第86回薬剤師国家試験(平成13年3月)

       基礎薬学 (問1〜問60)


問1
次の構造は、医薬品に含まれる基本骨格である。その構造と名称の正しい組合せはどれか。
 

ヒダントイン

インドール

キノリン

ピリミジン

バルビツール酸

バルビツール酸

ピリミジン

キノリン

インドール

ヒダントイン

ヒダントイン

ピリミジン

インドール

キノリン

バルビツール酸

バルビツール酸

ヒダントイン

インドール

キノリン

ピリミジン

バルビツール酸

キノリン

ピリミジン

インドール

ヒダントイン


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問2
次の日本薬局方医薬品(a〜d)のIUPAC規則名の正誤について、正しいものの組合せはどれか。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問3
ヨウ素に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 水中でヨウ素分子の一部は、次亜ヨウ素酸(HIO)とヨウ化水素酸(HI)になる。
 b ヨウ素分子は、ポビドン (polyvinyl-pyrrolidone) と複合体を形成し、その複合体はポビドンヨードとして殺菌・消毒薬として用いられる。
 c 水溶液中でヨウ素分子は、デンプンと包接化合物を作り青紫色を呈する。
 d ヨウ素分子は常温で揮散すると、その蒸気は無臭で紫色である。

    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 正 正 正 誤 
  5 正 誤 正 正

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問4
cyclohexeneに次のような付加反応を行った。得られる主生成物が分離可能な1対の鏡像異性体となるものはどれか。ただし、配座異性体は分離できないものとする。
 1 m-クロロ過安息香酸を反応させたときの生成物
 2 塩化水素を反応させたときの生成物
 3 硫酸触媒で水を反応させたときの生成物
 4 四酸化オスミウムを反応させたときの生成物
 5 臭素を反応させたときの生成物

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問5
化学結合に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 1,3-ブタジエンを構成する原子は、安定な配座においてはすべて同一平面上にある。
 b 安息香酸の炭素は、すべてsp2混成軌道をもつ。
 c 1,4-シクロヘキサジエンのπ電子系は、1,3-シクロヘキサジエンよりもエネルギー的に安定である。
 d 窒素分子 (N2) の結合にはσ結合は含まれない。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 正 正 誤
  3 正 正 誤 正 
  4 誤 誤 正 正
  5 正 正 誤 誤

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問6
電気陰性度に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ハロゲンの中で最も電気陰性度が大きいのはヨウ素原子である。
 b 水素化ナトリウムでは水素の方がナトリウムより電気陰性度が大きく、したがって水素は負に分極している。
 c カリウム原子は、リチウム原子より電気陰性度が大きい。
 d 臭化メチルにおいては、炭素より臭素の方が電気陰性度が大きく、したがってメチル基の炭素は正に分極している。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問7
窒素の化合物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a NH3分子のN-H結合は、共有結合である
 b 窒素原子の電子配置は (1s) (2s)(2p)であるが、NH3を形成するときには窒素の電子配置はsp2混成軌道となる。
 c NH3にH+が近づくと、窒素の孤立電子対(非共有電子対)がH+に供与されて、NH4+となる。
 d NH4+では、4つのHがNを取り囲んだ平面四角形構造をとっている。
 e NH4+の正電荷は、1つのHに局在している。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,e)
  4(b,c) 5(c,d) 6(d,e)

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問8
疎水性相互作用に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 疎水性相互作用は、溶質分子周辺の水構造(水分子間で形成される三次元構造)の形成・破壊とは関係がない。
 b 界面活性剤の水中におけるミセル形成は、疎水性相互作用と関係がある。
 c 疎水性相互作用にはエントロピーの寄与が重要である。
 d 疎水性相互作用は、たん白質の高次構造の安定化に寄与している。
 e 水銀が水に溶けないのは、極めて高い疎水性相互作用を有するからである。

    a b c d e
  1 誤 正 誤 誤 正 
  2 正 正 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 正 正
  5 誤 正 正 正 誤 

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問9
エステルに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a エステルは一般に、酸又は塩基触媒下で過剰の第一級アルコールと反応し、容易にエステル交換反応を起こす。
 b エステルは一般に、アミンと加熱するとアミドヘ変換される。
 c エステルエノラートは一般に、他のエステル官能基に対して付加-脱離反応を起こし、α-ケトエステルを与える。
 d 環状エステルは、ラクタムとよばれる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問10
不飽和炭化水素に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 2-methyl-1,3-butadiene (isoprene) に塩化水素が1,4-付加するとき、主生成物は1-chloro-3-methyl-2-buteneであり、1-chloro-2-methyl-2-buteneはほとんど生成しない。
 b 1,3-butadieneに高温(40℃)で臭化水素を付加させたときの主生成物は1-bromo-2-buteneである。
 c propeneのメチル基水素は1,4-pentadieneの3位の炭素上の水素よりも酸性度が強い。
 d 1,3-butadieneはs-cis配座の方がs-trans配座より安定である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問11
日本薬局方確認試験に関する記述a〜cに含まれる反応の正しい組合せはどれか。

 a カイニン酸0.05 gを氷酢酸5 mLに溶かし、臭素試液0.5 mLを加えるとき、試液の色は直ちに消える。
 b アンチピリンの水溶液 (1→100) 5 mLに亜硝酸ナトリウム試液2滴及び希硫酸1mLを加えるとき、液は濃緑色を呈する。
 c ジノプロスト5 mgに硫酸2 mLを加え、5分間振り混ぜて溶かすとき、液は暗赤色を呈する。この液に硫酸30 mLを追加するとき、液はだいだい黄色を呈し、緑色の蛍光を発する。

    置換反応   付加反応     脱離反応       
  1  a      b        c
  2  a      c        b
  3  b      a        c
  4  b      c        a
  5  c      a        b
  6  c      b        a
  
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問12
日本薬局方医薬品フェニルブタゾンの確認試験に関する記述を読み、以下の問に答えよ。

「本品0.1 gに氷酢酸1 mL及び塩酸1 mLを加え、還流冷却器を付け、水浴上で30分間加熱した後、水10 mLを加え、氷冷する。この液をろ過し、ろ液に亜硝酸ナトリウム試液3〜4滴を加える。この液1 mLにβ-ナフトール試液1 mL及びクロロホルム3 mLを加えて振り混ぜるとき、クロロホルム層は濃赤色を呈する」

次の記述の[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

 本反応においては最初に加水分解反応が起こり、[ ア ]が生成する。次いで、これが[ イ ]により、[ ウ ]となる。[ ウ ]のジアゾ反応による呈色により確認する。

      ア        イ           ウ  
  1 ヒドラゾベンゼン  Beckmann転位    4,4'-ジアミノビフェニル
  2 アニリン      ベンジジン転位    フェニルアニリン
  3 アセトアミド    Beckmann転位    フェニルアニリン
  4 ヒドラゾベンゼン  ベンジジン転位    4,4'-ジアミノビフェニル
  5 アニリン      Beckmann転位    フェニルアニリン
  6 アセトアミド    ベンジジン転位    4,4'-ジアミノビフェニル

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問13
カルボン酸アミドの一般的な性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アミドは求核置換反応において、カルボン酸誘導体の中で最も反応性が高い。
 b アミドのC-N間の結合距離は、一般にアルキルアミンのC-N結合より短い。
 c 第一級アミドは、Br2と塩基で処理するとHofmann転位を起こし、炭素が一つ少ない第一級アミンを与える。
 d benzamideは、1,2-benzenedicarboximide (phthalimide) より強い酸である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問14
次の試験のうち、パラオキシ安息香酸エチルの確認試験として適切なものの組合せはどれか。
 a 本品0.25 gを希エタノール5 mLに溶かし、塩化第二鉄試液1滴を加えるとき、液は赤紫色を呈する。
 b 本品0.01 gに希塩酸1 mL及び水4 mLを加えて溶かした液は、芳香族第一級アミンの定性反応を呈する。
 c 本品0.05 gに酢酸2滴及び硫酸5滴を加えて5分間加温するとき、液は酢酸エチルのにおいを発する。
 d 本品の飽和水溶液のpHは、9.0〜9.5を示す。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問15
沸点に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 硫黄(イオウ)原子は酸素原子より電気陰性度が大きいため、メタンチオール(メチルメルカプタン)はメタノールより沸点が高い。
 b ο-ニトロフェノールは分子内水素結合を作り、p-ニトロフェノールは分子間水素結合による会合を作るため、p-ニトロフェノールの方が沸点が高い。
 c 酸素原子の電気陰性度が窒素原子より大きいことは、メタノールの沸点をメチルアミンより高くしている要因の1つである。
 d ジメチルエーテルはメタノールより分子量が大きいため、ジメチルエーテルはメタノールより沸点が高い。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問16
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 0.9 % NaCl水溶液の浸透圧は、0.9 %ブドウ糖水溶液の浸透圧よりも高い。
 b 0.9 % NaCl水溶液の水蒸気圧は、0.9 % ブドウ糖水溶液の水蒸気圧よりも高い。
 c 0.9 % NaCl水溶液の凝固点降下度は、0.9 % ブドウ糖水溶液の凝固点降下度よりも大である。
 d 質量百分率が同じであれば、NaCl水溶液の屈折率とブドウ糖水溶液の屈折率とは等しい。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問17
次の単位の組合せの中で、SI単位のみからなるものはどれか。
 1 メートル (m) 、ミリミクロン (mm) 、ジュール (J)
 2 カロリー (cal) 、ニュートン (N) 、ワット (W)
 3 キログラム (kg) 、モル (mol) 、秒 (s)
 4 リットル (L) 、キュリー (Ci) 、デシメートル (dm)

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問18
次の3種類の化合物 (benzene、benzoic acid、phenol) について、常温、常圧における水に対する溶解度(単位:質量%)の大きいものから順に並べてあるのはどれか。
 1 benzoic acid > benzene> phenol
 2 phenol > benzoic acid > benzene
 3 benzene > benzoic acid > phenol
 4 benzoic acid > phenol > benzene
 5 phenol > benzene > benzoic acid
 6 benzene > phenoI > benzoic acid

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問19
0.05 mol/L酢酸水溶液と0.05 mol/L酢酸ナトリウム水溶液を容積比1:4の割合で混合したときに得られる水溶液のpHの値に最も近いものは次のどれか。
ただし、酢酸のpKa =4.5、またlog2 = 0.30、log3 = 0.48、log7 = 0.85とする。

  1 3.0   2 4.0   3 5.0   4 6.0   5 7.0

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問20
熱力学に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 微小量の仕事と微小量の熱が系に加えられたとき、系の内部エネルギーはその和だけ増加する。
 b 自発的な反応は、必ず系のエントロピーが減少する方向に進む。
 c 温度、圧力一定の閉じた系における平衡状態では、Gibbs自由エネルギーが最小である。
 d 完全結晶性物質(完全結晶物質)のエントロピーは、0 Kでゼロである。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤 
  2 誤 正 正 誤
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 誤 正
  5 正 誤 誤 誤

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問21
図のような液相-気相状態図をもつ成分A及び成分Bからなる組成Xの混合物を蒸留し、蒸気を集めて冷却して液化したものを再度蒸留する。この操作を繰り返したとき、蒸気はどのような組成に近づくか。なお、図中の水平な破線は同一温度を表している。

  1 0(純A)  2 1(純B)  3 Xp
  4 X      5 Xm    6 Xn

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問22
表面張力に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 表面張力は、単位面積をつくり出すのに必要な仕事とも考えられるので、Jm-2の単位で表すこともできる。
 b 分子間力が大きい液体ほど表面張力は小さい。
 c 水中にガラスの毛管の一端を垂直に挿入するときに、毛管内の水面が上昇する現象には、表面張力が関係している。
 d 水銀中にガラスの毛管の一端を垂直に挿入するときに、毛管内の水銀面が下降する現象は、表面張力では説明できない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問23
反応速度に関係する下図についての記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、頻度因子は変わらないものとする。
 a 活性化エネルギーEaが大きい程、いずれの温度においても反応速度定数は大きくなる。
 b 触媒を加えると・は小さくなる。 
 c 触媒を加えるとEaは小さくなる。
 d この反応は発熱反応である。


  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問24
放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a α線は、磁場の影響を受けずに直進する。
 b γ線は、正電荷の電子線である。
 c X線の振動数は、可視光線の振動数よりも小さい。
 d β- 線の空気中における透過性は、α線の空気中における透過性よりも大きい。
 e 99mTcが核異性体転移(IT)をするとき、γ線が放出される。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c)
  4(b,e) 5(c,d) 6(d,e)

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問25
炭素の同位体(同位元素)には11C、12C、13C、14Cなどがある。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 11Cは半減期が短く、陽電子を放出する。
 b 12Cの1モルの質量は、12 gである。
 c 13Cを利用して、有機化合物中の炭素の核磁気共鳴スペクトルを測定できる。
 d 14C実験動物を用いた薬物動態の研究に利用される。
 e これら4種の炭素同位体の原子核は、いずれも6個の陽子と6個の中性子とからなっている。

    a b c d e
  1 正 正 正 正 誤 
  2 正 誤 正 誤 誤
  3 正 正 誤 誤 正
  4 誤 誤 正 誤 誤
  5 誤 正 誤 正 正

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問26
紫外可視分光法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 光源として、紫外部測定には重水素放電管、可視部測定にはタングステンランプ又はハロゲンタングステンランプを用いる。
 b 波長領域にかかわらず、測定には石英製セルを使用しなければならない。
 c 吸収スペクトルの縦軸(吸光度)は電子遷移が起こるエネルギーの大きさ、横軸(波長)はその遷移が起こる確率を示す。
 d 吸収スペクトルが幅広い吸収帯となるのは、分子の電子エネルギー変化に加え、振動エネルギーと回転エネルギーの変化も反映されるからである。
 e 光路長を1 cm、濃度を1 w/v %の溶液に換算したときの吸光度を比吸光度という。

    a b c d e
  1 正 正 誤 正 誤 
  2 正 誤 誤 正 正
  3 誤 正 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 正 正
  5 正 誤 正 誤 誤

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問27
下の図a〜eは、ア〜オに示したいずれかのアミノ酸を重水溶液中で測定した1H-NMRスペクトル (500 MHz) である。スペクトルとアミノ酸の正しい組合せはどれか。ただし、δ4.8 ppm付近のシグナルは、H2O由来のシグナルであり、NH2基、COOH基の各プロトンはD2O交換により消失している。



    a b c d e
  1 ア イ オ エ ウ
  2 イ ウ ア オ エ
  3 ウ エ イ ア オ
  4 エ ア ウ イ オ
  5 オ イ ア ウ エ

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問28
下の図は、サリチル酸メチル (C8H8O3) の質量スペクトル (EI-MS) である。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a m/z 152のピークは基準ピーク (base peak) とよばれる。
 b スペクトルの横軸の目盛りm/zzは、イオンの電荷数、縦軸は相対強度 (%) を示す。
 c フラグメントピークm/z 121は [C6H4(OH)CO]+ に帰属される。
 d 類似化合物で分子イオンピークm/z 166 (M+) を与え、フラグメントピークm/z 135 (M-OCH3) +、120 [M- (OCH3+CH3) ]+、92 [M- (CH3OCO+CH3) ] + を与える化合物の構造はC6H4 (OCH3) (COOCH3)と予想される。

    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 正
  4 誤 誤 正 誤
  5 正 誤 誤 正

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問29
ガスクロマトグラフ法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 本法の移動相はキャリヤーガスとよばれ、窒素、水素、アルゴン、ヘリウムなどが使用される。
 b 本法においては、移動相の種類によって試料成分の溶出の順序が変化する。
 c 本法で用いられる充填剤は、吸着形、イオン交換形、分配形の3種類に大別される。
 d 水素炎イオン化検出器は、C-N結合を有する有機化合物のみを検出する。
 e 通例、定量は絶対検量線法によるが、被検成分以外の成分の影響が無視できない場合は内標準法による。

    a b c d e
  1 正 誤 誤 誤 誤 
  2 誤 正 正 正 誤 
  3 正 誤 誤 正 正 
  4 誤 正 誤 正 正
  5 正 誤 正 誤 正  

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問30
液体クロマトグラフ法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a シリカゲルを固定相に用いる系では、溶質の保持を支配する主な要因は疎水結合である。
 b イオン交換体を固定相に用いる系では、主に移動相のpHと塩濃度が解離基をもつ溶質の保持を決定する。
 c C18充填剤 (ODS) を固定相、アセトニトリルと水の混液(体積比 =1:1)を移動相に用いる系では、フェノールはナフタレンよりも遅く溶離される。
 d 三次元網目構造を有するサイズ排除型充填剤を固定相に用いる系では、充填剤の網目より大きい分子は小さい分子よりも一般に保持時間が短い。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問31
電気泳動法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 本法は直流電流を用いて行われる。
 b イオンの移動速度は電場の強さに比例する。
 c イオンの移動速度はイオンの電荷に影響されない。
 d イオンの移動速度はイオンの大きさに影響されない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問32
次の記述は、日本薬局方ニトログリセリン錠の確認試験に関するものである。
[  ]の中に入れるべき化合物の名称はどれか。
 「本品を粉末とし、表示量に従いニトログリセリン (C3H5N3O9) 6 mgに対応する量をとり、エーテル12 mLを加え、よく振り混ぜた後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。試料溶液5 mLをとり、エーテルを蒸発させ、残留物に水酸化ナトリウム試液5滴を加え、小さい炎の上で加熱し、約0.1 mLに濃縮する。冷後、残留物に硫酸水素カリウム0.02 gを加えて、加熱するとき[  ]のにおいを発する。」

  1 アンモニア      2 アセトアルデヒド     3 アクロレイン
  4 ホルムアルデヒド   5 一酸化二窒素

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問33
日本薬局方容量分析用標準液0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム液の調製と標定の概略に関する記述について、[  ]の中に入れるべき数値はどれか。
 「調製:チオ硫酸ナトリウム五水和物25 g及び無水炭酸ナトリウム0.2 gに新たに煮沸して冷却した水を加えて溶かし、1000 mLとし、24時間放置した後、次の標定を行う。
 標定:ヨウ素酸カリウム(標準試薬)を乾燥した後、その約0.1 gをヨウ素瓶に精密に量り、水25 mLに溶かし、ヨウ化カリウム2 g及び希硫酸10 mLを加え、密栓し、10分間放置した後、水100 mLを加え、遊離したヨウ素を調製したチオ硫酸ナトリウム液で滴定する。ただし、滴定の終点は液が終点近くで淡黄色になったとき、デンプン試液3 mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い、補正し、ファクターを計算する。
 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1 mL = [  ]mg KIO3

 この滴定においてヨウ素の遊離する反応は次のとおりである。ただし、
KIO3 = 214.00とする。
    KIO3 + 5KI + 3H2SO4 = 3K2SO4 + 3H2O + 3I2

  1 2.1400   2 3.5667   3 4.280
  4 5.350    5 7.133

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問34
免疫学的測定法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ELISA (Enzyme-Linked Immunosorbent Assay)とは、抗原に酵素を結合させたのち、抗体と反応させて特異抗原を検出、定量する方法である。
 b 補体結合反応は、ワッセルマン反応に利用される。
 c 抗血清を中央に、抗原を周囲の小孔(ウェル)に入れたオクタロニー反応において、沈降線が交差するときはそれらの抗原が同一であることを示している。
 d 異なるヒト間での白血球混合培養で、リンパ球が増殖するときは、その2者間で骨髄移植が成功する可能性は低い。
 e ツベルクリン反応が遅延型アレルギー反応であるのは、抗原が特殊であるために抗体と結合するのに時間がかかるためである。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,d) 4(b,e) 5(c,d)

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問35
物理的診断法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 超音波診断法では、ヒトの可聴域の上限を超える周波数をもつ音波が使用される。
 b MRI (Magnetic Resonance Imaging) 法では非侵襲的に体内を描画することができる。
 c CT (Computed Tomography)スキャン法には遠赤外線が使用される。
 d ファイバースコープ法に用いる光学ファイバーは、光の全反射ではなく、屈折光を利用している。
 e X線造影法の実施にあたって、人体に対する放射線の影響を考慮する必要は全くない。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,d)
  4(b,e) 5(c,d) 6(c,e)

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問36
配糖体は、非糖部(アグリコン)の基本骨格により、いくつかのグループに分類されている。配糖体と生薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アミグダリンは青酸配糖体で、キョウニン、タイソウに含有される。
 b シニグリンはカラシ油配糖体で、ガイシに含有される。
 c 苦味配糖体は、センブリ、リュウタン、ゲンチアナに含有される。
 d 炭素数30よりなるジテルペノイドを基本骨格とする配糖体は、一般にサポニンとよばれる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問37
漢方処方の柴胡桂枝湯に配合される生薬[サイコ、ハンゲ、ケイヒ、シャクヤク、オウゴン、ニンジン、タイソウ、ショウキョウ、カンゾウ]に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a サポニンを含有するものは、サイコ、ニンジン、タイソウ、カンゾウである。
 b 日本薬局方で精油定量法を適用しているものは、ハンゲ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウである。
 c マメ科 (Leguminosae) に属するものは、オウゴンとカンゾウである。
 d サイコ、シャクヤク、オウゴン、ニンジンの薬用部位は、根である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問38
次に示すa〜dは日本薬局方に収載されている天然物を起源とする医薬品の構造式である。a〜dに対する次の説明ア〜エについて正しい組合せはどれか。

 ア アカネ科 (Rubiaceae) のCinchona属などの樹皮に含まれるアルカロイドで、抗マラリア薬などとして利用される。
 イ 天然には、マメ科植物中などに比較的広く存在し、抗パーキンソン病薬などとして利用される。
 ウ アヘン (Opium) などに含まれるアルカロイドで鎮咳薬として利用される。
 エ 麦角 (Claviceps purpurea )に含まれるアルカロイドで、子宮筋収縮薬として利用される。

    a b c d
  1 ア イ エ ウ
  2 イ ア エ ウ 
  3 ウ エ ア イ
  4 ウ イ ア エ 
  5 エ ウ イ ア 
  6 ア エ ウ イ

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問39
抗血液凝固薬であるヘパリンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヘパリンに含まれるウロン酸は酸性糖、グルコサミンはアミノ糖に分類される。
 b ヘパリンは、ウロン酸とN-アセチルグルコサミンが交互に1,6結合したムコ多糖の1つである。
 c ヘパリンは、解離性の硫酸基やカルボキシル基が存在するため、高い正電荷をもつポリカチオンである。
 d ヘパリンは、生体内では分子量約1×106のプロテオグリカンとして、肥満細胞に存在する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問40
リン脂質に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a グリセロリン脂質のホスファチジルコリンは、カルジオリピンともよばれる。
 b ホスファチジルイノシトールは、細胞内情報伝達において重要な役割を果している。
 c スフィンゴミエリンは、神経細胞の細胞膜に多く含まれるリン脂質である

    a b c 
  1 誤 誤 正 
  2 正 誤 誤 
  3 誤 誤 誤 
  4 正 正 誤 
  5 誤 正 正 
  6 正 正 正

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問41
たん白質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ポリペプチド鎖のみから構成されているたん白質を単純たん白質とよぶ。
 b たん白質を構成する非極性側鎖を持つアミノ酸は、たん白質の物理化学的性質に影響を与えない。
 c 尿素やグアニジニウムイオンの添加により、たん白質内の解離性の側鎖のイオン化状態が変わり、イオン対が切れ、水素結合が壊れてたん白質が変性する。
 d たん白質分子中のジスルフィド結合とは、2つのシステイン残基どうしの結合である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問42
ビタミンに関する記述の[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 ビタミンの中で[ a ]が不足すると貧血が起こる。その理由は、[ b ]の生合成阻害され、その結果として赤芽球の分裂が抑制されるためである。この貧血に関わる造血因子には、食物中に含まれる外因子と[ c ]で産生される内因子がある。

      a        b       c
  1 ビタミンK     たん白質      腎臓
  2 ビタミンB12    たん白質      肝臓
  3 ビタミンB6    ムコ多糖     胃
  4 ビタミンB6    核酸       腎臓
  5 ビタミンB12    核酸       胃
  6 ビタミンK     ムコ多糖     肝臓

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問43
酵素に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 穏やかな条件で効率よく反応が進むことは、酵素反応の特徴である。
 b 酵素反応の最適pHは、酵素たん白質の分子量により決まる。
 c 反応液中の塩濃度は、酵素反応の最適温度には影響を与えない。
 d 酵素阻害物質とは、酵素のある特定の部位に結合して反応速度を低下させる物質である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問44
糖及び脂質の代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 嫌気的呼吸において、グルコースが解糖系により分解を受けた結果生じるNADHとH+はクエン酸回路によって、NAD+に再生される。
 b ピルビン酸からアセチルCoAが生じる過程は不可逆である。
 c 脂肪の分解により生じた過剰のアセチルCoAがクエン酸回路により処理されなくなると大量のオキサロ酢酸が生じ、アシドーシスになる。
 d ミトコンドリアにおいて、脂肪酸のβ酸化によりアセチルCoAが生じる。
 e グルコースがペントースリン酸回路により分解を受けた結果生じるNADHとH+は、薬物代謝、脂肪酸の鎖長延長、不飽和脂肪酸の合成に利用される。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c)
  4(b,d) 5(c,d) 6(d,e)

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問45
ミトコンドリアにおける電子伝達系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a NADHからフラビンたん白質へ電子が伝達されると、プロトン(H+)が細胞質からミトコンドリア内へ取り込まれる。
 b 補酵素Q (CoQ) は、電子授受に関与する因子として働く。
 c シトクロムbからシトクロムcへの電子伝達は、ATP合成と共役していない。
 d 電子の最終的な受容体は酸素分子である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問46
自律神経系の構造と化学伝達に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 交感神経の節前線維の細胞体は、脳幹及び仙髄の中間質外側核に存在する。
 b 副交感神経は、4対の脳神経と第2〜4仙骨神経に含まれる。
 c 交感神経節後線維の終末からは、ノルエピネフリンが分泌される。
 d 副交感神経節後線維の終末からは、エピネフリンが分泌される。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問47
脊髄の構造に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 脊髄横断面の中心部には、中心管とよばれる細い管腔がある。
 b 脊髄の中央部は、H型をなす灰白質とその周辺の白質からなりたっている。
 c 白質は、主として神経細胞の細胞体からなりたっている。
 d 灰白質は、主として神経線維からなりたっている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問48
人体の血液の流れに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 肺循環において、血液は左心室から肺を通って右心房へ至る。
 b 大動脈起始部から冠動脈が分枝し心臓を灌流することを冠循環という。
 c 僧帽弁は、右心房から右心室へ流れる血液の逆流を防ぐ。

    a b c 
  1 正 誤 正 
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 誤 正 
  5 誤 正 正 
  6 誤 正 誤

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問49
肺胞の構造と機能に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 肺胞は、肺の実質組織の大部分を占めている。
 b I型肺胞上皮細胞(扁平肺胞細胞)は、分泌細胞ともよばれ、表面活性物質(サーファクタント)を分泌する。
 c II型肺胞上皮細胞(大肺胞細胞)は、肺胞の内表面の大部分を覆っている。
 d 肺胞は、空気と血液との間で起こるCO2とO2のガス交換の場である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問50
腸運動に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 蠕動運動には、縦走・輪走両筋層が関与するが、主として輪走筋による収縮輪が肛門側へ伝わることにより腸内容物が移送される。
 b 分節運動では、主として縦走筋が周期的に収縮・弛緩を繰り返し、腸内容物の混和に関与する。
 c 振子運動では、主として輪走筋の収縮による腸管のくびれにより腸内容物が混和・撹拌される。

    a b c 
  1 正 正 誤 
  2 正 誤 誤 
  3 正 誤 正 
  4 誤 正 正 
  5 誤 正 誤 
  6 誤 誤 正

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問51
腎臓の機能に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 血圧が降下すると、腎の傍糸球体細胞からのレニン分泌は促進される。
 b アンギオテンシンIは、レニンによってアンギオテンシンIIに変換される。
 c アンギオテンシンIIは、血管収縮作用とアルドステロン分泌抑制作用を有する。
 d イヌリンは糸球体でろ過されるが、尿細管では再吸収も分泌もされない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問52
哺乳動物細胞と真菌細胞の特徴に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 染色体は、哺乳動物細胞の核に存在するが、真菌細胞には存在しない。
 b 細胞壁は、真菌細胞には存在するが、哺乳動物細胞には存在しない。
 c 哺乳動物細胞と真菌細胞は、どちらもミトコンドリアを持っている。
 d 小胞体は、哺乳動物細胞には存在するが、真菌細胞には存在しない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問53
細菌に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a グラム陽性であるか陰性であるかは、抗菌薬に対する感受性を判断する指標となる。
 b コレラ菌は、グラム陽性桿菌である。
 c サルモネラ菌は、グラム陰性桿菌である。
 d 一般に細菌の湿重量1ミリグラム中には、1億個から10億個の菌が含まれる。

    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 誤 正 誤 正 
  3 誤 誤 正 誤 
  4 正 誤 誤 正
  5 正 正 誤 誤

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問54
細胞骨格に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a チューブリンは、微小管を構成するたん白質である。
 b アクチンは、筋肉細胞にのみ存在するたん白質である。
 c 微小管は、細胞内小器官の動きに関与する。
 d Gアクチンは、アクチン分子が多数重合した線維状構造を持っている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問55
大腸菌の染色体DNAの複製に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 大腸菌の染色体DNAの複製は、複製開始部位にDnaAたん白質とよばれる複製開始たん白質が結合して開始される。
 b 制限酵素は、DNA複製の開始において必要不可欠な機能を果たしている。
 c 大腸菌のラギング鎖のDNA複製においては、岡崎フラグメントが合成され、それがDNAトポイソメラーゼにより連結される。
 d DNA複製に必要不可欠な酵素をコードする遺伝子の変異株は、温度感受性変異株として分離することができる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問56
遺伝子工学に関する記述の[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 I 高等動物細胞のメッセンジャーRNAを鋳型(いがた)とするcDNAには、遺伝子DNAの[ a ]に相当する配列は含まれていない。
 II 制限酵素はDNA鎖を[ b ]に加水分解する。
      a             b
  a エキソン         塩基配列特異的
  b イントロン        塩基配列特異的
  c エキソン         2本鎖特異的
  d プロモーター       1本鎖特異的
  e イントロン        1本鎖特異的

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問57
ホルモンの構造と機能に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a コルチコトロピン放出ホルモン (CRH) は、ペプチドホルモンの一種である。
 b 甲状腺刺激ホルモン (TSH) は、ステロイドホルモンの一種である。
 c 成長ホルモン (GH) は、血糖値を上昇させる。
 d バソプレシンは、脳下垂体前葉ホルモンである。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問58
細胞膜の受容体とイオンチャネルに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アセチルコリンがニコチン様アセチルコリン受容体に結合すると、Na+チャネルが開き、脱分極が起こる。
 b アセチルコリンがムスカリン様アセチルコリン受容体に結合すると、K+チャネルが開き、脱分極が起こる。
 c GABA (γ-アミノ酪酸)がGABAA受容体に結合すると、Cl-チャネルが開き、活動電位が発生しにくくなる。
 d グルタミン酸がグルタミン酸受容体に結合すると、Ca2+チャネルが閉じ、細胞内カルシウムイオン濃度が低下する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問59
補体に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 補体は、抗原抗体複合体に結合することがある。
 b 補体成分の分解生成物には、アナフィラトキシンとよばれているものがある。
 c 補体成分は、溶血反応や溶菌反応に関与することはない。
 d 補体は、感染時にのみ血液中に出現するたん白質である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問60
サイトカインに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a T細胞とマクロファージのみが、サイトカインを産生する。
 b 一般に、サイトカインの活性発現には、細胞表面上の受容体を必要としない。
 c 微生物による感染時に発熱が起こるのは、宿主細胞により産生誘導されたサイトカインが原因である。
 d インターフェロンγは、細胞性免疫反応において重要な役割を果たしている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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処理済2001国家試験II

第86回薬剤師国家試験(平成13年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61
人口構成に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 従属人口とは0〜14歳と65歳以上の人口の和である。
 b わが国の従属人口指数は、30年前と比較して大幅に増加している。
 c 老年人口指数の最も高い国は、日本である。
 d 現在のわが国の老年人口指数は、15を超えている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問62
ワクチンに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 痘そうの根絶により、種痘の定期接種は廃止された。
 b 現在使われているポリオワクチンは、弱毒株ウイルスを用いた生ワクチンであり、経口投与される。
 c 風疹ワクチンは、妊婦を対象に接種される。

    a b c 
  1 正 誤 誤 
  2 正 正 誤 
  3 誤 正 誤 
  4 正 正 正
  5 正 誤 正 

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問63
次図は、環境要因の摂取量(暴露量)と望ましくない生体影響の関係を示したものである。図に対応する環境要因について、適切な組合せはどれか。


 ア PCB
 イ 喫煙(発がん)
 ウ マンガン

    a b c 
  1 ア イ ウ 
  2 ア ウ イ 
  3 イ ア ウ 
  4 イ ウ ア 
  5 ウ ア イ
  6 ウ イ ア

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問64
次の人ロピラミッド(年齢階級別人口構成)は、日本、米国、インド、韓国及びエチオピアのものである。このうち、日本のものはどれか。


(1995〜1998年のデータ:国連デモグラフィック・イヤーブック(1997)及び総務庁統計局「1998年10月1日現在推計人口」による)

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問65
感染症に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 日和見感染とは、病原体が変異することによりその感染力が強くなったときに起こる感染である。
 b 感染が起こっても発病に至らないものを、顕性感染という。
 c 病原体が不明な場合には、疫学調査の結果をもとに予防対策を立てることはできない。

    a b c 
  1 正 誤 正 
  2 誤 正 誤 
  3 正 正 誤 
  4 誤 誤 誤 
  5 誤 誤 正 

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問66
感染症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医療従事者は、院内感染の経路とはならない。
 b バンコマイシン耐性腸球菌 (VRE) は、院内感染の原因となることがある。
 c AIDSは、ヒト免疫不全ウイルス (HIV) がB細胞を傷害することにより発症する。
 d エボラ出血熱は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症予防法)において、感染症に指定されている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問67
生活習慣病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ハワイの日系二世は日本人(日本在住)に比べて、大腸がんが多く、胃がんが少ない。
 b わが国の胃がんの年齢調整死亡率は、男女とも10年前より上昇している。
 c わが国における高血圧症の頻度は、30〜70歳のどの年齢層でも、20年前より低下している。
 d 喫煙は、心疾患のリスクファクターではない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問68
母子保健に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)は、新生児マススクリーニングの対象疾患である。
 b 糖尿病は、ハイリスク妊娠の要因となる。
 c C型肝炎に対し、母子感染防止事業が行われている。
 d 最近の乳児死亡原因の第1位は、不慮の事故である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問69
脂肪酸に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 天然の不飽和脂肪酸の炭素-炭素間二重結合は、ほとんどがトランス型である。
 b アラキドン酸は、ヒトの体内でオレイン酸から合成される。
 c ドコサヘキサエン酸の含有率は、牛肉よりもイワシの方が高い。
 d 不飽和脂肪酸は、β酸化を受けない。

    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 誤 正 
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 誤

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問70
脂溶性ビタミンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ビタミンEの過剰症は知られていない。
 b レチノイン酸は、核内レセプターと結合する。
 c 7-デヒドロコレステロールは、紫外線によりビタミンD2に変換される。
 d ビタミンKが欠乏すると、血栓が形成されやすくなる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問71
生体成分とその含有元素及び機能の関係のうち、正しいものはどれか。
     生体成分             元素         機能
 1 ビタミンB12 ――――――――――― コバルト ――――  エチル化
 2 スーパーオキシドジスムターゼ ――― 亜鉛 ―――――― スーパーオキシドの生成
 3 グルタチオンペルオキシダーゼ ――― セレン ――――― 過酸化水素の消去
 4 シトクロムP450 (CYP)  ―――――― 銅  ――――――― 薬物代謝
 5 チロキシン ―――――――――――― マグネシウム ―― 代謝促進

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問72
エネルギー代謝に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 呼気中に排出される二酸化炭素は、主にTCAサイクルで産生される。
 b 三大栄養素のなかで、たん白質は単位重量当たりの代謝エネルギーが最も大きい。
 c 脂質は、エネルギー源として重要であるが、細胞構成成分としては利用されない。

    a b c 
  1 誤 正 正 
  2 誤 正 誤  
  3 誤 誤 誤  
  4 正 誤 誤 
  5 正 誤 正 

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問73
食品成分の変質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a カテキン類は、ポリフェノールオキシダーゼの作用により脱色される。
 b メイラード反応は、糖と脂肪酸の間で起こる。
 c 脂質の自動酸化には、不飽和脂肪酸の活性メチレン基が関与する。
 d トリメチルアミンは、魚肉の腐敗臭の原因の1つである。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問74
食品の保存に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a わが国では、食品の腐敗防止を目的として放射線照射が行われている。
 b 解凍した魚は、冷凍前より腐敗しやすい。
 c 糖漬けは、水分活性を高めることにより微生物の増殖を防ぐ方法である。

    a b c 
  1 正 正 誤   
  2 正 誤 正
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 

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問75
病原微生物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a コレラの下痢症状は、菌が産生するマイコトキシンによる。
 b ウェルシュ菌は、芽胞を形成する嫌気性菌である。
 c 腸炎ビブリオによる食中毒は、毒素型である。
 d 黄色ブドウ球菌による下痢や嘔吐の症状は、菌が産生するエンテロトキシンによる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問76
自然毒による食中毒に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ツキヨタケは、胃腸障害を起こす毒キノコである。
 b シガテラは、麻ひ性貝毒による食中毒である。
 c シアン配糖体の毒性は、O-グリコシド結合の加水分解によって発現する。
 d カビ毒であるステリグマトシスチンには、発がん性がある。

    a b c d
  1 正 正 誤 誤  
  2 正 誤 正 正   
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 正 正 誤 
  5 誤 誤 正 誤

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問77
金属及び類金属の食品衛生に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 海藻やエビに含まれる有機ヒ素化合物は、無機ヒ素化合物に比べて毒性が弱い。
 b クロムは、6価に比べて3価の方が毒性が強い。
 c 米については、カドミウムの安全基準値が定められている。

    a b c 
  1 正 正 誤 
  2 正 誤 正 
  3 誤 正 正 
  4 正 誤 誤 
  5 誤 正 誤  
  6 誤 誤 正
 
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問78
食品添加物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 二酸化チタンは、漂白剤として食品添加物に指定されている。
 b 亜硝酸ナトリウムは、酸性で第二級アミンと反応して発がん性のニトロソアミンを生じる。
 c 銅クロロフィルは、着色料として食品添加物に指定されている。
 d ジブチルヒドロキシトルエン (BHT) は、金属と錯体を形成することにより酸化を防止する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問79
食品添加物の安全性に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 天然物についても、毒性を考慮する必要がある。
 b ヒトでの急性及び慢性毒性試験が不可欠である。
 c 次世代への影響を評価する必要はない。

    a b c 
  1 正 正 誤 
  2 正 誤 正 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 正 
  5 誤 正 誤 
  6 誤 誤 正

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問80
90Srで汚染された食品の摂取は、長期的な内部被曝の原因となる。90Srの物理的半減期は約30年で、生物学的半減期は約50年である。90Srの有効半減期は何年か。最も近い値を選べ。

  1 10   2 20   3 30   4 40   5 50

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問81
地球環境と生態系に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 地球環境を構成している気圏、地圏(岩石圏)、水圏、生物圏のうち、気圏以外では重量比の最も大きい構成元素は酸素である。
 b 生態系における生物は、生産者、消費者及び分解者からなりたっている。
 c 生態系のエネルギーは、ほとんど太陽エネルギーに依存している。

    a b c 
  1 正 正 正 
  2 正 誤 正 
  3 誤 正 正 
  4 誤 正 誤 
  5 正 誤 誤 

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問82
環境汚染物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 無機水銀は、メチル水銀に比べて血液-脳関門を通過しやすい。
 b トリクロロエチレンは、代謝を受けずにDNA塩基を修飾する一次発がん物質である。
 c カモメの体内DDT濃度が生息域の海水中濃度より高くなるのは、食物連鎖のためである。
 d ベンゾ[a]ピレンの代謝活性化の過程には、エポキシドヒドロラーゼが関与する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問83
水質汚濁に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a フミン質は、塩素と反応してトリハロメタンを生じやすい。
 b 亜硝酸性窒素は、し尿の混入により増加する。
 c 富栄養化が進んだ水域では、動物性プランクトンが著しく増殖している。
 d n-ヘキサン抽出物質量は、海域の油汚染の指標となる。

    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 正 誤 
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 正 誤 誤
  5 誤 誤 正 正

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問84
水質保全に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a わが国の多くの河川、湖沼では、家庭排水が水質汚濁の最大の要因となっている。
 b 都市下水の大規模な処理には、活性汚泥法が適している。
 c 合併処理浄化槽は、し尿と生活排水の両方を処理できる。

    a b c 
  1 正 正 正 
  2 正 誤 誤 
  3 誤 正 正 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 

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問85
水質汚濁指標に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 有機物を含んだ水が流入すると、BODは低下する。
 b 水質汚濁によりDOが低下すると、微生物による有機物の分解が起こらなくなる。
 c 工場排水では、BODを測定できない場合がある。
 d CODは、水中の無機物質量の指標として用いられる。

    a b c d
  1 正 正 正 誤 
  2 正 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 誤 正 誤

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問86
窒素酸化物による大気汚染に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 化石燃料の燃焼で生成するNOχの窒素は、主として空気中のN2に由来する。
 b 大気中のNOχとしては、NO2と比べてNOが多い
 c NOχが空気中で光化学反応を起こすと、眼に刺激性のある光化学オキシダントを生じる。

    a b c 
  1 正 正 誤 
  2 正 誤 正 
  3 誤 正 正 
  4 正 誤 誤 
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正
 
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問87
産業廃棄物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 有害性や感染性のある産業廃棄物の移動過程は、文書(マニフェスト)により管理されている。
 b 有害性や感染性のある産業廃棄物の排出事業者は、排出後の廃棄物にも責任を持つことになっている。
 c 感染性廃棄物の運搬には、密閉容器が用いられている。

    a b c 
  1 正 正 正 
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 

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問88
地球温暖化に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 地表に到達する太陽光エネルギーの主体は、赤外線である。
 b 地表に到達する太陽光エネルギーのうち、熱に変換されるのはごく一部である。
 c 分子当たりの温室効果は、二酸化炭素よりもメタンの方が大きい。
 d 大気中の水蒸気も、二酸化炭素とともに温室効果に大きく寄与している。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問89
水質試験法でアンモニア性窒素の測定に用いるインドフェノール法の反応経路を次に示す。aとbの反応に用いる試薬の正しい組合せはどれか。
      [ a ]    [ b ]

   a          b
 1 HCl         インドフェノール
 2 NaClO       インドフェノール
 3 NaClO4     N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)
 4 HCl       フェノール
 5 NaClO      フェノール

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問90
環境試験法に関する記述の[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 硫黄酸化物の試験法である溶液導電率法では、[ a ]を含む溶液に被検空気を通じて、生成する[ b ]による導電率の上昇を測定する。
    a             b
 1 トリエタノールアミン    亜硫酸
 2 トリエタノールアミン    硫酸
 3 過酸化水素         亜硫酸
 4 過酸化水素         硫酸
 5 水酸化ナトリウム      亜硫酸
 6 水酸化ナトリウム      硫酸

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問91
アスマン通風湿度計とカタ温度計を用いて測定できる室内空気環境の正しいものの組合せはどれか。
 a 換気量  b 熱輻射  c 気動  d 感覚温度

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問92
異物の吸収、排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 除草剤であるパラコートは、ほとんど経皮吸収されない。
 b 浮遊粒子状物質の肺からの吸収は、主としてエンドサイトーシスによる。
 c 腸肝循環では、胆汁中に排泄された異物が抱合型のまま再び吸収される。
 d 血漿中で主にイオン型(解離型)として存在する化合物は、一般に乳汁中へ移行しやすい。

    a b c d
  1 正 正 正 誤 
  2 誤 正 正 正
  3 誤 正 誤 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 誤

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問93
次の薬毒物とその代謝活性化反応の関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 2-アセチルアミノフルオレン ――――― N-水酸化
 b アフラトキシンB1 ――――――――― エポキシ化
 c 四塩化炭素 ――――――――――――― ラジカル生成
 d フェニトロチオン ―――――――――― 硫黄原子の脱離と酸化

    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 正 正 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 正 正 誤 誤 
  5 誤 誤 誤 正 

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問94
異物の抱合反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a イソニアジドのアセチル化速度には、代謝酵素の遺伝的多型による個人差がある。
 b メルカプツール酸は、異物のN-アセチルシステイン抱合体である。
 c アスパラギンは、ヒトでの抱合反応に利用される主要なアミノ酸である。
 d アミノ酸抱合とアセチル化では、抱合を受ける異物の官能基が多くの場合共通している。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問95
シトクロムP450 (CYP) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a シトクロムP450はミクロソーム画分のみならず、ミトコンドリアにも存在している。
 b 薬物を解毒するシトクロムP450の分子種は、がん原物質を活性化することはない。
 c シトクロムP450が1分子の薬物に酸素原子を1個添加するのに2個の電子を必要とする。
 d シトクロムP450は薬物の酸化反応を触媒するが、還元反応は触媒しない。

    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 誤 誤 正 
  3 誤 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 正

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問96
パラチオンの毒性発現機構に関する記述の[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 パラチオンは、シトクロムP450 (CYP) で代謝されてリン酸エステル型のパラオクソンとなり、そのジアルキルリン酸部分がアセチルコリンエステラーゼの活性中心の[ a ]残基に結合し、さらに加水分解を受けて[ b ]が離脱する。[ c ]は結合したジアルキルリン酸基を除去し、アセチルコリンエステラーゼの活性を回復させる。
     a         b            c
 1 トレオニン  p-ニトロフェノール     硫酸アトロピン
 2 トレオニン  p-ニトロ-o-クレゾール   硫酸アトロピン
 3 トレオニン  p-ニトロフェノール     2-PAM
 4 セリン    p-ニトロ-o-クレゾール   硫酸アトロピン
 5 セリン    p-ニトロフェノール      2-PAM
 6 セリン    p-ニトロ-o-クレゾール    2-PAM
  (注)2-PAM:2-ピリジンアルドキシムメチオダイド(ヨウ化プラリドキシム)

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問97
ダイオキシン類に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ダイオキシン類とは、PCDD(ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン)、PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)、コプラナーPCB及びDDTをさす。
 b ダイオキシン類は、ごみ焼却施設の燃焼過程で生成しやすい。
 c ダイオキシン類の毒性は、最も毒性の強い2,3,7,8-TCDD(四塩化ジベンゾ-p-ジオキシン)の量に換算して表す。
 d わが国では、ダイオキシン類は畜産食品からの摂取が最も多い。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問98
化学物質の安全性評価に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a NOAELは、測定可能な濃度領域の量-反応曲線から外挿して求めることができる。
 b NOAELは、すべての化学物質にあてはまる概念である。
 c 実験に使用する動物の種類により、NOAELは異なることがある。
 d ADIは、NOAELの値と安全係数をもとにして求める。


  (注) NOAEL:no observed adverse effect level(無毒性量)
     ADI:acceptable daily intake(一日許容摂取量)

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問99
一酸化炭素中毒に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a わが国では、自動車から排出される一酸化炭素量は年々増加している。
 b 一酸化炭素は、特有の刺激臭を有する。
 c 一酸化炭素のヘモグロビンに対する親和性は、酸素よりも高い。
 d 一酸化炭素の毒性は、シトクロムcオキシダーゼの阻害による。

    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 誤 
  5 誤 誤 正 誤

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問100
薬物の乱用を確認するために、尿中未変化体を検出対象とするものの組合せはどれか。
 a モルヒネ          b メタンフェタミン
 c フェノバルビタール     d テトラヒドロカンナビノール

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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処理済2001国家試験II

第86回薬剤師国家試験(平成13年3月)

    薬事関係法規及び薬事関係制度 (問101〜問120)


問101
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬剤師の職能を全うするには、法律に定める事項を遵守することで足りる。
 b 薬剤師は、調剤過誤があった場合、民法に定める不法行為責任は問われない。
 c 刑法に定める秘密漏示の規定は、薬剤師にも適用される。
 d 薬局開設者は、医薬品の製造業者が行う医薬品の適正な使用のために必要な情報の収集に協力するよう努める法律上の義務がある。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問102
医療制度に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 政府管掌健康保険の保険者は、都道府県である。
 b 国民健康保険組合には、自営業者が加入する。
 c 老人保健法にいう医療等以外の保健事業の実施主体は、都道府県である。
 d 介護保険の保険者は、市町村及び特別区である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

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103
医薬分業に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 医薬分業のメリットの1つとして、医師が手持ちの医薬品の種類にとらわれず、患者に最も適した医薬品を処方できることがあげられる。
 b 薬局は、患者が持参した処方せんに薬局に在庫していない医薬品が含まれていた場合、調剤を拒否しなければならない。
 c かかりつけの薬局で患者の薬歴管理を行うことにより、同種薬剤の重複投与や薬剤の相互作用の有無の確認などが可能になる。
 d 医療機関は、処方せんの交付を受けた患者がファクシミリを利用して処方内容を電送する場合、患者が自由に薬局を選択できる体制を確保しなければならない。

    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 正 誤
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 誤 誤 
  5 誤 正 正 正

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問104
国民医療費に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 国民医療費は、平成10年度においてほぼ30兆円である。
 2 国民医療費は、患者負担と保険料の2つの財源で賄われている。
 3 診療種類別国民医療費のうち、薬局調剤医療費の額は、近年横ばい傾向にある。
 4 国民1人当たり医療費の額でみると、65歳以上と65歳未満とではほとんど差がない。
 5 国民医療費に占める老人医療費の割合は、最近7割台で推移している。

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問105
薬事法の治験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 治験の対象となる薬物について初めて治験の計画の届出をした者は、届出の日から直ちに治験を依頼することができる。
 b 治験の計画を届け出た治験依頼者は、治験を行う医療機関を追加しても、治験計画の変更届の提出を要しない。
 c 厚生労働大臣は、治験の依頼に関する基準に適合しているかどうかを調査するため、当該職員に治験薬を業務上取り扱う場所に立ち入り、検査させることができる。
 d 治験依頼者は、治験薬の容器に治験用である旨、治験依頼者の氏名及び住所、化学名、用法又は用量、及び効能又は効果を記載しなければならない。
 e 治験依頼者は、治験薬の副作用によるものと疑われる死亡につながるおそれのある症例を知ったときは、定められた期間内に厚生労働大臣に報告しなければならない。

  1(a,b) 2(a,d) 3(b,e) 4(c,d) 5(c,e)

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問106
薬剤師法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 薬剤師は、婚姻により改姓したときは、薬剤師名簿の訂正を申請しなければならない。
 2 薬剤師は、2年ごとの薬剤師としての届出をした後の2年の間に、他の都道府県に住所を変更したときは、その旨を新しい住所地の都道府県知事を経由して届け出なければならない。
 3 薬剤師は、調剤済みとなった処方せんに患者の薬剤受領済みの旨を記載しなければならない。
 4 処方せんを交付した医師から指示がなければ、薬剤師は、使用上の注意などの情報を提供してはならない。
 5 薬剤師は、麻薬及び向精神薬取締法に違反したときは、必ず薬剤師免許を取り消される。

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問107
薬剤師法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 災害のため薬局において調剤することができなかったので、薬剤師が薬局以外の場所で調剤した。
 b 病院の調剤所において、調剤した薬剤の被包に、調剤した薬剤師の氏名のかわりに調剤所の責任者の氏名を記載した。
 c 病院の調剤所の薬剤師が、他の病院で診療に従事する医師の処方せんを持参した患者に対し、調剤を断った。
 d 薬剤師が、急用で薬局を留守にしなければならなかったので、薬剤師ではない者に指示して調剤させた。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問108
薬事法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 人又は動物の保健のためのねずみ駆除剤で、かつ人体に対する作用が緩和な物であって器具器械でないものは、「医薬部外品」である。
 b 薬局の開設許可を受ければ、医薬品の販売業の許可を受けることなく、医薬品を販売することができる。
 c 医薬品の直接の容器等には、「医薬品」の文字を記載しなければならない。
 d 希少疾病用医薬品は、法に基づく承認を受けることなく、製造し販売することが認められている。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問109
薬事法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬局開設者が既存の薬局と同一の構造設備を有する薬局を同一県内に開設する場合は、都道府県知事へ届け出ればよい。
 b 薬局の管理者は、都道府県知事の許可を受ければ、管理する薬局以外の場所で業として薬事に関する実務に従事することができる。
 c 薬局開設者は、当該薬局の管理に関する事項を記録する帳簿を備えなければならない。
 d 医薬品一般販売業者は、店舗による販売以外の方法で医薬品を販売することができる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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問110
次の医薬品又は医薬部外品の製造について、GMPの適合を許可要件とする正しいものの組合せはどれか。
 a ビタミンを含有する内用液剤      b 体外診断用医薬品
 c 薬局製造のかぜ薬           d 薬用化粧品
 e 血液製剤

  1(a,c) 2(a,e) 3(b,c) 4(b,d) 5(d,e)

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問111
薬事法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか
 a 毒薬は、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白わく、白字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
 b 薬局開設者は、医師の指示により要指示医薬品を販売したときは、品名、数量、販売の年月日などを備えつけの帳簿に記載し、最終の記載の日から2年間保存しなければならない。
 c アスコルビン酸製剤の直接の容器又は直接の被包には、「注意一経時変化あり」の文字を記載しなければならない。
 d 医薬品の直接の容器又は直接の被包に、使用及び取扱い上の必要な注意事項を記載していない医薬品は、販売してはならない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問112
薬事法文は薬剤師法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 処方せんに基づいて調剤した劇薬を交付する場合、患者から薬事法で定める文書を受け取らなければならない。
 b 病院又は診療所においては、毒薬を貯蔵する場所にかぎを施さなくてもよい。
 c 医薬品について、医師が学会発表した「まだ承認されていない新たな効能、効果がある」との新聞記事のコピーを医薬品に貼付して販売した。
 d 薬事監視員は、病院の調剤所への立入検査を行うことができる。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 誤 誤 誤 正 
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 正 正 誤 
  5 正 誤 誤 誤

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問113
医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医薬品の副作用とは、許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においても、その許可医薬品により人に発現する有害な反応をいう。
 b 薬事法に基づく許可を受けて製造された医薬品の使用によって生じた副作用は、すべて救済の対象となる。
 c 予防接種法の規定による予防接種を受けたことによって生じた副作用については、救済給付の対象とはならない。
 d 救済給付を受けている者に係る疾病、障害又は死亡の原因となった医薬品について賠償の責任を有するものが明らかとなった場合には、以後救済給付は行われない。
 e 配置薬など一般用医薬品を製造している業者は、救済給付の財源となる拠出金を負担する義務はない。

  1(a,b,c)  2(a,c,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(b,d,e) 

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問114
麻薬及び向精神薬取締法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 麻薬研究者は、外国から治験薬である麻薬を直接輸入することができる。
 b 自己の疾病の治療のため麻薬を使用している者は、法に基づく許可を受けて、麻薬を携帯して出国又は入国することができる。
 c 麻薬小売業者は、他の麻薬小売業者から麻薬を譲り受けることができる。
 d 麻薬施用者は、ジアセチルモルヒネを交付することができる。
 e 向精神薬卸売業者は、免許に係る業務所の所在地の都道府県の区域外にある向精神薬小売業者に向精神薬を譲り渡すことができる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,e) 4(c,d) 5(d,e)

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問115
覚せい剤取締法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 ただし、文中の「薬局開設者」は「覚せい剤原料取扱者」の指定は受けていない。
 a 薬局開設者は、医薬品ではない覚せい剤原料を所持することができる。
 b 薬局開設者は、他の薬局開設者に覚せい剤原料を譲り渡すことができる。
 c 薬局で調剤に従事する薬剤師は、医薬品である覚せい剤原料を使用して調剤することができる。
 d 薬局開設者は、覚せい剤原料を薬局内でかぎをかけた場所に保管しなければならない。
 e 薬局開設者は、都道府県知事に届出をすることなく覚せい剤原料を廃棄することができる。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問116
毒物及び劇物取締法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 毒物劇物一般販売業者は、どの特定毒物使用者に対しでもすべての特定毒物を販売することができる。
 2 毒物劇物営業者は、劇物の容器に「医薬用外」の文字及び「劇」の文字を表示しなければならない。
 3 引火性、発火性又は爆発性のあるものとして指定された毒物又は劇物のなかにトルエンも含まれる。
 4 毒物劇物取扱責任者は、水酸化ナトリウムを中和して廃棄する際は、保健所に届け出なければならない。
 5 登録が失効した毒物劇物営業者は、定められた期間内であれば、所有する特定毒物を他の毒物劇物営業者に譲り渡すことができる。

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問117
毒物及び劇物取締法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬剤師は、毒物劇物取扱責任者となることができる。
 b 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を交付する場合には、交付の相手方が14歳未満の者でないことを確認しなければならない。
 c 酢酸エチルを含有する接着剤は、何人も所持してはならない。
 d 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物の容器として、飲食物の容器として通常使用される物を使用してはならない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問118
次の記述は、医療法の規定である。
[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
医師、歯科医師、薬剤師、看護婦その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な[ a ]を行い、医療を受ける者の[ b ]を得るよう努めなければならない。
     a     b
  1 忠告    同意
  2 忠告    理解
  3 説明    同意
  4 説明    理解
  5 指導    同意
  6 指導    理解

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問119
保険薬局に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 薬事法による薬局の開設許可を受けることによって、自動的に健康保険法に基づく保険薬局の業務を行うことができる。
 2 薬局の見やすい箇所に保険薬局である旨を標示しなければならない。
 3 処方せんを受け付けるたびに、患者に保険証の提示を求めなければならない。
 4 保険医療機関との連携を強化するため、保険医療機関と一体的な経営を行うことが望ましい。
 5 保険医療機関が患者に対して特定の保険薬局において保険調剤を受けるべき旨の指示等を行った場合、保険薬局は、その対償として保険医療機関に対して金品を供与してもよい。

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問120
医療保険に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 調剤報酬点数表における調剤基本科は、国内のすべての保険薬局で同じ点数を請求できるように定められている。
 2 保険薬局が処方せんに基づく調剤を行った場合に要する費用の額は、調剤報酬点数表として都道府県ごとに定められている。
 3 薬剤料の算定は、薬価基準において「円」単位で定められている薬価をもとに、「点」単位に換算して請求する。
 4 診療報酬点数表における薬剤管理指導料は、入院及び入院外の患者に対して算定できる。
 5 同一の在宅患者に対して、保険医療機関の薬剤師と保険薬局の薬剤師が協力して、訪問薬剤管理指導を行った場合、保険医療機関と保険薬局それそれがその費用を請求できる。

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処理済2001年国家試験・

第86回薬剤師国家試験(平成13年3月)

       医療薬学 I(問121〜問180)


問121
次の薬理作用・現象−薬物の対応のうち、正しいものの組合せはどれか。
 

  薬理作用・現象

 ――― 

  薬物

ノルエピネフリンに対しsupersensitivityを起こす。

 ―――

レセルピン

昇圧反応は、反復静注により急激なdesensitizationを起こす。

 ―――

塩酸フェニレフリン

臭化ベクロニウムと併用した場合、potentiationを起こす。

 ―――

メチル硫酸ネオスチグミン

急激な投与中止によりrebound phenomenonを起こす。

 ―――

プレドニゾロン

Delayed actionを示す。

 ―――

ワルファリンカリウム


  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e) 

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問122
次の構造式をもつ薬物(ア〜エ)について、記述a〜dとの対応で正しい組合せはどれか。

 a モノアミン酸化酵素とカテコール-O-メチル転移酵素のいずれによっても不活性化されない。
 b 神経伝達物質である。
 c α-アドレナリン作用はほとんどもたず、強力なβ-アドレナリン作用を発現する。
 d 間接型アドレナリン作動薬である。

    a b c d
  1 ア イ エ ウ
  2 ア ウ イ エ
  3 ウ エ ア イ
  4 イ ア エ ウ
  5 エ ア ウ イ

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問123
局所麻酔薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 基本的にはNa+チャネル遮断薬である。
 b 一般に太い神経の伝導を早く抑制する。
 c 高血圧症や糖尿病の患者では、エピネフリン添加の局所麻酔薬(脊椎麻酔用は除く)は禁忌である。
 d 組織のpHによって効力が影響される。
 e 中枢作用として痙れんや振戦が現れたら、塩化スキサメトニウムの点滴で処置する。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,d,e)  5(c,d,e) 

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問124
催眠薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ベンゾジアゼピン誘導体は、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、γ-アミノ酪酸(GABA)のGABAA受容体への結合能を亢進させる。
 b トリアゾラムは作用時間の短い催眠薬で、副作用として健忘を起こしやすい。
 c ニトラゼパムは、治療量ではレム睡眠の抑制が強い。
 d ブロムワレリル尿素には薬物依存性があり、服用中断により痙れん発作、せん妄などがみられる。
 e ペントバルビタールカルシウムは、上行性脳幹網様体賦活系の抑制作用により睡眠を発現する。

    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 誤 正
  3 正 正 正 誤 誤
  4 正 正 誤 正 正
  5 誤 誤 誤 正 正

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問125
精神疾患治療薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 塩酸クロルプロマジンは、脳幹のドパミンD2受容体を遮断し、アデニル酸シクラーゼ活性を抑制して、精神興奮性を抑制する。
 b マレイン酸フルフェナジンは、末梢性アドレナリンα1受容体遮断作用も有し、起立性低血圧を起こす。
 c 炭酸リチウムは、神経伝達物質で活性化されたホスホリパーゼCによるホスファチジルイノシトール代謝回転を亢進させる。
 d マレイン酸フルボキサミンは、中枢・末梢セロトニン作動性神経終末で特異的にセロトニンの再取り込みを抑制する。
 e スルピリドは、うつ病には低用量で、精神分裂病には高用量で用いる。

    a b c d e
  1 正 誤 誤 正 正 
  2 誤 正 誤 正 正
  3 正 正 正 誤 誤
  4 誤 正 正 正 誤 
  5 正 誤 正 誤 正

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問126
鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a クエン酸フェンタニルは、合成麻薬であり、μ受容体刺激薬として作用し、鎮痛効果はモルヒネよりも低用量で現われる。
 b 塩酸ナロキソンは、μ受容体を比較的特異的に遮断し、急性のモルヒネ中毒の治療に用いられる。
 c 塩酸ペチジンは非麻薬性鎮痛薬で、中枢神経興奮作用がある。
 d ペンダゾシンは、κ受容体刺激作用と弱いμ受容体遮断作用を持つ非麻薬性鎮痛薬である。
 e 塩酸モルヒネは、第IV脳神経(動眼神経)核に作用して散瞳を来たし、化学受容器引金帯を直接刺激するために、悪心・嘔吐を生じる

    a b c d e
  1 誤 正 誤 正 正  
  2 正 誤 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤 誤
  4 正 正 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 誤 正

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問127
薬物―薬理作用―適応の対応のうち、正しいものの組合せはどれか。
     薬物            薬理作用           適応
a ロキソプロフェンナトリウム―――シクロオキシゲナーゼ阻害―――消炎・鎮痛
b 塩酸グラニセトロン―――――――ドパミンD2受容体遮断――――抗悪性腫瘍薬による悪心・嘔吐
c ロサルタンカリウム―――――――アンギオテンシンII受容体遮断――高血圧症
d 塩酸エピナスチン――――――――ヒスタミンH1受容体遮断―― アレルギー性鼻炎
e アルプロスタジルアルファデクス――トロンボキサンA2受容体刺激――皮膚潰瘍

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,d,e)  5(c,d,e) 

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問128
抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a フマル酸ケトチフェンは、好酸球からのヒスタミンの遊離を特異的に抑制するので、気管支ぜん息に有効である。
 b プランルカスト水和物は、ロイコトリエン受容体を遮断することによって、じん麻疹に著効を示す。
 c 塩酸オザグレルは、トロンボキサン合成酵素を阻害することにより、気道過敏性を抑制する。
 d トシル酸スプラタストは、インターロイキン-1と腫瘍壊死因子 (TNF) の産生を強力に阻害するので、アナフィラキシーショックに用いられる。
 e プロピオン酸ベクロメタゾンやプロピオン酸フルチカゾンの鼻腔内噴霧は、アレルギー性鼻炎に有効である。

  1(a,c) 2(a,d) 3(b,d) 4(b,e) 5(c,e)

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問129
慢性心不全に対するアンギオテンシン変換酵素阻害薬マレイン酸エナラプリルの作用機序のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アルドステロン分泌亢進
 b 末梢血管抵抗の減少
 c 交感神経からのノルエピネフリン遊離促進
 d 心筋肥大の抑制

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問130
抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 塩酸アミオダロンは、K+チャネルを遮断する。
 b アドレナリンβ受容体遮断薬の抗不整脈作用に、膜安定化作用は必須である。
 c 塩酸リドカインと塩酸メキシレチンは、Na+チャネルを遮断する。
 d 硫酸キニジンは、QT問隔を延長しない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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問131
抗高血圧薬の降圧に伴う代償性反応(心拍数増加又は体内水分貯留)に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 塩酸ヒドララジンは、塩酸ジルチアゼムより代償性反応が強い。
 b 代償性反応の一部は利尿薬で抑制される。
 c 代償性反応の一部は、アドレナリンβ1受容体遮断薬で抑制される。
 d アンギオテンシン変換酵素阻害薬の代償性反応は強い。
 e 塩酸プラゾシンの代償性頻脈は、メシル酸フェントラミンに比べ著しい。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,c,e)  5(c,d,e) 

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問132
利尿薬の作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヒドロクロロチアジドは、慢性投与により尿中へのCa2+排泄を促進させる。
 b D-マンニトールは、脳浮腫の治療に有用である。
 c フロセミドはヘンレ係蹄上行脚に作用し、炭酸脱水酵素阻害薬と同程度の利尿を起こす。
 d アセタゾラミドは、緑内障やてんかんの治療にも用いられる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

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問133
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ジモルホラミンは、呼吸中枢を刺激して呼吸興奮を起こすが、血圧上昇作用もある。
 b リン酸コデインは、塩酸モルヒネより鎮痛作用、依存性、呼吸中枢抑制作用は弱いが、鎮咳作用は強い。
 c 臭化水素酸デキストロメトルファンは、右旋性(体)合成オピオイド化合物で、強い鎮咳作用と鎮痛作用を有するが、依存形成作用も強い。
 d 塩酸アンブロキソールは、肺胞II型細胞からの肺サーファクタントの分泌を増加させる。
 e 塩酸ドキサプラムは、主として末梢性化学受容器を介して呼吸中枢を刺激する。

  1(a,b,c)  2(a,c,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,d,e) 

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問134
消化性潰瘍治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a テプレノンは、粘膜細胞のムスカリンM1受容体に選択的に作用して、粘膜防御機能を高める。
 b 塩酸セトラキサートは、胃粘膜組織でのPGE2及びPGI2生合成を抑制して、微小循環を改善する。
 c アズレンには、抗炎症作用以外にヒスタミン遊離抑制作用も知られている。
 d ランソプラゾールは、壁細胞H+,K+-ATPaseを阻害して酸分泌を抑制する。
 e 塩酸ラニチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断作用による強力な胃酸分泌抑制作用と、ペプシン分泌抑制作用を持っている。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(c,d,e) 

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問135
消化器系機能障害に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a クエン酸モサプリドは、消化管内在神経叢のセロトニン5-HT4受容体を刺激して、アセチルコリンの遊離を抑制して消化管機能を低下させる。
 b ドンペリドンは、中枢性のドパミンD2受容体遮断作用により、上部消化管機能調整と制吐作用を示す。
 c 塩酸ロペラミドは、腸管のコリン作動性神経機能を低下させて、ぜん動運動を抑える。
 d 酸化マグネシウムは、腸管で炭酸水素マグネシウムになり、腸内浸透圧を高めてぜん動運動を促進する。
 e センノシドは、小腸で吸収されて肝臓の薬物代謝酵素でレインアンスロンに代謝され、大腸のぜん動運動を亢進する。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,d) 4(c,d) 5(c,e)

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問136
子宮に作用する薬物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 塩酸ピペリドレートは、アドレナリンα2受容体遮断薬であり、子宮弛緩薬として用いられる。
 b マレイン酸エルゴメトリンは、子宮収縮作用を有し、分娩後の弛緩出血に使用される。
 c オキシトシンは、下垂体前葉ホルモンであり、子宮収縮作用を有する。
 d ジノプロストは妊娠子宮を収縮させる。
 e 塩酸リトドリンは、アドレナリンβ2受容体刺激薬であり、切迫早産の際に用いられる。

    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 正 
  2 正 正 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 誤 正
  5 誤 正 誤 正 正

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問137
貧血治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a メコバラミンは、核酸代謝を促進して悪性貧血に著効を示す。
 b クエン酸第一鉄ナトリウムは、経口では吸収されないため、注射剤として用いる。
 c 鉄は、ヘモグロビンのグロビンたん白質中に取り込まれる。
 d エリスロポエチンは、手術予定患者の自己血貯血に使用されることがある。
 e メチルプレドニゾロンは、骨髄抑制を起こすので、再生不良性貧血には禁忌である。

  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c)
  4(c,e) 5(d,e) 

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問138
抗血液凝固薬及び抗血栓薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ワルファリンカリウムは、ビタミンKに拮抗して、プロトロンビンなどの血液凝固因子の肝臓での生合成を促進する。
 b アスピリンは、血小板シクロオキシゲナーゼを阻害して血栓形成を防止する。
 c シロスタゾールは、血小板ホスホジエステラーゼIIIを阻害してサイクリックAMP濃度を高め、血小板の凝集・顆粒放出を抑制する。
 d ヘパリンナトリウムは、陽性荷電の大きいムコ多糖体で、アンチトロンビンIIIに結合してその作用を発現する。

    a b c d
  1 正 正 誤 誤 
  2 正 誤 正 誤 
  3 誤 正 正 誤 
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 誤 誤 正 

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問139
感覚器系障害治療薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
1 グルタチオンの点眼は、変性した水晶体たん白質の機能を回復させる。
2 緑膿菌による結膜炎に用いる硫酸ゲンタマイシンは、細菌の80Sリボソームに結合してたん白質合成開始を阻害する。
3 眩暈症(めまい)に用いるメシル酸ベタヒスチンは、内耳微小循環を改善する。
4 硝酸ナファゾリンは、血管のアドレナリンα1受容体を遮断して、鼻閉に対してすみやかに症状を改善する。
5 尿素は、その脱水作用によりかゆみを伴う乾皮症などの皮膚組織機能障害を改善する。

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問140
糖尿病治療薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 一般にインスリン依存性糖尿病(1型糖尿病)では、インスリンの効果が低い。
 b スルホニル尿素類は、ATP依存性K+チャネルを遮断して、インスリン分泌を高める。
 c 一般にスルホニル尿素類は、アルブミンと強く結合する。
 d アカルボースは、インスリン抵抗性改善薬であり、組織のインスリン感受性を増強する。

    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 正 誤 誤 正
  4 正 誤 正 誤 
  5 誤 正 誤 正 

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問141
骨粗しょう症治療薬の作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a メナテトレノンは、活性型ビタミンD3存在下に骨形成作用のあるオステオカルシンの生成を促進する。
 b アルファカルシドールは、腸管でのCa吸収を促進して血清Ca2+を上昇させる。
 c カルシトニン製剤は、破骨細胞による骨吸収を抑制するが、骨粗しょう症性疼痛には無効である。
 d エチドロン酸二ナトリウムは、ヒドロキシアパタイトの結晶形成を亢進し、破骨細胞の機能を抑制する。
 e イプリフラボンは、エストロゲン拮抗薬であり、骨吸収を促進する。

  1(a,b) 2(a,e) 3(b,d) 4(c,d) 5(c,e)

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問142
痛風治療薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a コルヒチンは、局所組織への好中球の遊走を抑制する。
 b アロプリノールは、キサンチン酸化酵素を活性化し、尿酸生合成を抑制する。
 c プロベネシドは、尿細管の有機陰イオントランスポーターを尿酸と競合することにより、尿酸の再吸収を抑制する。
 d ベンズブロマロンは、尿細管における尿酸の再吸収を特異的に阻害するが、尿細管分泌は阻害しない。
 e ブコロームには、抗炎症・抗リウマチ作用以外に尿酸排泄作用がある。

    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 誤 
  2 正 誤 正 正 正
  3 誤 正 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 誤 正
  5 正 正 誤 誤 誤

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問143
抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リトナビルは、逆転写酵素の基質となっているヌクレオチドと競合し、ウイルスの逆転写酵素の活性を阻害する。
 b インターフェロンアルファは2',5'-オリゴアデニル酸の合成を介して感染細胞内のRNA分解酵素を活性化し、ウイルスのRNAを分解する。
 c ガンシクロビルは、サイトメガロウイルス感染細胞内で活性化され、DNAポリメラーゼを阻害する。
 d 塩酸アマンタジンは、ウイルスの脱殻の段階を阻止し、核内への侵入を阻害する。
 e ジダノシンは、ウイルスのプロテアーゼ活性を阻害し、ウイルスの増殖を抑制する。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e) 

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問144
抗菌薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ベンジルペニシリンカリウムは、N-アセチルグルコサミンにペンタペプチドを結合させるトランスペプチダーゼを阻害する。
 b バンコマイシンは、細胞壁合成を阻害する
 c セファロリジンは、セファロスポリナーゼによりラクタム環が開裂される。
 d テトラサイクリンは、30Sリボソームに結合してアミノアシルtRNAがmRNA・30Sリボソーム複合体に結合するのを阻害する。
 e エリスロマイシンは、30Sリボソームに結合して、アミノアシルtRNAの転移を阻害する。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e)

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問145
抗真菌薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アムホテリシンBは、真菌のコレステロール合成を抑制することにより膜機能を抑制する。
 b ミコナゾールは、ラノステロールのC-14脱メチル酵素を阻害し、エルゴステロール欠乏をきたす。
 c フルコナゾールは、シトクロムP450 (CYP) 3Aを誘導することで薬物相互作用を起こす。
 d トリコマイシンは、真菌膜ステロールと結合して、膜機能を障害する。
 e 塩酸テルビナフィンは、真菌細胞のスクワレンエポキシターゼを阻害する。

    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 正   
  2 正 正 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 正 誤
  4 誤 正 正 誤 正
  5 誤 正 誤 正 正

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問146
抗悪性腫瘍薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ビンクリスチンはチュブリンと結合し、細胞分裂を阻止する。
 b シスプラチンは紡錘糸の形成を阻止し、細胞周期をG1期で停止させる。
 c エトポシドはDNA合成を阻害し、S期からG2期に強い作用を示す。
 d マイトマイシンCはDNA二重鎖間に架橋を形成する。
 e イリノテカンはトポイソメラーゼIIを阻害する。

    a b c d e
  1 正 誤 正 誤 正   
  2 正 誤 正 正 誤
  3 誤 正 誤 正 正 
  4 誤 正 正 誤 正
  5 正 正 誤 正 誤

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問147
薬物1〜4は、抗悪性腫瘍薬の化学構造を示したものである。a〜dの記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


 a 薬物1は、作用発現に代謝的活性化を必要としない。
 b 薬物2は、ジヒドロ葉酸還元酵素と結合し、酸化型の葉酸を枯渇させる。
 c 薬物3は、その代謝物がチミジル酸合成酵素を阻害する。
 d 薬物4は、酸化還元反応の過程で活性酸素を生成する。

    a b c d
  1 誤 誤 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 誤 正
  4 正 誤 正 誤 
  5 正 正 誤 誤

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問148
薬物の発生・生殖器障害に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 器官形成期においては、胎児は薬物による影響を最も受けやすい。
 b エトレチナートは、ヒトにおいて催奇形性がある。
 c 器官形成期以後は、薬物による発生毒性は生じない。
 d ジエチルスチルベストロールは、男児と女児いずれにも生殖器官や生殖機能に異常を起こす。
 e ヒトで認められているサリドマイドの催奇形性作用は、実験動物では再現できない。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(b,c,d)
  4(b,d,e)  5(c,d,e) 

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問149
中毒治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アルコール依存症治療薬のジスルフィラムは、主として肝臓のアルデヒド脱水素酵素を阻害することにより、血中のアセトアルデヒド濃度を上昇させる。
 b メシル酸デフェロキサミンは、慢性鉛中毒の治療に用いるキレート剤である。
 c ヨウ化プラリドキシムは、有機リン剤によりカルバモイル化されたコリンエステラーゼを活性化させる。
 d ジメルカプロールは、ヒ素、水銀、鉛など多くの急性金属中毒の治療に用いられるが、鉄やカドミウム中毒には使用不可である。
 e フルマゼニルは、中枢性ベンゾジアゼピン受容体に高い親和性を有し、ベンゾジアゼピン系薬物の急性中毒の特異的拮抗薬として用いられる。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(b,d,e)  6(c,d,e)

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問150
次の薬物―主な薬理作用―有害作用の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。
     薬物           主な薬理作用        有害作用
a シンバスタチン ――――――― コレステロール低下 ――― 横紋筋融解症
b 塩酸メチルフェニデート ――― 中枢興奮 ―――――――― 痙れん
c ニフェジピン ―――――――― 血圧低下 ―――――――― 肺線維症
d カプトプリル ―――――――― 血圧上昇 ―――――――― 血管浮腫
e クロフィブラート ―――――― トリグリセリド低下 ――― 錯乱

  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c)
  4(b,e) 5(c,d) 6(d,e)

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問151
非撹拌水層は上皮細胞の膜表面近傍に存在し、薬物はこの層を拡散することで細胞膜に到達する。次の記述は薬物の小腸吸収過程に及ぼす非撹拌水層の影響に関するものである。正しいものの組合せはどれか。ただし、血流による吸収への影響は無視できるものとする。
 a 小腸上皮細胞膜透過が能動輸送による場合、非撹拌水層における拡散過程は見かけの吸収速度に影響しない。
 b 薬物の分子量が小さいほど、非撹拌水層における拡散速度は低い。
 c 吸収が膜透過と非撹拌水層における拡散の両方により影響を受ける場合、非撹拌水層が厚いほど見かけの吸収速度は低い。
 d 小腸上皮細胞から管腔側に排出されたH+は、非撹拌水層に滞留し、H+勾配を駆動力とする薬物の吸収速度を増大する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問152
次の図A〜Eは、各種徐放性製剤のバイオアベイラビリティ(薬の循環血流中に入る相対的な速度 (rate)と量 (extent))に対する食事の影響を示した血中濃度時間曲線である。これらの図とa〜eの記述との最も適切な組合せはどれか。図中の( : )は、最大血中濃度到達時間を示している。


 a 食事によりrate及びextentが低下した。
 b 食事によりrateは低下したが、extentへの影響は見られなかった。
 c 絶食時は放出制御型製剤の特徴を示しているが、食事により放出が顕著に促進され、extentが約2倍に増大した。
 d 食事によりrateは低下したが、extentには増大が見られた。
 e 腸溶性顆粒を含有するカプセル剤であり、rateもextentも食事の影響は受けなかった。

    A B C D E
  1 d a b e c
  2 c e d a b
  3 a d c e b
  4 c a d b e
  5 d c a b e

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問153
経口投与時の吸収性に及ぼす製剤学的又は生理学的要因に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ニフェジピンは水溶性高分子のポリビニルピロリドンを用いて固体分散体とすると、溶解速度が低下して、経口投与時の吸収性が低下する。
 b グリセオフルビンを微粉化すると溶解速度が増加して、吸収性が増加する。
 c ワルファリンカリウムは、胃内容排出を促進するコレスチラミンとの併用によって吸収が増加する。
 d インドメタシンのプロドラッグであるインドメタシンファルネシルは、胆汁酸によって可溶化されて吸収が増加する。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問154
医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ヘパリンナトリウムは、消化管からの吸収がよく、錠剤又はカプセル剤として経口投与される。
 b 塩酸バカンピシリンは、アンピシリンの消化管からの吸収性を増大させるためのプロドラッグである。
 c ヒドロクロロチアジドの量的バイオアベイラビリティ (extent of bioavailability)は、血中濃度を測定しなくても尿中に排泄される薬物量を測定すれば知ることができる。
 d 塩酸プロプラノロールは、吸収されやすいので、経口投与でも口腔粘膜への投与でもバイオアベイラビリティは同じである。

    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 誤 正 誤 正 
  3 誤 誤 誤 正
  4 誤 正 正 誤 
  5 正 誤 正 誤

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問155
薬物の組織移行に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 循環血液中のレボドパ (L-Dopa) は、血液脳関門にあるアミノ酸輸送担体の働きで脳実質組織へ移行する。
 b 母体の循環血液中のワルファリンやデキサメサゾンは、母体と胎児の間に血液胎盤関門が存在するため、胎児の循環血液中へ移行しない。
 c 循環血液中のジアゼパムは、血漿たん白結合率が高いので、乳汁中への移行性は低い。
 d 脈絡叢の毛細血管内皮細胞は、密着結合で連結していることから、循環血液中のセフェム系抗生物質は脳脊髄液中へ移行しない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問156
経口徐放性製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 一般に生物学的半減期の長い薬物に対して有用である。
 b 消化管からの吸収が良好な薬物には不適当である。
 c 肝初回通過効果の大きい薬物には適していない。
 d スパンスル型は、徐放性顆粒と速溶性顆粒を混合してカプセル充てんした製剤である。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問157
薬物代謝酵素に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a シトクロムP450 (CYP) は肝細胞内の小胞体に多く存在し、サリチル酸のグルクロン酸抱合反応に関与する。
 b シトクロムP450 (CYP) の分子種CYP2C19には遺伝的多型があり、代謝活性の低い患者ではオメプラゾールの副作用(皮膚粘膜眼症候群)の発現率は低下する。
 c カルバマゼピンは連用によって代謝酵素の誘導を起こし、同じ投与量をくり返し投与した場合、血中濃度は上昇する。
 d シメチジンはシトクロムP450 (CYP) のヘム鉄と複合体を形成し、シトクロムP450 (CYP) の代謝活性を阻害する。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤 
  2 誤 誤 正 誤 
  3 誤 正 誤 正
  4 正 正 誤 誤 
  5 誤 誤 誤 正 

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問158
腎機能及び腎における薬物の動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 糸球体ろ過は加圧ろ過過程であり、ボウマン嚢内圧が糸球体の毛細血管内圧よりも高いために起こる。
 b 臨床の場において、患者の糸球体ろ過速度は、イヌリンの腎クリアランスを指標に評価されることが多い。
 c 薬物の尿細管分泌とは、薬物が血管側から尿細管腔側へと能動的に輸送される現象である。
 d 薬物の尿細管再吸収は受動的な単純拡散によるものであり、特殊な輸送系が関与することはない。
 e 尿pHの低下によって弱酸性薬物の尿中排泄が減少するのは、尿細管再吸収の増大による。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,d) 4(c,e) 5(d,e)

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問159
下図はヒトにおける物質A、B、Cの定常状態時の血漿中濃度と軽クリアランスの関係を示している。図中のA、B、Cに該当する物質名の正しい組合せはどれか。
      A          B            C
 1 グルコース ―――――― イヌリン ――――――― パラアミノ馬尿酸
 2 イヌリン ――――――― グルコース ―――――― パラアミノ馬尿酸
 3 グルコース ―――――― パラアミノ馬尿酸 ――― イヌリン
 4 パラアミノ馬尿酸 ――― グルコース ―――――― イヌリン
 5 パラアミノ馬尿酸 ――― イヌリン ――――――― グルコース


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問160
肝の構造・機能及び薬物の胆汁中排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 肝への血液の流入系には、門派系と肝動脈系の2つがあり、全肝血流量に対する割合は、門派系を1とすると、肝動脈系では3程度である。
 b 類洞(シヌソイド)の内皮細胞は不連続性であるため、アルブミンに結合した薬物も内皮細胞の間隙を通過することができる。
 c 胆汁中排泄の支配要因の1つに薬物の分子量があり、ヒトの場合、分子量が約500以下の薬物はそれ以上の薬物に比べて胆汁中に排泄されやすい。
 d グルクロン酸抱合体として胆汁中に排泄された薬物は、腸内細菌叢のβ-グルクロニダーゼによって脱抱合を受け、再び吸収されることがある。

    a b c d
  1 正 誤 誤 誤
  2 誤 正 誤 正
  3 正 誤 正 誤 
  4 誤 誤 正 正
  5 正 正 誤 正

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問161
静脈投与後の消失過程が飽和性を示す薬物について、その消失半減期 (t1/2) と投与量 (D) の関係を正しく示すグラフはどれか。


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問162
同一薬物を異なる剤形で投与後の血中濃度と尿中排泄量について、下記の表の測定値が得られた。この薬物に関する記述について、正しいものの組合せはどれか。ただし、この薬物は肝臓でのみ代謝され、代謝物は消化管から吸収されない。また、未変化体と代謝物はいずれも腎臓から排泄される。
 a 錠剤Aの絶対的バイオアベイラビリティは、80 % である。
 b 錠剤Aに対する錠剤Bの相対的バイオアベイラビリティは、75 % である。
 c この薬物の腎クリアランスは、40 mL/min である。
 d 錠剤Aを経口投与後の消化管壁の透過率は、80% である。

 剤形                     注射剤  錠剤A  錠剤B
 投与経路                  静脈注射  経口投与 経口投与
 投与量 (mg)                 100  250  250
 血中濃度時間曲線下面積 ( (μg/mL) ・min)  200  400  300
 尿中未変化体総排泄量 (mg)           40   80   60
 尿中代謝物総排泄量(未変化体換算) (mg)     60   170  128

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問163
腎機能正常者におけるジゴキシンの全身クリアランスを9 L/hr、全身クリアランスに占める腎クリアランスの割合を80 % 、経口投与時のバイオアベイラビリティを80 % とする。ある患者にジゴキシンを1日1回繰り返し経口投与し、定常状態における平均血中濃度を1.0 ng/mL にしたい。この患者では腎機能の低下によって、ジゴキシンの腎クリアランスが腎機能正常者の50 % に低下しているとした場合、1日の投与量 (mg) として最も近い値は次のどれか。ただし、ジゴキシンの吸収や腎外クリアランスに変化はないものとする。

  1 0.04   2 0.10  3 0.16  4 0.25  5 0.31

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問164
肝臓での薬物の代謝・排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。ただし、肝クリアランスが主として肝血流速度の変化に依存する薬物を肝血流律速型薬物、肝代謝能に依存する薬物を肝代謝律速型薬物とする。
 a 肝硬変では肝臓のシトクロムP450 (CYP) 含量が低下するので、肝代謝律速型薬物であるアンチピリンの肝クリアランスは低下する。
 b 急性肝炎では、肝の薬物代謝能が低下するので、肝代謝律速型薬物であるプロプラノロールの血中濃度は低下する。
 c 急性肝炎では、肝代謝律速型薬物であるワルファリンのたん白結合率が増加するので、肝固有クリアランスは大きくなる。
 d 肝障害によって肝血流量が低下した時は、肝血流律速型薬物であるリドカインの血中濃度は上昇する。

    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 誤 正 
  3 正 誤 正 誤 
  4 誤 誤 正 正
  5 正 正 誤 誤 

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問165
臨床の場における血中薬物濃度モニタリング (TDM) のための薬物濃度測定に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬物濃度測定のための採血は、一般に最高血中濃度を示すと考えられる時間に行われる。
 b 蛍光偏光免疫測定法は、迅速かつ簡便な血中薬物濃度測定法として広く用いられている。
 c TDMでは通常、血清中又は血漿中の薬物濃度が測定されるが、免疫抑制薬シクロスポリンでは、全血中濃度が測定される。
 d 薬理効果や副作用の指標として、TDMでは必ずたん白結合していない遊離形薬物濃度が測定される。

  1(a,c) 2(a,d) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問166
水溶液中において、薬物Aは1次反応速度式に従い、薬物Bは0次反応速度式に従って分解する。濃度C0の薬物A、Bそれぞれの水溶液を調製して、一定条件下で保存したところ、1年後に両者とも濃度が1/2C0となった。さらに、同一条件で保存し続けたところ、分解反応が進行し、ある時点で薬物Bの濃度は0になった。その時点での薬物Aの濃度として正しいものはどれか。

  1 0       2 1/4C0      3 1/8C0
  4 C0ln2     5 1/2C0ln2

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問167
大、小2種の粒子径を有する同一物質の混合粉体について、アンドレアゼンピペットを用いて分散沈降法による粒度測定を行った。図に示すように、一定の深さにおける分散粒子の濃度(懸濁液濃度)は、測定開始後時間tまで初濃度C0のままであったが、時間tで大きく変化し、時間2tで0となった。なお、粒子はすべて、ストークスの式に従い沈降したものとする。この実験に関する記述のうち、正しいゃのの組合せはどれか。

 a 大粒子は小粒子の2倍量存在する。
 b 小粒子は大粒子の2倍量存在する。
 c 小粒子の粒子径をとすると、大粒子の粒子径は4である。
 d 小粒子の粒子径をとすると、大粒子の粒子径は2である。
 e 小粒子の粒子径をとすると、大粒子の粒子径は√2である。

  1(a,c) 2(a,d) 3(a,e)
  4(b,c) 5(b,d) 6(b,e)

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問168
真密度1.6 g/ cm3で、空隙率0.20の特性を持つ粉末医薬品がある。いまこれを1280 g秤量し、容器に移し替えたい。粉体の見かけ体積の10 %増を容器内容積として余分に見込むとすると、必要最低限の容器の内容積はいくらか。ただし、容器内での充てん状態は、空隙率測定時の状態と同じとする。

  1 0.73 × 103cm3   2 1.1 × 103cm3   3 1.9 × 103cm3
  4 2.8 × 103cm3    5 4.4 × 103cm3

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169
固体平面に液滴を置いた場合を図示してある。γs、γL、γSLをそれぞれ、固体―気体、液体―気体、固体―液体の界面張力とする。このとき、次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
 a 角度Aが接触角で、小さいほどぬれやすいことを示す。
 b 角度Bが接触角で、小さいほどぬれやすいことを示す。
 c 接触角が0度のとき、拡張ぬれが起こる。
 d 接触角が0度より大きく90度以下のとき、付着ぬれが起こる。
 e 接触角が90度より大きく180度以下のとき、浸漬ぬれが起こる。

  1(a,c) 2(a,d) 3(a,e)
  4(b,c) e(b,d) 6(b,e)


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問170
粉末粒子の溶解に関して次のHixson-Crowellの式が知られている。この式に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
   M01/3 M1/3 = k・t
M0:初期の粉末粒子質量   M:時間tでの未溶解粉末粒子質量
   k:溶解速度定数       t:時間

a シンク条件を仮定して導かれる。
b 粉末粒子の粒度分布は正規分布に従うとして導かれる。
c kの次元は (時間)-1・ (質量)1/3である。
d 同一試料を用いる時、試験液の粘度が大きくなると、kの値は小さくなる。

    a b c d
  1 正 誤 誤 正
  2 正 誤 正 正
  3 誤 正 正 誤 
  4 誤 正 誤 正
  5 正 正 正 誤

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問171
下記の相図(融点図)に示すように、液体状態では完全に混和するが、固体状態では混ざり合わないA、B2種の物質がある。A、Bの融点はそれぞれTa、Tbであり、また組成比4:6で共融混合物を形成する。図に示すように、A、Bを7:3で混合し、温度T1で加熱し完全に融解させた後、温度T2まで冷却し、平衡状態とした。このときの状態に関する記述のうち正しいものはどれか。


 1 液体状態のAの中に共融混合物が析出している。
 2 液体状態のBの中に共融混合物が析出している。
 3 固体Aと、A:B= 1:1の組成からなる溶液が共存する。
 4 固体Bと、A:B= 1:1の組成からなる溶液が共存する。
 5 固体Aと、A:B= 7:3の組成からなる溶液が共存する。
 6 固体Bと、A:B= 7:3の組成からなる溶液が共存する。

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問172
液体の流動に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 液体に加わるせん断応力とせん断速度との間に直線関係が成立する場合の全てをニュートン流動という。
 b 高分子溶液の極限粘度を測定すれば高分子の分子量を知ることができる。
 c 液体に加わるせん断応力とせん断速度との間に直線関係が成立しない場合をチキソトロピーという。
 d 濃厚な懸濁液に加わるせん断応力とせん断速度との間には、原点を通る直線関係が成立しない。

    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 正 誤 誤 正 

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問173
エマルションの安定性に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 一般に分散相が合一したエマルションは振り混ぜると容易に再分散されるが、クリーミングを起こしたエマルションは再分散されない。
 b 一般に内相と外相の容積率が等しいとき、最も不安定なエマルションを生成する。
 c HLB値が7より小さい界面活性剤を用いると、安定なO/W型エマルションは生成しない。
 d エマルションの微細な液滴の凝集において、液滴が静電的反発力によるエネルギー障壁を乗り越えるほどの熱エネルギーを持っている場合には、不可逆的な凝集となる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問174
日本薬局方通則に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 加熱した溶媒又は熱溶媒とは、通例、60〜70 ℃に熱したものをいう。
 b 確認試験は、医薬品を製造する過程又は保存の間に混在が予想される物質を確認するために必要な試験である。
 c 医薬品の試験は、別に規定するもののほか常温で行う。
 d 気密容器の規定がある場合には、密封容器を用いることができ、密閉容器の規定がある場合には、気密容器を用いることができる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問175
錠剤の製造に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 乾式顆粒圧縮法(スラッグ法)は、主成分が水分や熱に不安定な場合に利用される。
 b 半乾式顆粒圧縮法(セミ直打法)は滑沢剤を加えないで製錠できるため、得られた錠剤の崩壊性は非常によい。
 c 打錠障害であるラミネーションは、医薬品混合物中に微粒子が多く含まれたり、結合剤が不足すると起きやすい。
 d 錠剤のフィルムコーティングはコーティングパンや流動層コーティング装置を用いて行うが、コーティング基剤は必ず有機溶媒に溶解させて用いるため残留溶媒を一定量以下にする必要がある。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤 
  2 正 正 誤 正 
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 正 誤
  5 正 誤 誤 正 
  6 誤 正 誤 正

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問176
医薬品添加剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートは、直接打錠法の結合剤として用いられる。
 b 酢酸フタル酸セルロースは、錠剤の腸溶性コーティング基剤として用いられる。
 c テオフィリン注射剤の安定剤としてエチレンジアミンが用いられる。
 d 軟膏剤の防腐剤としてパラオキシ安息香酸エステル類が用いられる。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問177
涙液と等張な1.5 W/V % 硝酸銀溶液を50 mL調製するのに必要な硝酸ナトリウムの量 (g) に最も近い値は次のどれか。ただし、硝酸銀の等張容積価は36.7、硝酸ナトリウムの食塩当量は0.68である。

  1 0.3   2 0.4   3 0.6   4 0.8   5 1.3

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問178
医薬品の容器に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 SP包装、PTP包装、ガラス瓶はいずれも気密容器である。
 2 局方における容器とは、医薬品を入れるもので栓やふたは含まない。
 3 エアゾール剤はすべて気密容器を使用することが規定されている。
 4 注射剤に着色ガラス容器を用いた場合は、注射剤の不溶性異物検査は行わない。
 5 水性の注射剤にはプラスチック製容器を用いてはならない。

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問179
薬物送達システム (DDS) に関する記述について、正しいものの組合せはどれか。
 a マトリックス型放出制御製剤とは、薬物が高分子やワックスなどの基剤中に分散されていて、基剤中の薬物分子の拡散が薬物放出の律速となる製剤をいう。
 b 乳酸・グリコール酸共重合体のマイクロカプセルに酢酸リュープロレリンを封入して注射剤とした製剤は、筋注後体内で乳酸・グリコール酸共重合体が架橋され固化して、徐々に酢酸リュープロレリンを放出する。
 c 大豆油とレシチンで調製したO/W型エマルションはリボソームとよばれ、生体適合性にすぐれ、また炎症部位に選択的に移行する薬物運搬体である。
 d 経度治療システムの長所としては、肝臓の初回通過効果を回避できること、投与の中断が容易であることがあげられるが、短所としては適用できる薬物が限られることである。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
  4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)

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問180
日本薬局方製剤総則中の注射剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 注射剤は、皮膚内又は皮膚若しくは粘膜を通して体内に直接適用する医薬品の溶液、懸濁液、乳濁液又は用時溶剤に溶解若しくは懸濁して用いるもので、無菌の製剤である。
 b 非水性注射剤の溶剤には、通例、植物油又は動物油を用い、それらは鉱油試験法に適合する。
 c 注射剤の不溶性微粒子試験法において、不溶性微粒子の限度は、水剤1 mL中の個数に換算するとき、10μm以上のものが20個以下で、かつ25μm以上のものが2個以下である。
 d 注射剤の不溶性異物検査法第1法において、溶液である本剤の溶剤は、容器の外部を清浄にし、白色光源の直下、4000〜6000ルクスの明るさの位置で、肉眼で観察するとき、たやすく検出される不溶性異物を認めてはならない。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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校正済2001国家試験・

医療薬学 II(問181〜問240)


問181
クレアチニン・クリアランスに関する記述の正誤について、正しい組合わせはどれか。
 a クレアチニンは、腎臓で生合成され、血液中に放出されるので、血清クレアチニン濃度は腎機能の指標として用いられる。
 b クレアチニンは血清たん白質にほとんど結合しない。
 c クレアチニン・クリアランスは、糸球体ろ過速度にほぼ相当する。
 d 血清クレアチニン濃度が定常状態にある時、Cockcroft-Gaultの式を用いると、血清クレアチニン濃度からクレアチニン・クリアランスのおおよその値が推定できる。

    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 誤

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問182
肝不全時に、血中に増加する生体成分の正しいものの組合せはどれか。
 a フィブリノーゲン   b アンモニア   c 総ビリルビン
 d コリンエステラーゼ  e アルブミン

  1(a,c) 2(a,e) 3(b,c) 4(b,d) 5(d,e)

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問183
免疫検査のうち、全身性エリテマトーデス(SLE)で高率に陽性を示す正しいものの組合せはどれか。
 a 抗アセチルコリン受容体抗体  b 特異的IgE抗体
 c 抗二本鎖DNA抗体       d LE細胞
 e 抗ヒストン抗体

  1(a,b,d)  2(a,c,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問184
高齢者の生理的変化と薬物動態に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 一般に高齢者では、加齢に伴う糸球体ろ過値の低下及び腎血流量の低下が起こる。
 b 総水分量と細胞外液量は、加齢によってほとんど変化しないので体液量の薬物血中濃度への影響は少ない。
 c 一般に高齢者では、薬物の肝クリアランスが低下するが、その変化には個体間に大きな差が認められる。
 d 血清アルブミン値は、加齢によってほとんど変化しないので、薬物のたん白結合への影響は少ない。

    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 正 誤 正 正
  3 正 誤 正 誤 
  4 誤 正 正 正
  5 正 誤 誤 正

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問185
抗てんかん薬に関する記述の正誤について正しい組合せはどれか。
 a 抗てんかん薬には、母乳中に移行するものもあるが、低濃度であるので授乳してもよい。
 b フェニトインナトリウム注射薬は、動脈内と静脈内のいずれにも投与できる。
 c フェニトインの副作用には、歯肉増殖があるので、歯磨きなどにより口腔内を清潔にするよう指導する。
 d プリミドンの一部は、肝臓で代謝を受け、フェニトインに変換されて効果を示す。
 e 抗てんかん薬療法の基本は、副作用の許容される範囲内で発作回数の減少と症状の改善を図ることである。

    a b c d e
  1 正 正 誤 誤 誤 
  2 正 誤 正 誤 正
  3 誤 正 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 誤 正
  5 誤 正 誤 正 正
  6 正 誤 正 正 誤

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問186
アルツハイマー型痴呆に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 一般に40歳以前に発症する。
 b 進行性の脳萎縮が認められる。
 c 根治療法はなく、対症療法(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬の塩酸ドネペジルなど)が行われる。
 d 最近の事柄に対する記憶の障害と失見当識が末期アルツハイマー型痴呆の特徴である。
 e 自己の能力低下が原因となって抑うつ状態となることがある。

  1(a,b,d)  2(a,c,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e) 

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問187
心身症についての記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 環境の変化に一致して現れる極度な精神的変化である。
 b 心理的要因が関係し、自律神経を介して身体の機能障害を呈する。
 c ベンゾジアゼピン系薬物の使用によって軽減することがある。
 d 一般に身体症状の発現と精神的な変化は、時間的に一致しない。
 e 身体の機能障害に対する治療に抵抗を示すことが多い。

  1(a,c,d)  2(a,d,e)  3(b,c,d)
  4(b,c,e)  5(c,d,e) 

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問188
精神分裂病の病態と治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 急性期の症状には、妄想、幻覚、思考障害などがある。
 b 急性期の症状は、コリン作動性神経の過剰活動によるものと推定されている。
 c ハロペリドールは、副作用としてパーキンソン様症状を引き起こすことがある。
 d 塩酸クロルプロマジンの鎮静作用は、ハロペリドールより弱い。
 e 塩酸クロルプロマジンを使用している患者に、まれに悪性症候群が現れることがある。

    a b c d e
  1 正 正 誤 誤 正 
  2 正 誤 正 正 誤 
  3 正 誤 正 誤 正 
  4 誤 正 正 正 誤 
  5 誤 正 誤 正 正

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問189
骨・関節疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 老人性骨粗しょう症は、一般に骨吸収と骨形成が共に低下している。
 b 閉経後骨粗しょう症は、エストロゲンの分泌低下によって起こり、一般に骨吸収が骨形成を上回っているために出現する。
 c 変形性関節症は、関節滑膜の病変を主とする自己免疫疾患で、関節症状として朝のこわばり、関節の腫脹・疼痛・変形が出現する。
 d 慢性関節リウマチは、加齢による関節の退行性変化に力学的な関節の摩耗が加わって出現する。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,d)  6(c,d)

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問190
アナフィラキシー性ショックに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 特異的IgE抗体を介するものは、I型アレルギー反応によって起こり、急速な化学伝達物質の放出によりショック状態に至る。
 b 静注用造影剤やγ-グロブリン製剤投与時のショックは、I型アレルギー反応とは異なった機序で起こる。
 c ショック時の末梢循環不全に対する輸液には、電解質組成が細胞外液に類似している乳酸リンゲル液の投与は適さない。
 d 初期治療としてエピネフリンの皮下注射を行う。
 e ショック時の呼吸不全に用いるアミノフィリンは、血中濃度のモニタリングを行い、血中濃度が40μg/mL以上に維持するようにする。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問191
血液透析膜の種類により、透析中にブラジキニン代謝酵素阻害作用を有する薬物を使用するとショックを起こす危険がある。その可能性が高い薬物として正しいものはどれか。

  1 ヒドロクロロチアジド   2 塩酸プロプラノロール
  3 塩酸ジルチアゼム     4 カプトプリル
  5 塩酸プラゾシン

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問192
虚血性心疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アドレナリンβ受容体刺激薬は、労作性狭心症に対する第一選択薬である。
 b 狭心症の痛みは、労作時のみに起こり、就寝中や安静時には起こらない。
 c 狭心症と心筋梗塞は、全く別の疾患であり、両者の間に原因、症状の共通点はない。
 d 狭心症は、冠動脈が狭窄し、心筋が酸素不足状態になる疾患である。
 e 急性心筋梗塞では、心電図上ST波に異常が現れ、臨床検査では血清クレアチンキナーゼ値が上昇する。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,e)  6(d,e)

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問193
高血圧症の治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 気管支ぜん息を伴う症例では、アドレナリンβ受容体遮断薬を使用すべきである。 b 高血圧の薬物治療は、初期段階から複数薬物の併用を原則とする。
 c 心不全を伴う症例では、アンギオテンシン変換酵素阻害薬が選択される。
 d ライフスタイルの改善で目標血圧が達成されなければ、薬物治療を開始する。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,d)  6(c,d)

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問194
慢性腎不全で認められる症候とその治療薬との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。
    症候            治療薬
 a 腎性貧血 ―――――――― 炭酸カルシウム
 b 腎性骨異栄養症 ――――― 活性型ビタミンD3
 c 代謝性アシドーシス ――― 炭酸水素ナトリウム
 d 高尿酸血症 ――――――― アロプリノール
 e 高リン血症 ――――――― ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

  1(a,b,e)  2(a,c,d)  3(a,c,e)
  4(b,c,d)  5(b,d,e)  6(c,d,e)

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問195
尿路感染症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 尿路結石、前立腺肥大、尿路腫瘍などの基礎疾患のあるものを単純性尿路感染症という。
 b 急性単純性尿路感染症の起炎菌は、大腸菌が大部分を占める。
 c 男性の方が解剖学的に外尿道口が汚染しやすい部位に開口しているため、膀胱炎を起こしやすい。
 d 発熱と腰背部痛が出現した場合には、急性単純性腎盂腎炎を疑う。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,d)  6(c,d)

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問196
気管支ぜん息に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 気管支ぜん息の発作時は、呼気の延長を認める。
 b 血液中のCO2分圧が上昇し、O2分圧が低下すると、自律神経を介し、呼吸中枢を刺激して呼吸を促進させる。
 c クロモグリク酸ナトリウムはアドレナリンβ2受容体刺激薬であり、ぜん息発作に対して即効性が期待できる。
 d 塩酸プロカテロール、硫酸サルブタモールの吸入療法は、安全性が高く使用回数に制限はない。
 e アスピリンぜん息発作は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用により生じる発作の総称である。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,d,e)  5(c,d,e) 

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問197
真菌感染症に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 肺真菌症の原因菌は、アスペルギルスのみである。
 b 肺真菌症は、日和見感染で起こることがある。
 c 肺真菌症では、発熱、咳、喀痰の症状が徐々に出現する。
 d 免疫抑制薬は、真菌症の治療に有効である。
 e アムホテリシンBやフルコナゾールは、抗真菌薬として使用されている。

    a b c d e
  1 正 正 誤 誤 正 
  2 誤 正 誤 正 誤
  3 正 誤 正 誤 誤 
  4 正 誤 誤 正 正
  5 誤 正 正 誤 正

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問198
食道炎と食道潰瘍に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬物起因性食道潰瘍は、錠剤を就寝前などに水なしで服用した後に生じることが多い。
 b 逆流性食道炎の治療に、プロトンポンプ阻害薬を用いる。
 c 食道下部括約部の逆流防止機構の破綻には、肥満による腹圧上昇、食道裂孔ヘルニアなどが関係する。
 d 免疫不全状態にある患者で生じる感染性食道炎の起因病原体としては、クリプトコッカスが最も多い。
 e 逆流性食道炎の主症状は、空腹時の吐き気である。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(c,d,e)

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問199
消化性潰瘍に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の長期投与時に見られる潰瘍に対して、ミソプロストールは用いられない。
 b 十二指腸潰瘍患者は、胃潰瘍患者よりも胃酸分泌が亢進していることが多い。
 c 水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム合剤は、エチドロン酸二ナトリウムの消化管吸収を阻害する。
 d オメプラゾールは、1日1回投与で胃酸分泌を抑制し、潰瘍治療が可能である。
 e シメチジンは、腎不全患者でも減量の必要はない。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e)

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問200
胆石症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 胆石症の発作時には、発熱と黄疸は出現しない。
 b 胆石の直径が小さく、かつ複数個ある場合は、溶解療法の効果が低い。
 c 胆石症は、中年、女性、肥満の人に起こりやすい。
 d コレステロール胆石は、溶解療法の適応となる。
 e 溶解薬としてケノデオキシコール酸を用いる場合には、副作用として下痢に注意が必要である。

  1(a,b,d)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,c,e)  5(c,d,e)

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問201
鉄欠乏性貧血に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 貧血を認めなくても、体内で鉄欠乏が生じていることがある。
 b 貧血出現時には、貯蔵鉄(フェリチン、ヘモシデリン)、血清鉄量は共に減少している。
 c 血清鉄値が低下している症例は、すべて鉄欠乏状態である。
 d 鉄欠乏の原因には、食事内容の鉄不足、鉄吸収障害、出血、成長、妊娠・授乳などがある。
 e 体内移行率が高く、改善の速度も早いことから、注射用鉄剤の使用が治療の第一選択である。

  1(a,b,d)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(a,d,e)  5(b,c,d)  6(b,c,e)

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問202
副作用として播種性血管内凝固症候群(DIC)を起こすことがある薬物について、正しいものの組合せはどれか。
 a アシクロビル
 b インドメタシンナトリウム注
 c ヘパリンナトリウム
 d シクロスポリン
 e ドセタキセル水和物

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(a,d,e)  5(b,c,e)  6(b,d,e)

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問203
白血病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 白血病は、造血細胞の系統的かつ無制限の増殖を特徴とする疾患である。
 b 急性白血病の腫瘍細胞は、造血幹細胞からの分化・成熟が途中で停止した未分化の細胞である。
 c 急性白血病の化学療法では、完全寛解に達しても、患者体内には腫瘍細胞が存在しているので、さらに治療が必要である。

    a b c 
  1 正 正 正 
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 正 
  4 正 誤 誤 
  5 誤 誤 正 
  6 誤 正 誤
  7 誤 正 正
  8 誤 誤 誤

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問204
耳鼻・咽喉疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 急性副鼻腔炎は、急性上気道感染に引き続いて起こり、起炎菌としてはインフルエンザ菌、肺炎球菌、ブドウ球菌などが多い。
 b 急性副鼻腔炎の第一選択薬として、エリスロマイシンやクラリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質が使用される。
 c 咽頭や扁桃のA群β溶血性連鎖球菌感染症は、急性糸球体腎炎の原因となることがある。
 d ミコナゾールのゲル経口用剤は、口腔カンジダ症に対して用いられ、口腔内に塗布後はできるだけ長く含んだ後、嚥下する。
 e メニエール病では、内耳の内リンパ水腫によって中枢前庭性の非回転性めまいが生じる。

  1(a,b,d)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問205
糖尿病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a インスリン依存性(1型)糖尿病患者は、わが国の糖尿病患者の約90 % 以上を占める。
 b 糖尿病性網膜症は、成人失明の最大の原因となっている。
 c 糖化アルブミンは、過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映している。
 d α-グルコシダーゼ阻害薬は、単独で低血糖を生じるので食後服用する。
 e 糖尿病性昏睡の原因は、ケトアシドーシス、乳酸アシドーシス及び非ケトン性の高浸透圧の3つに大別される。

  1(a,b) 2(a,d) 3(b,e) 4(c,d) 5(c,e)

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問206
高脂血症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 動脈硬化は、高脂血症の最も重要な合併症である。
 b 家族性高コレステロール血症では、血清総コレステロールの高値と共に黄色腫が見られることが多い。
 c 高脂血症による膵炎の発症には、血清トリグリセリドよりもコレステロールが関係する。
 d 血清総コレステロール値は、男女ともに加齢と共に変化し、女性では70歳頃から急激に増加する。
 e シクロスポリンを使用している腎移植患者では、高血圧症や高脂血症を示すことがある。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e) 

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問207
ヘリコバクター・ピロリ感染症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヘリコバクター・ピロリは、胃粘膜以外の消化管にも広く分布する。
 b 消化性潰瘍患者の多くは、ヘリコバクター・ピロリ検出試験で陽性を示す。
 c プロトンポンプ阻害薬、アモキシシリン及びクラリスロマイシンの3剤併用が除菌に有効である。
 d 組織学的診断法は、尿素呼気試験に比べて、はるかに迅速に感度よく検出できるので、治療効果の判定に最適とされる。
 e ヘリコバクター・ピロリの感染と胃がん発症の因果関係を示す疫学データがある。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(c,d,e) 

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問208
がん性疼痛に対する薬物療法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a モルヒネの頓用は、痛みの再発に応じたもっとも合理的な投与法である。
 b ジクロフェナクナトリウムを用いても痛みが消失しないときには、より効果が強い鎮痛薬に切りかえる。
 c ペンダゾシンと塩酸モルヒネの併用は、それぞれの単独使用より効果的である。
 d 作用の強い麻薬性鎮痛薬の適用は、痛みの強さによって決めるべきであり、予測生存期間の長短によって決めるべきではない。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤 
  2 正 正 誤 正 
  3 誤 正 誤 正
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 正 正 誤

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問209
循環器用薬として、妊婦への投与が禁忌となっている正しいものの組合せはどれか。
 a アンギオテンシンII受容体拮抗薬
 b 強心配糖体
 c フィブラート系抗高脂血症薬
 d チアジド系利尿薬
 e プロスタグランジンE1 (PGE1) 製剤

  1(a,b,c)  2(a,c,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問210
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) 感染症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ムピロシンカルシウム水和物は、鼻腔内のMRSAの除菌に使用される。
 b 塩酸バンコマイシンが使用される。
 c MRSAの耐性機構は、ペニシリン結合たん白質の変化によるため、β-ラクタム系以外の抗生物質への耐性は生じない。
 d 血管内留置カテーテルが感染源として疑われる際には、点滴器具の抜去と挿入部位の変更が必要である。
 e テイコプラニンは無効である。

  1(a,b,d)  2(a,b,e)  3(a,c,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e) 

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問211
医療及び生命倫理に関する記述について、正しいものの組合せはどれか。
 a 臨床試験(治験)の被験者は、いつでも、自由に治験への参加を撤回できる。
 b 治験コーディネーター (CRC) は、治験を円滑に推進するため、治験関係者間及び被験者との調整を行う。
 c 治験におけるインフォームド・コンセントとは、患者に十分わかりやすい言葉で説明し、患者の理解、患者の自由意思に基づく口頭での同意を得ることである。
 d 緩和医療では、不安の除去、疼痛のコントロールなど患者のQOLの向上を重視する。
 e 薬剤師が守秘義務に違反した場合、被害者の告訴により刑事責任は生じるが、民事、行政責任は問題とならない。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問212
医薬品の開発のための治験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 経験豊富な臨床医が行えば、対照群との比較試験は不必要である。
 b 二重盲験(遮へい)法による無作為化試験は科学的には最も良い方法と考えられている。
 c 厳密に行われた比較的短期間投与の治験で承認された医薬品は、市販後の長期投与での有効性及び安全性も保証されている
 d 群間比較試験による有効性の判定にはpaired t-testを用いる。

    a b c d
  1 誤 正 正 誤
  2 誤 正 誤 誤
  3 正 誤 正 誤 
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 正 誤 正

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問213
GMPに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医薬品の製造業者は、製品の高い品質を保証するシステムを確保しなければならない。
 b GMPは、医薬品の有効性と安全性に係わる非臨床試験に適用される。
 c 医薬品製造業者は、医薬品の品質に関する情報を評価・分析し、その結果を定められた期間内に厚生労働省に報告しなければならない。
 d 「バリデーション」とは、製造所の構造設備並びに手順、工程その他の製造管理及び品質管理の方法が期待される結果を与えることを検証し、これを文書化することである。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,d)  6(c,d)

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問214
消毒薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 次亜塩素酸ナトリウムは、金属製手術用具の消毒に最適である。
 2 塩化ベンザルコニウムは、石けんとともに用いるのがよい。
 3 グルタラールは、手指消毒に用いられる。
 4 10 % ポビドンヨードは、手術野の粘膜の消毒に使用できる。
 5 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) の消毒には、できる限り強力な消毒薬を用いる。

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問215
生物学的製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ワクチンとは、感染症予防の目的でヒトや動物を能動免疫する抗原の総称である。
 b トキソイドとは、たん白毒素をホルマリン処理して、免疫原性を保持したまま、不可逆的に無毒化した毒素のことで、ワクチンの1つである。
 c ワクチンには、注射製剤はあるが経口製剤はない。
 d 乾燥BCGワクチンは、用時溶解して用いる注射剤で、静脈注射により結核の予防に使用する。

  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)
  4(b,c)  5(b,d)  6(c,d)

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問216
薬物相互作用の予測に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ポリスチレンスルホン酸ナトリウムなどの陽イオン交換樹脂は、ワルファリンなどの酸性薬物とイオン結合するので、両者の併用で酸性薬物の消化管吸収の低下が予測される。
 b クラリスロマイシンとアルミニウム含有制酸剤を併用した場合、不溶性キレートが形成されるので、消化管吸収の低下が予想される。
 c アザチオプリンとアロプリノールを投与した場合、類似化学構造を有するために、代謝過程での競合が起こり、アザチオプリンの副作用である骨髄抑制が増強されることが予想される。
 d ピリミジン系化合物のフルオロウラシル投与中に発症した水痘症や帯状疱疹では、プリン系化合物のアシクロビルを使用すると代謝における相互作用を起こしにくいので安全であると予想される。
 e マクロライド系抗生物質はシトクロムP450 (CYP) 3A4を阻害するので、シクロスポリンとの相互作用が予想される。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問217
バルプロ酸ナトリウムでコントロールされているてんかん患者にカルバペネム系抗生物質を投与すると、痙れんが発現することがある。このことに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a カルバペネム系抗生物質によってバルプロ酸の脳内移行性が低下した。
 b バルプロ酸の血中濃度曲線下面積 (AUC) が低下した。
 c バルプロ酸のAUCが上昇した。
 d カルバペネム系抗生物質のAUCが低下した。
 e バルプロ酸の副作用が現れた。

    a b c d e
  1 正 誤 正 正 誤 
  2 誤 正 誤 誤 誤
  3 正 誤 正 誤 正 
  4 誤 正 誤 正 誤  
  5 誤 誤 正 誤 正

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問218
精神科・神経科系疾患患者(男性、63歳)に対する処方に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  処方
 (1)ハロペリドール錠 (1 mg)         3錠
    塩酸トリヘキシフェニジル錠(2 mg)    3錠
           1日3回  毎食後、  14日分
 (2)センノシド錠(12 mg)         3錠
               [    ]、14日分

 a パーキンソン病治療のための処方である。
 b 塩酸トリヘキシフェニジルはハロペリドールによる薬剤性錐体外路障害の治療目的で処方されている。
 c 本処方ではセンノシド錠の用法が空欄([  ])となっているが、通常は「就寝前1回投与」である。

    a b c 
  1 正 誤 誤
  2 誤 正 正 
  3 正 誤 正 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 

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問219
薬物と飲食物との相互作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a N-メチルテドラゾールチオメチル基を含有するセフォペラゾンナトリウムをアルコールとともに服用すると、紅潮、頭痛などのジスルフィラム様作用が出現する。
 b 多くのジヒドロピリジン系カルシウムチャネル遮断薬をグレープフルーツジュースと一緒に服用すると、血中濃度が上昇する。
 c テトラサイクリン系薬物を牛乳とともに服用した場合、Ca2+と不溶性キレートを形成して消化管吸収が低下する。
 d グリセオフルビンの消化管吸収は、高脂肪食摂取によって低下する。
  ワルファリンカリウムを服用している患者が納豆を摂取すると、ワルファリンの抗凝固作用が増強する。

  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e)  6(c,d,e)

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問220
次の処方について調剤を行った。この処方に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 Rp.
 (1) Aspirin 1.5 g
 (2) Sodium Bicarbonate Powder 3.0 g
 (3) Scopol. Ext. 0.6 g
     M. f. Pulv.
  Sig. t.i.d. a.c. sum.
     G. 3 T. D.

 a (1)と(2)の配合は、湿潤する恐れがあるので、医師の許可を求めずに組合せ散剤とした。
 b (1)と(2)の配合により、薬効が低下するおそれがあるので、医師の許可を求めて組合せ散剤とした。
 c (2)は通常の用量の10倍を超えているので、処方医に問い合わせた。
 d (3)は通常の用量の10倍を超えているので、処方医に間い合わせた。

  1(a,c) 2(a,b) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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問221
感染症患者Aを抗菌薬(全身投与)で治療する必要がある。標準的な成人の用法・用量でよい薬剤はどれか。患者Aの背景は以下のとおりである。
54歳の男性、身長171 cm、体重65 kg。
検査値:BUN 60 mg/dL, Scr 10 mg/dL, AST (GOT) 15 U/L,
ALT (GPT) 10 U/L, γ-GTP 12 U/L

  1 塩酸バンコマイシン
  2 アズトレオナム
  3 硫酸ゲンタマイシン
  4 硫酸アルベカシン
  5 エリスロマイシン

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問222
薬用量に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 高齢者では同一年齢でも生理機能に個人差が大きいので、画一的な薬用量にすべきではない。
 b von Harnack表から成人薬用量が求められる。
 c 高齢者の薬用量はYoung式によって計算できる。
 d 体表面積法で薬用量を求める計算式として
  体表面積 (cm2) = 体重 (kg) 0.425×身長 (cm) 0.725×71.84がある。

  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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問223
処方せん受付から薬剤が患者に渡るまでの調剤業務(外来)の一般的な流れに関して、(  )内に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。
  処方せん受付→(a)→薬袋、薬札の作成→薬剤調製→(b)→(c)
      a         b            c
 1  処方せん鑑査     薬剤鑑査       服薬指導・薬剤交付
 2  薬剤鑑査       処方せん鑑査     服薬指導・薬剤交付
 3  服薬指導・薬剤交付  薬剤鑑査       処方せん鑑査
 4  薬剤鑑査       服薬指導・薬剤交付  処方せん鑑査
 5  処方せん鑑査     服薬指導・薬剤交付  薬剤鑑査

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問224
薬剤師の調剤過誤防止に関する記述のうち、適切なものの組合せはどれか。
 a 重複投与や薬物相互作用の回避のための薬歴管理は、薬剤師の職務である。
 b 処方せんに規格が記載されていない薬剤があったので、薬歴簿を確認して、以前の処方と同じ規格のものを調剤した。
 c 処方医への疑義照会は、全ての調剤業務を終えてからまとめて行うのが合理的である。
 d 疑義照会が不十分であれば、たとえ医師の指示どおりに調剤したとしても、事故に対する薬剤師の責任はまぬがれない。

  1(a,b,c)  2(a,cのみ)  3(a,d)
  4(b,c,d)  5(b,dのみ) 

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225
医薬品の包装と容器に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 別市販の散剤や顆粒剤の包装や薬局で行われる分包包装には、主としてPTP包装 (press through package) が用いられている。
 b 注射剤の容器の材質は、小用量注射剤ではガラス容器が主体であるが、輸液など100 mL以上の注射剤ではプラスチック容器が主体である。
 c 日本薬局方では、ポリ塩化ビニル製の輸液用プラスチック容器に対し、可塑剤として使用されているフタル酸エステルの溶出量を制限する目的で、微粒子試験法が適用されている。
 d 薬事法では医薬品の容器(被包)に直接あるいは添付文書に記載されるべき項目が定められている。

    a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 正 誤 誤 正 
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤 
  5 正 誤 正 誤

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問226
細胞毒性のある注射剤の調製に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 安全キャビネットよりクリーンベンチを使用するのが望ましい。
 b 皮膚への接触を避けるためゴム手袋を着用する。
 c 吸入毒性はないので、マスク着用の必要はない。
 d アンプル注射剤は、不織布などで覆ってカットするのがよい。
 e 調製液中では細菌も死滅するので、無菌操作の必要はない。

    a b c d e
  1 正 正 誤 正 正  
  2 誤 正 正 誤 正
  3 正 誤 正 誤 誤
  4 誤 正 誤 正 誤 
  5 正 誤 正 正 正

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問227
医薬品中の主薬含有量に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 0.4 %フェノバルビタールエリキシル7.5 mLは、フェノバルビタールを30 mg含有する。
 b 0.005 %ジゴキシンエリキシル20 mLは、ジゴキシンを0.1 mg含有する。
 c ジゴキシンの1000倍散の1 gは、ジゴキシンを0.1 mg含有する。
 d 0.1 %エピネフリン注射液の1 mLは、エピネフリンを1 mg含有する。

  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問228
麻薬処方せんに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 麻薬を記載した処方せんを院外処方せんとして発行することはできない。
 b 麻薬処方せんに記載しうる麻薬には極量が設定されている。
 c 麻薬処方せんの鑑査は、併用薬剤の処方状況を参考にして行う必要がある。
 d 麻薬処方せんの薬剤名はコンピュータ印字しても良い。

    a b c d
  1 正 誤 誤 正 
  2 正 正 正 誤 
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 正 誤 誤 

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229
調剤過誤防止に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 処方オーダリングシステムに用法・用量のチェック機能を組み込んだ。
 b 錠剤・カプセル剤の自動一包化装置を導入したので、調剤鑑査の重点を他の薬剤の鑑査に移した。
 c 散剤の調剤のために、バーコード読みとり装置付きの電子天秤を導入した。
 d 液剤を調剤する際には、調剤した薬剤師以外の薬剤師が確認することにした。

    a b c d
  1 誤 正 正 正
  2 正 誤 正 正 
  3 正 正 誤 正 
  4 正 正 正 誤 
  5 正 正 正 正 

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問230
薬袋・薬札に記入する事項に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬袋には患者氏名、調剤年月日、用法、用量、調剤した薬剤師の氏名、調剤した薬局の名称、及び所在地以外のことを記載してはならない。
 b 薬袋・薬札が2つ以上の場合には、処方の番号を薬袋・薬札に書いておく。
 c 薬袋の記載事項を点字で併記してもよい。
 d 用法や用量を絵文字化して併記してもよい。
 e 麻薬が調剤されている場合は、その旨を薬袋に明記しなければらない。

  1(a,b,e)  2(a,c,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(b,c,e) 

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問231
次の副作用症例の記述について[  ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
(症例)
約5ヶ月間、イトラコナゾールが投与されていた患者(男76歳)にテルフェナジンが処方された。テルフェナジン投与開始4日目午前1時に意識喪失、四肢麻痺ついで全身痙れんが生じた。[ a ]の静注により、痙れんは消失した。
 心電図モニタリング開始時には、洞調律で、血圧は130/70 mmHgに戻ったが、意識レベルはIII-300(昏睡が最も深い状態)であった。午前3時40分に心室性頻拍を生じ、動脈血酸素飽和度が低下したため、気管内挿管し、人工呼吸器に接続した。対光反射は消失していた。午前8時30分に自発呼吸は強まりを見せ、名前を呼ぶと開眼し、掌握反応を示すまでに回復した。その後、3回ほど心室性頻拍を生じたが[ b ]の静注にて改善した。翌々日、QTの延長が見られたが、心室性頻拍は発現せず、尿量も安定した。
 (原因)
テルフェナジンの[ c ]をイトラコナゾールが阻害したため、テルフェナジンの血中濃度が上昇し[ d ]に対する副作用が発現した。
     a           b          c      d
 1 テオフィリン      塩酸リドカイン    肝臓での代謝   肺
 2 バルプロ酸ナトリウム  塩酸プロプラノロール 血漿たん白結合  肺
 3 ジアゼパム       塩酸プロプラノロール 肝臓での代謝   肝臓
 4 ジアゼパム       塩酸リドカイン    肝臓での代謝   心臓
 5 テオフィリン      ニフェジピン     血漿たん白結合  心臓

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問232
医薬品情報に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 医薬品の添付文書は、インタビューフォームとともに、厚生労働省が製薬企業に対して、作成と提供を義務付けているもので、医薬品の情報源として重要なものである。
 2 インターネットによって得た海外の副作用情報などは、すべて日本人にもあてはまると考えて差し支えない。
 3 薬剤師には、収集した医薬品情報を正しく評価し、医師や他の医療従事者及び患者にわかりやすく加工して提供する能力が求められる。
 4 医薬品の有効性と安全性については、交差試験法によって得られた結果が最も信頼できる。
 5 MEDLINEは、有機化学専門のデータベースとして有用な情報源である。

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問233
次の記述は糖尿病患者に服薬指導を行っていた際に、患者から訴えがあったケースである。(A)と(B)に入れるべき薬物で、正しい組合せはどれか。

(症例)
高血圧とインスリン非依存性糖尿病(2型糖尿病)を併発している患者(男性、71歳)に、ベシル酸アムロジピン(2.5 mg錠)1日1回朝食後服用、アカルボース(50 mg錠)1日3回食直前服用、グリベンクラミド(2.5 mg錠)1日1回朝食後服用の処方がされていた。服薬指導の際に患者から、手足の先に冷感を伴ったピリピリする痛みと、腸内ガスなどの増加による腸閉塞様症状の訴えがあった。
(対策)
薬剤師はSOAP形式による薬剤管理指導記録簿のPの欄に、「現在服用中の(A)を中止し、新しく(B)を追加すること」と記載し、医師に処方の変更を提案した。
      (A)              (B)
 1 ベシル酸アムロジピン        インスリン注射
 2 グリベンクラミド          トルブタミド
 3 アカルボース            エパルレスタット
 4 ベシル酸アムロジピン        塩酸ジルチアゼム
 5 グリベンクラミド          ピオグリタゾン
 6 アカルボース            ボグリボース

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問234
患者への服薬指導に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ペニシラミンを使用中の患者には「咽頭痛、発熱、紫斑などの症状が現れたら速やかに主治医に連絡する」よう指導する。
 b プレドニゾロンを使用中の患者には「続発性副腎皮質機能不全や感染誘発等の副作用が危倶されるので、症状が軽快したら直ちに、服用を中止する」よう指導する。
 c 塩酸エタンブトールは視力障害を惹起することがあるので、簡単な視力検査の方法を説明し、「視力の低下があれば連絡する」よう指導する。
 d 塩酸プロプラノロールは「急に服用を中止すると、症状が悪化することがあるので、勝手に中止をせず医師の指示を厳守する」よう指導する。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 誤 
  4 誤 正 正 正
  5 誤 正 誤 正

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問235
高カロリー輸液療法中に乳酸アシドーシスが出現した。高カロリー輸液中止後、直ちに取るべき処置として、正しいものはどれか。
 1 ブドウ糖液の点滴静注
 2 アスコルビン酸投与
 3 レチノール投与
 4 生理食塩液の点滴静注
 5 ビタミンB1の点滴静注
 6 重炭酸ナトリウムの点滴静注

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問236
注射剤・輸液に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 患者への注射剤に関する情報提供は医師・看護婦の専権業務である。
 b 注射剤に関する情報は看護婦を介して提供する。
 c 輸液を点滴静注する時には、できる限り薬品名等を見えないようにする方がよい。
 d ビタミン類を含む輸液の遮光の必要性についてはできる限り患者に知らせる方がよい。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤 
  2 誤 正 誤 正 
  3 誤 正 正 誤 
  4 正 誤 誤 誤
  5 誤 誤 誤 正 

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問237
ある輸液を調製するには、Cl -50 mEq分の補正が必要である。補正液として10 %塩化ナトリウム液を使用したい。補正に必要な10 %塩化ナトリウム液量として最も近いものはどれか。
  1 10 mL  2 20 mL  3 30 mL  4 40 mL  5 50 mL

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問238
中心静脈栄養輸液の調製において、ブドウ糖含有率30 %の基本輸液(1200 mL)に、アミノ酸含有率10 %の総合アミノ酸輸液(1バッグ, 200 mL)を3バッグ、さらに高カロリー輸液用微量元素製剤(1アンプル, 2 mL)、総合ビタミン剤(1バイアル, 5 mL)をクリーンベンチ内で混合した。この中心静脈栄養輸液の全カロリー量として最も近い数値はどれか。

  1 500 kcal   2 700 kcal   3 1000 kcal 
  4 1500 kcal   5 1700 kcal

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問239
放射性医薬品に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 99mTc注射液ジェネレータは、99Moをモリブデン酸アンモニウム又はモリブデン酸ナトリウムの形で、適当なカラムに充填したアルミナに吸着させた構造であればよい。
 b 99mTcの半減期は6.01日である。
 c 放射性ヨウ素の半減期の長さは125I > 123I > 131I の順である。
 d 診断や治療に用いられる放射性同位元素及びその化合物は、すべて法律上も放射性医薬品と定義される。

    a b c d
  1 正 正 正 誤 
  2 正 正 誤 誤
  3 誤 誤 正 正
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 誤 正 誤
  6 誤 誤 誤 誤

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問240
医薬品の管理及び取扱いに関する記述について、正しいものの組合せはどれか。
 a 緊急時、麻薬注射剤が在庫不足となった場合には、近隣の病院から借り受け、後日購入して速やかに返却すれば良い。
 b 1 %以下のリン酸コデインや塩酸コカインは家庭麻薬として取り扱える。
 c 患者から返却された在宅医療のため交付された麻薬注射剤の廃棄は、都道府県知事へ届出る必要はない。
 d 第一種、第二種向精神薬を譲り渡し、又は廃棄した場合は、その品名(販売名)、数量、年月日、譲り渡しの相手方の営業所等の名称・所在地を帳簿に記載し、2年間保存しなければならない。
 e 麻薬注射剤の使用残液は麻薬管理者のもとに回収し、その責任においてその他の職員の立ち会いのもとに廃棄しなければならない。

  1(a,b,c)  2(a,b,e)  3(a,d,e)
  4(b,c,d)  5(c,d,e) 

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