 合成を阻害する。
  b インターフェロンαは、ヘアリー細胞白血病の細胞増殖を直接抑制するとともに、NK細胞、単球、マクロファージを活性化する。
  c 少量投与でBリンパ球を選択的に障害するシクロホスファミドは、慢性リンパ性白血病に用いられる。
  d 急性白血病に用いるシタラビンは、DNAの合成・修復を阻害するとともに、白血病細胞の分化を誘導する作用を持つ。
  e ビタミンAの活性代謝物トレチノインは、染色体の異常を消失させて、白血病細胞の分化を誘導するので、急性前骨髄性白血病の寛解維持療法に用いられる。
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 正 誤
  4 正 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 正 正
 
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問204.緑内障とその治療に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 眼圧の上昇を主徴とする緑内障では、眼圧の著明な上昇が持続すれば視神経と網膜の接合部で視神経を萎縮させ、失明をまねく。
  b 治療薬として、副交感神経作動薬、抗コリンエステラーゼ薬、アドレナリンβ−遮断薬、交感神経作動薬、炭酸脱水酵素阻害薬が単独又は併用で用いられる。
  c カルバコールの眼圧降下作用は主に房水流出の改善によるもので、眼圧のコントロールに用いられる。
  d 作用持続の長い抗コリンエステラーゼ薬ヨウ化エコチオパートは、ときに白内障を生じることがある。
  e マレイン酸チモロールは、房水の産生量を著明に低下させるが、まれに血圧上昇を示す。
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 正 正
  2 誤 誤 正 誤 誤
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 正 正 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正 正
 
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問205.次の症例に適用となる最も適当な薬物はどれか。
 60歳の男性。数年前から高血圧があり、時々頭痛と動悸を生じる。精密検査のために来院した。脈拍120/分、不整脈なし。血圧170/100 mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖140 mg/dL、Na 145 mEq/L、K 3.8 mEq/L、Cl 104 mEq/L。尿中17−ヒドロキシコルチコステロイド(17-OHCS)6.5 mg/日(正常3〜8 mg/日)。腹部エックス線造影CTと131I-metaiodobenzylguanidine(MIBG)シンチグラム検査などより褐色細胞腫と診断された。
 
  1 抗アルドステロン薬
  2 α−アドレナリン受容体遮断薬
  3 β−アドレナリン受容体遮断薬
  4 カルシウムチャネル拮抗薬
  5 アンギオテンシン変換酵素阻害薬
 
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問206.抗悪性腫瘍薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 抗悪性腫瘍薬は、増殖速度が速い腫瘍ほど効果的に作用する。
  b ブスルファンは、慢性骨髄性白血病の治療に用いられる。
  c G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)は、抗悪性腫瘍薬による白血球減少には無効である。
  d 悪性腫瘍の治療には、抗悪性腫瘍薬の単独使用が一般的である。
  e 抗悪性腫瘍薬による嘔吐には、ヒスタミンH2 受容体拮抗薬が有効である。
 
  1(a、b)  2(a、c)  3(b、d)  4(c、d)  5(d、e)
 
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問207.慢性関節リウマチの治療に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 慢性関節リウマチの第一選択薬は、酸性非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)である。
  b ステロイド性抗炎症薬は有効であるが、長期投与では副作用の回避を考慮する必要がある。
  c 非ステロイド性抗炎症薬の作用機序は、アラキドン酸からプロスタグランジンへの生合成の促進である。
  d 疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)は、抗炎症作用を持ち、短期使用で血沈やCRP値を改善する。
  e 免疫抑制薬は、関節リウマチの非活動期に用いる。
 
  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、e)  5(d、e)
 
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問208.細菌感染症の治療薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a β−ラクタム系抗菌薬は細菌の核酸合成阻害作用をもち、その効果は殺菌的である。
  b キノロン系抗菌薬は細胞壁合成阻害作用をもち、その効果は殺菌的である。
  c アミノグリコシド系抗菌薬は細菌のリボソームの30Sサブユニットに選択的に結合し、殺菌的に作用する。
  d マクロライド系抗生物質は細菌のリボソームの50Sサブユニットに結合してたん白合成を阻害する。
  e β−ラクタム系抗菌薬はキノロン系抗菌薬に比し、組織移行性が優れているので深在性の疾患にも有効である。
 
    a b c d e
  1 正 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 正 正 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 正 誤
  5 誤 正 誤 正 正
  6 誤 誤 正 正 正
 
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問209.患者への適用禁忌に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 緑内障患者へのマレイン酸クロルフェニラミンの投与
  b うつ病患者へのレセルピンの投与
  c QT延長症候群のある花粉症の患者へのテルフェナジンの投与
  d 重篤な肝障害のある糖尿病患者へのアカルボースの投与
  e 気管支ぜん息患者へのマレイン酸チモロールの点眼薬の投与
 
    a b c d e
  1 正 誤 誤 正 誤
  2 誤 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 誤 正
  4 誤 正 誤 正 誤
  5 正 正 正 誤 正
 
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問210.耐性菌に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
  a β−ラクダマーゼは、β−ラクタム系抗生物質の活性部位を不活性化する酵素である。
  b MRSA感染防止は、院内感染防止の最重要課題の1つである。
  c MRSAに感染すると健常人でも患者でもほぼ100%発症する。
  d 緑膿菌は耐性化しにくい。
 
  1(a、b)  2(a、c)  3(b、c)  4(b、d)  5(c、d)
 
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問211.内科系疾患患者(男性、65歳)の処方に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 処方 1)塩酸オザグレル錠(200 mg)    2錠1日2回  朝食後及び就寝前
    2)プロピオン酸べクロメダゾン吸入   1回 50μg吸入
                       1日4回  毎食後及び就寝前
    3)臭化水素酸フェノテロール吸入     1回1吸入 発作時
 
  a 気管支ぜん息治療のための処方である。
  b 塩酸オザグレルはトロンボキサンA2合成酵素を阻害するため、血小板機能を抑制する可能性がある。
  c プロピオン酸べクロメタゾンは副腎皮質ステロイド製剤であるが、経口投与剤と比べて、吸入剤の方が副腎皮質機能を抑制する副作用発現の危険性が低い。
  d 臭化水素酸フェノテロールは、吸入しても発作がおさまらない場合には、繰り返して吸入しても安全性は保たれる。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 正 誤 誤 誤
  5 誤 正 正 正
  6 誤 正 誤 正
 
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問212.次の処方せん(男性、77歳)に関して、下記の問に答えよ。
 処 方 1)塩酸ジルチアゼム錠(30 mg)      3錠
         1日3回毎食後服用       7日分
     2)塩酸チクロビジン錠(100 mg)      2錠
         1日2回朝・夕食後服用     7日分
     3)ニトログリセリン錠(0.3 mg)      10錠
         必要時に1錠舌下投与
   
問212 次の選択欄の疾患名のうち、上記処方せんから考えられる疾患について、正しいものの組合せはどれか。
 選択欄  a 心筋梗塞     b 糖尿病      c 狭心症
      d 肝硬変      e 慢性腎不全
 
  1 (a、b)      2 (a、c)       3 (a、d)
  4 (b、c)      5 (b、e)      6 (d、e)
 
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問213.この処方せんから考えられる塩酸チクロピジン錠の処方目的はどれか。
  1 胃粘膜保護     2 血圧下降予防    3 血栓形成防止
  4 ぜん息発作防止   5 出血防止      6 口渇防止
  7 尿路結石防止    8 錐体外路症状防止
 
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問214.次の医薬品のうち、高齢者への投与に際し制限量(薬用量の上限)が設定されているものはどれか。
  1 フルニトラゼパム          2 シメチジン
  3 ニフェジピン            4 ベンジルペニシリンカリウム
  5 プラバスタチンナトリウム
 
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問215.モルヒネの副作用対策に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a モルヒネによる急性の呼吸抑制に対してはナロキソン注射薬の投与が有効である。
  b モルヒネ服用者の多くに便秘症状が現れるが、その予防にセンノシドなどの緩下剤が有効である。
  c モルヒネは非ステロイド性抗炎症薬との併用で鎮痛作用の減弱が現れることがあるので注意が必要である。
  d モルヒネ服用患者の多くに吐き気・嘔吐が起こる。日常生活の工夫(消化のよい食事をとる、強い刺激や匂いの食物は避けるなど)も吐き気の予防に有効なことがある。
 
    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤
  5 正 正 誤 正
 
<解答>へ・ <解説>へ

問216.坐剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 坐剤の投与は、投与部位に対する局所作用を目的とする場合に限られる。
  b 吸湿性坐剤は気密容器に、その他の坐剤は密閉容器に入れて保管する。
  c 油脂性基剤の1つとして、マクロゴールが挙げられる。
  d 水溶性坐剤は、分泌液により基剤が溶解するので、必ずしも体温で融解しないものでも良い。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 誤
  5 正 誤 正 誤
 
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問217.腎疾患で薬物治療中の患者に整形外科から処方せんが発行された。薬歴検索を行ったところ、次のような問題点が発見された。薬剤師の対処方法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 重複薬剤を発見したが、そのまま調剤を行い、服薬指導の時に患者本人に説明して注意をうながした。
  b 重篤な副作用の発生が報告されているために併用注意となっている組合せを発見したが、そのまま調剤を行い、服薬指導の時に患者本人に説明して注意をうながした。
  c 腎障害をひきおこす可能性のある薬剤が処方されていたので、医師に問い合わせてから患者本人に服薬指導を行った。
  d 全ての薬剤を服用しようとすると1日6回服用となるため、用法又は薬剤の変更について医師に問い合わせた。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 誤
  5 正 正 誤 誤
  6 誤 正 正 誤
 
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問218.処方せん調剤中に次のような問題点を発見した。薬剤師の対処方法に次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 投与日数の制限を越える長期投与が指示されていたので、薬剤師の判断で制限日数内のみで調剤した。
  b 投与量の制限を越える大量投与が指示されていたので、薬剤師の判断で制限量の調剤をした。
  c 配合禁忌となっている散剤の混合処方が指示されていたので、薬剤師の判断で別包として調剤した。
  d 使用法に制限のある外用剤の適用外使用が指示されていたので、薬剤師の判断で使用法を変更して調剤した。
 
    a b c d
  1 誤 誤 誤 正
  2 正 誤 誤 誤
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 誤
  5 正 正 誤 誤
  6 誤 誤 正 正
 
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問219.次の処方せんに基づいて調剤するとき、処方全量を160 mLにするためには、単シロップを何 mLはかり取ればよいか。正しいものを選べ。ただし、塩酸テトラサイクリンは1 mL中 25 mg(力価)含有のシロップ剤、マレイン酸クロルフェニラミンは0.05 w/v%含有のシロップ剤を用いるものとする。
 
 Rp.塩酸テトラサイクリン        600 mg(力価)
   マレイン酸クロルフェニラミン     4 mg
   単シロップ            適 量
  以上1日量、1日4回6時間ごとに服用、4日分
 
  1 8 mL   2 16 mL   3 32 mL   4 64 mL   5 128 mL
 
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問220.下記の散剤の処方について、調剤用天びんで各医薬品7日分を秤量し、1包 1.5 gになるように賦形剤を加えて調剤を行った。倍散の選択が適切であれば、添加した賦形剤の全量は何 gになるか。正しい重量(単位:g)に最も近い数値を選べ。ただし、倍数は10、100又は1000倍散のいずれかである。また配合変化はないものとする。
  処方 フェノバルビタール             60 mg
     レセルピン                 0.5 mg
     臭化水素酸デキストロメトルファン      90 mg
     d-マレイン酸クロルフェニラミン        8 mg
     アミノフィリン                0.4
     酸化マグネシウム(重質)           0.5
     賦形剤                    適 量
      1日3回毎食後服用             7日分
 
  1 2.3    2 3.4    3 4.5    4 5.6    5 6.7
 
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問221.調剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 処方医に処方内容について照会した場合に、照会内容と回答を処方せんに明記しておく。
  b 処方せんに記された散剤が少量の場合には、薬剤師自身の判断で適量の賦形剤を加えて調剤する。
  c 処方せんに記された内用液剤に適量の保存剤及び安定化剤を加える際には、処方医の同意が必要である。
  d 点眼液の調製時には、点眼用溶解液に緩衝剤を加えてpH 7.4に調整する。
 
    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正
 
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問222.錠剤の調剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 処方せんに記載された錠剤の1日の数量が服用回数で割り切れなかったので、処方医に照会した。
  b 同一医薬品名で含有量の異なる2種類以上の製剤がある場合、処方せんに含有量が明示されていない時には、含有量の少ない製剤を用いる。
  c 徐放性製剤は原則として粉砕しない。
  d 自動錠剤包装機を使用して調剤する場合には、薬剤師による鑑査は必要としない。
 
  1 (a、b)     2 (a、c)     3 (a、d)
  4 (b、c)     5 (b、d)     6 (c、d)
 
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問223.次の用語は、医薬品の副作用として添付文書中に用いられることがある。用語とその意味の対応の正誤について、正しい組合せはどれか。

a

Stevens-Johnson 症候群

-------

抗菌薬などの服用中に惹起される皮膚粘膜眼症候群。

b

横紋筋融解症

-------

高脂血症治療薬などの服用中に惹起される骨格筋の壊死症状で赤色尿を伴う。

c

悪性症候群

-------

精神分裂病治療薬などの投与中に惹起される高熱及び意識障害を主徴とする症候群。

d

偽膜性大腸炎

-------

主に抗菌薬の投与により発症する大腸の炎症性疾患。

e

偽アルドステロン症

-------

甘草を含む生薬製剤の服用によって惹起される高カリウム血症と高血圧をきたす疾 患。

   

    a b c d e
  1 正 正 正 正 誤
  2 誤 正 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 正
  4 誤 正 誤 正 誤
  5 正 誤 誤 誤 正
 
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問224.患者への服薬指導に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 処方せんに「用法口授」と書かれている場合には、薬剤師は服薬指導をする必要はない。
  b 入院患者に対する服薬指導を行う前に、あらかじめ担当医と打合せをする。
  c 院外処方せんにより調剤した場合、薬剤師は、服薬指導するすべての事項について処方医の了解を必要とする。
  d 重篤な副作用をひき起こす可能性のある薬剤については、発生頻度が高いものに限りその初期症状を説明する。
 
    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 正 正
  5 誤 正 誤 誤
  6 誤 誤 誤 正
 
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問225.次の症例は、眼科病棟で服薬指導を行っている緑内障患者に関するものである。下記の問に答えよ。
 「症 例」
 原発性閉塞隅角緑内障患者(男性、67歳)に対して、過去1年間塩酸ピロカルピン点眼液、マレイン酸チモロール点眼液による治療が行われていた。また、同患者は労作狭心症を合併しており、最近の半年間、塩酸べラパミルが経口投与されていた。服薬指導の際、患者より「息苦しい」との訴えがあり、不規則な徐脈(46 拍/分)が認められた。塩酸べラパミルが[  ]に変更され、48時間以内に73拍/分となった。
 
問225 [  ]に入れるべき薬物はどれか。
 
  1 塩酸ジルチアゼム    2 マレイン酸エナラプリル  3 ジゴキシン
  4 塩酸プロプラノロール  5 ニフェジピン
 
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問226.上記症例について、SOAP形式で薬剤管理指導記録簿に記入する際の記入内容の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a Sとは subjective dataの略で、上記症例では「息苦しい」など、患者の訴えや質問事項を記載する。
  b Sとは suggestionの略で、上記症例では「塩酸べラパミルの代わりの薬物名」など、薬剤師として医師に薦める特記事項を記載する。
  c Oとは objective dataの略で、上記症例では「徐脈(46拍/分)」など、客観的データを記載する。
  d Aとは assessmentの略で、上記症例では「塩酸べラパミルによる心抑制の可能性」など、薬剤師としての評価を記載する。
  e Pとは planの略で、上記症例では「塩酸べラパミルの代わりの薬物名」など、問題解決のための今後の計画を記載する。
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 正
  2 正 誤 正 正 正
  3 誤 正 正 正 誤
  4 誤 正 誤 正 誤
  5 正 誤 誤 誤 正
 
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問227.患者の同意とQOL(quality of life)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 一般にインフォームドコンセントは、医療従事者からの十分な説明と患者側の理解・納得・選択・同意という2つの側面より成り立っている。
  b インフォームドコンセントには、治療のみならず、検査のための説明と同意も含まれる。
  c ファーマシューティカルケアとは、患者のQOLを改善するため、明確な結果を示す薬物治療を、責任をもって遂行することである。
  d 服薬指導は、患者の適正な薬物使用を確保するためのものであり、インフォームドコンセントにおける説明の精神を十分反映すべきものである。
 
    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤
  5 正 正 正 正
 
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問228.注射剤に対する処方せん中に次のような問題点を発見した。薬剤師の対処方法の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 配合変化をおこす組合せの「混合」指示を発見したので、医師に問い合わせを行った。
  b 溶解後の安定性に問題のある組合せを発見したので、その旨の注意文書を病棟へ送った。
  c 投与速度に注意が必要な薬剤が処方されていたので、その旨の注意文書を病棟へ送った。
  d 筋注用製剤の「静注」指示を発見したので、薬剤師の判断で用法指示の変更を行った。
 
    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 正
  4 正 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正
  6 誤 正 正 誤
 
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問229.フロセミド錠(40 mg)を1日1回服用中のうっ血性心不全患者(男性、70歳)で、血清カリウム値が2.5 mEq/Lに低下したため、15 %塩化カリウム(KCl)注射液 20 mLを 5 %ブドウ糖注射液 500 mLに混合したものを1回分として、1日2回点滴静注した。これにより本患者に供給されるカリウム量は1日何 mEqか。最も近い値を選べ。
 ただし、K及びClの原子量はそれぞれ39.0及び35.5とする。
 
  1 4      2 40     3 52     4 80     5 400
 
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問230.輸液療法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a TPN(total parenteral nutrition)基本液に、他の注射剤を配合することは、禁忌である。
  b ロイシン、グリシン、バリンなど分岐鎖アミノ酸は筋肉や脳で直接エネルギー源として利用されるので、肝不全の患者にも効果がある。
  c 代謝性アシドーシスとは、血漿炭酸ガス分圧の上昇により血液 pHが低下した状態をさす。
  d 長期間 TPNを施行すると血栓性静脈炎などが生じやすいので、適用期間は1週間以内を目途とする。
  e 乳酸加リンゲル液中の乳酸は肝臓で代謝されて重炭酸イオンを生成する。
 
    a b c d e
  1 誤 誤 正 正 正
  2 正 正 正 誤 誤
  3 正 誤 誤 正 正
  4 正 正 正 誤 誤
  5 誤 誤 誤 誤 正
 
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問231.血液製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 4 ℃で 21日間保存された血液では、赤血球の機能は保たれているが、血小板や顆粒球の機能は障害されている。
  b 保存血液の血小板の機能が障害されても止血効果は十分発揮される。
  c アルブミン製剤は、熱傷やネフローゼ等によるアルブミンの消失、肝硬変などのアルブミン合成低下による低アルブミン血症及び出血性ショック等が適応である。
  d 血液凝固第・因子製剤は、安定性を考慮して非加熱製剤を使用する。
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤
  5 誤 誤 正 正
 
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問232.輸血血液に対する放射線照射に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a 輸血による最も重篤な副作用の一つである輸血後 GVHD(graft versus host disease)は、供血者の血液中に含まれているマクロファージが受血者の体内で増殖して受血者の組織・器官を攻撃する反応である。
  b 輸血後 GVHDを予防するためには輸血血液製剤に放射線照射を行うが、家族や親族の血液は安全性が高いので、照射しなくてもよい。
  c 血液製剤で放射線照射する必要のある製剤は、全血製剤、赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿の全てである。
  d 放射線照射量は、15〜50 Gyの照射がよいとされている。
  e 放射線照射した血液製剤はできるだけ早く使用することが望ましいが、血小板は通常の照射では影響を受けないので、未照射製剤の使用期限内に使えばよい。
 
  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)   4 (a、e)
  5 (b、c)   6 (b、d)   7 (c、e)   8 (d、e)
 
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問233.放射性医薬品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a バセドウ病の治療に用いるヨウ化ナトリウム(131I)の投与量は甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期などを基にして決定する。
  b 甲状腺シンチグラフィによる甲状腺疾患の診断にはヨウ化ナトリウム(123I)が用いられ、経口投与後1時間以内に甲状腺シンチグラムをとる。
  c 123Iは半減期が131Iより長く、放射線がγ線のみであるので131Iよりも甲状腺、心疾患、腎及び尿路疾患の診断によく用いられる。
  d 99mTcは半減期が短いので、医療機関で必要な時にジェネレータで調製して使用することができる。
  e 放射性医薬品を薬剤部で管理する場合は、他の注射剤や経口剤と同様に保管すればよい。
 
  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)   4 (a、e)
  5 (b、c)   6 (b、d)   7 (b、e)   8 (d、e)
 
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問234.次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 毒薬、劇薬又は麻薬・覚せい剤はそれ以外の医薬品と区別して保管しなければならない。
  b 毒薬は鍵のかかる設備内に保管すれば、麻薬・向精神薬以外の医薬品と一緒に保管してもよい。
  c 向精神薬では第1種向精神薬のみが管理の記録を必要とする。
  d 医師は麻薬施用者の免許を1回取得すれば国内のどこの病院でも麻薬を施用できる。
  e インドメタシンの原薬、カプセル剤、坐剤はいずれも劇薬に指定されている。
 
    a b c d e
  1 正 誤 誤 誤 正
  2 正 誤 誤 正 誤
  3 誤 誤 正 正 誤
  4 正 正 誤 誤 正
  5 誤 正 正 誤 正
 
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問235.がん患者の疼痛治療の原則に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 経口投与を基本とすること。
  b 痛みの強さに応じた効力の鎮痛薬を選ぶこと。
  c 患者ごとに適量を決めること。
  d 時刻を決めて規則正しく投与し、頓用の指示をしないこと。
 
    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 正 正
  4 正 正 誤 誤
  5 誤 正 誤 正
  6 正 正 正 正
 
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問236.末期がん患者のがん性疼痛に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  a がん性疼痛は、神経組織への転移によって起こる神経性の疼痛である。
  b がん性疼痛を除去しても、がん患者のQOLはほとんど向上しない。
  c がん性疼痛の治療では、疼痛を未然に予防することが大切である。
  d モルヒネには、ほとんど全ての患者に共通の有効血中濃度域が設定されている。
  e がん性疼痛の治療にモルヒネを使用しても、モルヒネ依存症になる患者はまれである。
 
  1 (a、c、e)    2 (a、dのみ)    3 (a、d、e)
  4 (b、c、d)    5 (b、e)      6 (c、e のみ)
 
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問237.生物検定法(標本の統計的比較)の適用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 被験者10名に実薬と偽薬(プラセボ)の外観を観察してもらい、両薬剤の判別がつくかどうか(識別不能性)を二項検定により判定した。
  b 健常人8名、気管支ぜん息患者8名にぜん息治療薬を与え、両群の AUC(血中濃度時間曲線下面積)に差があるかどうかを t検定で判定した。
  c 高血圧患者20名に降圧薬を投与し、投薬前後の血圧に差があるかどうかをF検定で判定した。
  d 白血病患者140名をA、B2群に分け、A群、B群をそれぞれ異なる薬剤で治療し一定期間後に得られた両群の生存率の差をχ2 検定により判定した。
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 誤 誤 誤
  4 誤 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 正
  6 正 正 誤 正
 
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問238.次の略語と疾患名の対応の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a NIDDM ------------------インスリン非依存性糖尿病
  b CHF --------------------慢性肝炎
  c SLE --------------------全身性エリテマトーデス
  d RA ---------------------慢性関節リウマチ
  e HIV --------------------ウイルス性肝炎
 
    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 誤 誤 誤
  4 誤 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 正
  6 正 正 誤 正
 
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問239.次の用語とその略語に関する対応の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 医薬品の製造管理及び品質管理規則 -------- CRO
  b 新医薬品承認審査概要 ------------------ SBA
  c 治験審査委員会 ----------------------- IRB
  d 緊急安全性情報 ----------------------- DSU
  e 医薬品の市販後調査の基準 --------------- GPMSP
 
    a b c d e
  1 正 誤 正 正 誤
  2 正 正 誤 正 誤
  3 誤 誤 正 正 誤
  4 誤 正 正 誤 正
  5 誤 正 誤 誤 正
 
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問240.臨床試験(治験)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  a 治験審査委員会は5人以上の委員で構成され、必ずその中に医療機関と利害関係を有しない者を1名以上加えなければならない。
  b 治験においては、被験者の人権、安全、福祉が科学的、社会的利益に優先する。
  c 治験薬の効果と副作用を口頭で説明し、被験者の同意を得た場合には治験を行い得る。
  d 治験の被験者となることに同意した入院患者が、途中で治験の継続を拒否した場合、直ちに当該被験者の治験を中止しなければならない。
  e 治験の途中、患者から治験薬の投与量を減らして欲しいという要望があった場合、担当医師は投与量を変更して治験を続けることができる。
 
    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤
  2 誤 正 正 誤 誤
  3 正 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 正 誤
  5 正 誤 誤 誤 正
 
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