第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       基礎薬学 (問1〜問60)


問1
次の医薬品に含まれる基本骨格の構造に対する名称の正誤について、正しい組合せはどれか。
 

   a  b  c  d  e
 1 正 正 誤 正 正
 2 正 誤 正 誤 誤
 3 誤 正 正 正 誤
 4 誤 正 誤 誤 誤
 5 誤 誤 正 正 正

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問2

次の構造式で示される日本薬局方医薬品レチノール酢酸エステルの正しい化学名はどれか。

 1 (1Z,3E,5Z,7E) -3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 2 (1E,3Z,5E,7Z) -3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 3 (1E,3E,5E,7E) 3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 4 (2Z,4E,6Z,8E) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate
 5 (2E,4Z,6E,8Z) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate
 6 (2E,4E,6E,8E) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate

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問3
共鳴に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 原子核の位置が同じで、電子の位置のみが異なる構造を、共鳴構造という。
 b ケトーエノール互変異性体は、共鳴の関係にある。
 c 複数の共鳴構造を関係づける矢印には、?フを用いる。
 d アセトンアニオン (アセトンの脱プロトン化によって生じるエノラートイオン) の共鳴構造には、真の構造への寄与の大きい構造と寄与の小さい構造がある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問4
第I欄に示した化合物a〜dのうち、酸性度が最も大きいものをA、最も小さいものをBとし、第II欄に示した化合物e〜hのうち、塩基性度が最も大きいものをC、最も小さいものをDとするとき、これらの正しい組合せはどれか。
第I欄
 a cyclohexanol
 b benzoic acid
 c fluoroacetic acid
 d p-methylphenol
第II欄
 e aniline
 f pyrrolidine
 g indole
 h pyridine
   A B C D
 1 a d f h
 2 a c h g
 3 b d g e
 4 b a e f
 5 c a f g
 6 c d h e

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問5
いす形配座で表される構造式A、B及びCに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a BはAよりエネルギー的に安定である。
 b BはCよりエネルギー的に安定である。
 c BとCは同一の化合物である。
 d Aはtrans-1,2-ジメチルシクロヘキサンである。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 正 誤
 3 正 誤 誤 正
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 正 誤 正

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問6

反応式a〜dのうち、主生成物を正しく示しているものの組合せはどれか。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問7

フィッシャー投影式で示した光学活性体アを還元したところ、2種の異性体イ及びウが得られた。本反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a イとウは、ジアステレオマーの関係にある。
 b イはアキラルな分子である。
 c イは不斉炭素を持たない。
 d ウの絶対配置は2R,3Sである。
 e イ及びウが生成する際、両者の遷移状態のエネルギーは等しい。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、e) 4(b、d) 5(c、e) 6(d、e)

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問8

次のハロゲン化合物の反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 化合物Aは第3級ハロゲン化合物であるから、強塩基による脱離反応は主にE1機構で進行する。
 b 化合物Aを、エトキシドイオンを用いて脱離反応を行うと、主生成物は2-methyl-1-buteneである。
 c 化合物Bの強塩基によるE2反応では、二重結合がE配置であるアルケンが主生成物となる。
 d 化合物Cは、ハロゲンが結合した炭素上でSN2反応を起こすことは難しい。

 e 化合物Dへの求核置換反応は、化合物Eの場合よりも容易に進行する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問9

クロロベンゼンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a クロロベンゼンは、求電子置換反応においてベンゼンより反応性が高い。
 b クロロベンゼンは、求電子置換反応においてメタ配向性を示す。
 c クロロベンゼンは、テトラヒドロフラン中、金属マグネシウムと反応してグリニャール試薬を生成する。
 d ベンゼンは、塩化鉄 ( III ) 触媒の存在下に塩素と反応してクロロベンゼンを与える。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問10

日本薬局方医薬品a〜dに適用する確認試験に関する記述のうち、正しい組合せはどれか。
 ア 本品0.01 gを薄めた酢酸 (1→500) 10 mLに溶かし、試料溶液とする。試料溶液1 mLに水4 mL及び塩化鉄 ( III ) 試液1滴を加えるとき、液は濃緑色を経て、徐々に赤色に変わる。
 イ 本品0.05 gを水5 mLに溶かし、臭素試液1〜2滴を加え、振り混ぜるとき、試液の色は消える。
 ウ 本品につき、銅線を用いる炎色反応試験 (2) を行うとき、緑色を呈する。
 エ 本品の水溶液 (1→1000) 5 mLにニンヒドリン試液1 mLを加え、水浴中で3分間加熱するとき、液は紫色を呈する。
   a  b  c  d
 1 エ ア イ ウ
 2 イ エ ア ウ
 3 ウ ア イ エ
 4 ウ エ ア イ
 5 イ ア エ ウ

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問11

プラバスタチンナトリウムに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 本品は水に溶けやすく、ジエチルエーテルにはほとんど溶けない。
 b エステル結合を構成するカルボン酸部分の不斉炭素の絶対配置はRである。
 c 赤外吸収スペクトルにおいて観測される1727 cm-1付近の吸収は、ヒドロキシ基の伸縮振動に基づくものである。
 d 本品は、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル-CoA (HMG-CoA) 還元酵素を阻害する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問12

次の反応式は、プロカインの合成法の1つを示したものである。合成原料、合成法とプロカインの構造と性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 合成原料である4-nitrobenzoic acidのpKaはbenzoic acidよりも小さい。
 b 反応Aは第2級アミンを求核剤として、主にSN2機構で進行する。
 c プロカインの2つのアミノ基のうち、第3級のアミノ基よりも第1級のアミノ基の塩基性が高い。
 d プロカインの1H-NMRスペクトル (重クロロホルム中) では、プロトンのシグナルが9種類観測される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問13

次の構造式で示すマルトース及びラクトースに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a マルトースは、2分子のD-グルコピラノースが1位と4位でβ-グリコシド結合して生成する。
 b ラクトースは、Tollens試薬を酸化する。
 c マルトースとラクトースの等モルずつの混合物を酸性水溶液中で単糖へと完全に加水分解すると、理論上、得られる単糖の75%はD-グルコースである。
 d マルトースの水溶液とラクトースの水溶液は、いずれも変旋光を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問14

タンパク質の高次構造に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ジスルフィド結合は、セリン残基間で形成される。
 b βシート構造では、ペプチド結合間の水素結合が形成されている。
 c ファンデルワールス相互作用は、タンパク質の高次構造を規定する相互作用の1つである。
 d 球状タンパク質の親水性アミノ酸残基は、水中でタンパク質分子の表面に存在する割合が高い。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 誤 誤 
 3 誤 正 正 正
 4 誤 誤 正 誤 
 5 誤 正 誤 誤

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問15

ステロイド骨格をもつ化合物A〜Dに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 化合物Aのヒドロキシ基はβ配置である。
 b 化合物BのA/B環はtrans配置で結合している。
 c 化合物Cは糖質コルチコイドに分類される。
 d 化合物Dのヒドロキシ基は11位、17位、19位に存在している。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問16

日本薬局方における比重及び密度測定法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 比重とは、ある質量を有する物質の体積と、それと等質量の水の体積との比である。
 b 比重及び密度の測定には、比重瓶による測定法、振動式密度計による測定法、シュプレンゲル・・オストワルドピクノメーターによる測定法などが用いられる。
 c 比重瓶による測定法では、比重瓶に試料を満たして規定温度に達したとき、等体積の試料及び標準物質の質量を測定して比重を求める。
 d 振動式密度計による測定法では、試料セルの固有振動周期と試料の密度との間には直線関係が成立する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問17

物質の性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ラウール (Raoult) の法則が成立する溶液について、揮発性溶媒Aの蒸気圧降下の大きさ?BPが下式で示されるのは、溶質Bが不揮発性の場合である。
?BP=POA・・XB (POA: 純溶媒Aの蒸気圧、XB: 溶質Bのモル分率)
 b 融点は、圧力一定のもとでの固相と液相が平衡状態にあるときの温度で、純物質の場合、物質固有の値をとるが、必ずしも凝固点と一致するとは限らない。
 c 融解熱は圧カー定の場合、状態量として取り扱うことができ、固相から液相への状態変化に伴うエンタルピー変化量である。
 d 非電解質の希薄水溶液の凝固点は、溶質の質量モル濃度に比例して降下し、その比例定数はモル凝固点降下定数とよばれ、溶質固有の定数である。
 e H2OがH2Sより沸点が高いのは、酸素原子の方がイオウ原子よりも水素結合形成能が強いことに起因している。
  1(a、b、c) 2(a、b、d) 3(a、c、e) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問18

図は成分A及びBからなる混合物の液相一気相状態図である。P点にある混合物の温度上昇に伴って観測される状態変化の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、P点における成分Bのモル分率はXである。
 a 温度T1で、気相が現れる。
 b 温度T2では、液相中の成分Bのモル分率はXより大きい。
 c 温度T2では、気相中の成分Bのモル分率はXより大きい。
 d 温度T1で、蒸気を集めて冷却して液化したものを再蒸留する。この操作を繰り返すと、ほぼ成分Bの蒸気が得られる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問19

沈殿平衡に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 難溶性塩のAg2CrO4の溶解度Sと溶解度積KSPの間には、KSP=4S3の関係がある。
 b 異種イオン効果とは、溶液中に沈殿物と無関係なイオンが多量に存在すると、沈殿物の溶解度が減少することである。
 c 数種の金属イオンを含む水溶液のpHを上げていくと、溶解度積KSPの小さい金属水酸化物から順に沈殿する。
 d 共通イオン効果とは、難溶性塩の飽和溶液に共通イオンを加えると、難溶性塩の溶解度が著しく増加することである。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問20

コロイド溶液に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 多量の電解質の添加により、親水コロイド粒子が凝析する現象を塩析という。
 b チンダル現象は、コロイド溶液では観測されるが、低分子物質溶液では観測されない。
 c 疎水コロイドは、その表面が親水性で水和層が形成されて安定化している。
 d エマルション (乳濁液) では、液体の分散媒中に固体物質が微細な粒子として分散している。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問21

次の記述の[ ]に入れるべき数値の正しい組合せはどれか。
反応開始時には化合物Aのみが存在しており、可逆反応によって化合物Bを生じる。この正逆両反応とも一次反応で進行している。

   

このAとBの濃度の時間変化を下図に示している。この反応の速度定数k1は[ a ]min-1であり、k-1は[ b ]min-1である。ただし、ln 2=0.693とする。

     a     b
 1  0.011   0.011
 2  0.017   0.004
 3  0.004   0.017
 4  0.015   0.015
 5  0.024   0.006
 6  0.006   0.024

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問22

図は2種類の薬物A及びBの分解反応について種々の温度Tで速度定数kを測定し、横軸1/Tに対して縦軸にlnkの値をプロットしたものである。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a このプロットはアレニウスプロットとよばれる。
 b グラフのy (縦軸) 切片から頻度因子が求まる。
 c 温度が上昇すると、A及びBの分解反応の速度定数は減少する。
 d 温度TOより高温ではAの方がBよりも安定である。
 e Aの分解反応の活性化エネルギーはBより大きい。
   a  b  c  d  e
 1 誤 正 誤 正 正
 2 正 誤 誤 正 誤
 3 正 正 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 誤 誤

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問23

放射壊変と放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a α壊変では、陽子2個と中性微子 (ニュートリノ) 2個が放出される。
 b β+壊変では、親核種は原子番号が1増えた娘核種となる。
 c β壊変では、親核種と娘核種の質量数は変わらない。
 d γ線の放射の前後では、核種の原子番号も質量数も変化しない。
 e 軌道電子捕獲 (EC) は、α壊変の一種である。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問24

粉末X線回折法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= (η+1/2)λが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、ηは整数である。
 b 粉末X線回折法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。
 c 粉末X線回折パターンは、結晶、結晶多形及び溶媒和結晶などの同定及び判定に用いられる。
 d 粉末X線回折法により、未知化合物の原子配置、分子構造が一義的に決定できる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問25

カラムクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 カラムクロマトグラフィーで用いられる移動相は、気体、液体又は固体である。
 2 カラムクロマトグラフィーで用いられる固定相は、気体又は固体である。
 3 分離度は、カラムの理論段数に依存しない。
 4 カラムの理論段数は、カラムの長さに依存しない。
 5 カラムの理論段高さは、最適流速で最小となる。

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問26

液体クロマトグラフィーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 固定相としてシリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィーでは、塩基性の溶質が先に溶出する。
 b 固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の大きな溶質が先に溶出する。
 c 陽イオン交換クロマトグラフィーでは、陽イオンの価数の大きな溶質が先に溶出する。
 d サイズ排除クロマトグラフィーでは、分子量の大きな溶質が先に溶出する。
   a  b  c  d
 1 正 正 正 誤
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 誤 正
 4 誤 誤 正 正
 5 正 誤 誤 誤

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問27

電気泳動法におけるイオンの泳動速度に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a イオンの電荷に反比例する。
 b イオンの半径に比例する。
 c 溶媒の粘度に反比例する。
 d 電極間の距離に反比例する。
 e 温度の平方根に比例する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問28

固相抽出法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 逆相分配型の固相を用いた抽出では、溶出溶媒としてメタノールやアセトニトリルなどを用いる。
 b イオン性物質の抽出には用いない。
 c 生体試料中の薬物の濃縮に用いられる。
 d 溶媒抽出法に比べ、一般に回収率が低い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問29

日本薬局方容量分析用標準液0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の標定に関する記述について[  ]に入れるべき数値はどれか。
ヨウ素酸カリウム (標準試薬) を乾燥した後、その約0.05 gをヨウ素瓶に精密に量り、水25 mLに溶かし、ヨウ化カリウム2 g及び希硫酸10 mLを加え、密栓し、10分間放置した後、水100 mLを加え、遊離したヨウ素を調製したチオ硫酸ナトリウム液で滴定する (指示薬法、又は電位差滴定法: 白金電極) 。ただし、指示薬法の滴定の終点は液が終点近くで淡黄色になったとき、デンプン試液3 mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い、補正し、ファクターを計算する。
  0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1 mL=[  ] mgKIO3
この滴定において、ヨウ素が遊離する反応及びチオ硫酸ナトリウムとヨウ素との反応は次のとおりである。ただし、KIO3=214.00とする。
  KIO3 + 5KI + 3H2SO4 = 3K2SO4 + 3H2O + 3I2
  2Na2S2O3 + I2 = 2NaI + Na2S4O6
  1 2.140  2 2.675  3 3.567  4 4.280  5 5.350  6 7.133

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問30

次の図ア〜ウは、それぞれ化合物a〜cの1H-NMRスペクトル (300 MHz) である。基準物質はテトラメチルシランとし、重クロロホルム中で測定しているが、測定溶媒に由来するシグナルは除いてある。また、拡大領域以外のピークはすべて一重線である。スペクトルと化合物の正しい組合せはどれか。

 a CH3COCH2CH3
 b CH3COOCH2CH3
 c CH3CH2 COOCH3
  ア イ ウ
 1 a b c
 2 a c b
 3 b a c
 4 b c a
 5 c a b
 6 c b a

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問31

次の図は分子式C9H9BrO2で表される芳香族化合物A〜Cの、いずれかの質量スペクトル (EI-MS) である。これに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 分子イオンピークにおいて、同位体ピークとの強度比が約1:1であるのは、臭素原子を1つ含むためである。
 b m/z200 (その同位体ピークm/z202) は、分子イオンからエチレンがMcLafferty転位により脱離したフラグメントイオンピークであると推定される。
 c m/z183 (その同位体ピークm/z185)は、[C7H4BrO]+に帰属される。
 d この化合物の構造はAである。
   a  b  c  d
 1 正 正 正 誤
 2 正 正 誤 正
 3 正 誤 正 正 
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 誤 誤 正 

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問32

日本薬局方メチルプレドニゾロン (C22H30O5:374.47) の定量法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
本品を乾燥し、その約10mgを精密に量り、メタノールに溶かし、正確に100mLとする。この液5mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に50mLとする。この液につき、層長1cmのセルを用いて、紫外可視吸光度測定法により試験を行い、波長243nm付近の吸収極大の波長における吸光度Aを測定する。
 メチルプレドニゾロン (C22H30O5)の量 (mg) =A/400×10000
ただし、400は波長243 nm付近の吸収極大の波長におけるメチルプレドニゾロンの比吸光度である。
 a この定量法において、メチルプレドニゾロンの標準品は必要ではない。
 b 波長243 nm付近の吸収極大の波長におけるメチルプレドニゾロンのモル吸光係数は、おおよそ15000である。
 c 層長0.5 cmのセルを用いて吸光度を測定した場合、上記計算式中の係数は10000ではなく20000である。
   a  b  c
 1 正 正 正
 2 正 正 誤
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正
 5 正 誤 誤
 6 誤 誤 誤

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問33

電磁波を利用する分析法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 核磁気共鳴スペクトル測定法では、紫外線領域の電磁波を利用している。
 b 原子吸光光度法では、基底状態の金属イオンが光を吸収する現象を利用している。
 C 赤外吸収スペクトル測定法では、分子振動に関する情報が得られる。
 d 円二色性測定法では、分子の不斉性に関する情報が得られる。
 e 屈折率測定法では、通例、ナトリウムスペクトルのD線を光線として用いる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問34

イムノアッセイに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 特異性の高い抗体は、類似構造を持つ物質との交差反応性が大きい。
 b 抗体と抗原の親和定数が大きいと、高感度な測定が可能である。
 c サンドイッチ法は、複数の抗原決定基をもつ抗原の定量に用いられる。
 d 非競合法では、B/F分離 (抗体に結合した抗原 (B) と非結合の抗原 (F) とを分離すること) を行う必要がない。
 e 競合法では、標識シグナルの強度は抗原量の対数に反比例する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問35

MRI (Magnetic Resonance Imaging) に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 生体内の水分子の酸素原子核の磁気共鳴を利用する。
 b ラーモア周波数の2倍の周波数をもつ電磁波を照射し、核を励起状態に移行させる。
 c 励起した核の基底状態への緩和時間が、組織や病変によって異なることを利用する。
 d 体内の信号発生部位での強度情報を、非侵襲的に画像として描画できる。
 e 傾斜磁場をかけることで、体内の信号発生部位の位置を知ることができる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問36

次の生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a ロートコンやベラドンナコンに含有されるトロパンアルカロイドで、化合物名はスコポラミンである。
 b *印の不斉炭素が異性化してラセミ体になったものをアトロピンとよぶ。
 c 確認試験にFreeman改良法によるVitali反応が用いられる。
 d 副交感神経興奮作用や縮瞳作用がある。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 誤
 2 誤 正 正 誤
 3 正 正 正 誤
 4 誤 正 正 正
 5 正 誤 誤 正

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問37

次の生薬群a〜dとその共通性ア〜エとの正しい組合せはどれか。
 a インチンコウ、コウカ、ソウジュツ
 b キキョウ、セネガ、モクツウ
 c アロエ、センナ、ケンゴシ
 d モッコウ、サイコ、ビャクシ

 ア 根部が薬用部位である。
 イ 下剤として用いられる。
 ウ サポニンが主要成分である。
 エ 基源植物がキク科に属する。

   a  b  c  d
 1 ア イ ウ エ
 2 エ ア イ ウ
 3 ウ エ ア イ
 4 イ ウ エ ア
 5 エ ウ イ ア

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問38

漢方処方と適応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 加味逍遙散は、冷え性、虚弱体質、月経不順、更年期障害の改善に用いられ、当帰が構成生薬として配剤されている。
 b 大黄甘草湯は、食欲不振や胃炎、胃痛の改善に用いられ、人参が構成生薬として配剤されている。
 c 葛根湯は、感冒の初期、鼻炎、肩こりの改善に用いられ、麻黄が構成生薬として配剤されている。
 d 補中益気湯は、常習便秘の改善に用いられ、大黄が構成生薬として配剤されている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問39

糖の代謝とエネルギー産生に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 解糖とは、グルコース1 molがフルクトース1,6-ビスリン酸を経てピルビン酸2 molに変わり、ATPを2 mol生産する代謝経路である。
 b クエン酸サイクルでは、クエン酸がオキサロ酢酸になる過程で、遊離するエネルギーをNADHなどに変換する。
 c ミトコンドリアの電子伝達系は、ATPを用いてH+の電気化学的勾配を形成する。
 d ミトコンドリアのATP合成酵素は、NADHを酸化しH+駆動力を形成する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問40

脂質と脂質代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a トリアシルグリセロールは、細胞膜の主要構成成分の1つで脂質二重層を形成する。
 b 真核生物の脂肪酸は、アセチルCoAを材料としてミトコンドリアのマトリックス内で合成される。
 c 生体内のコレステロール量は、食事からの摂取量やコレステロールの利用量により体内での合成量が調節されている。
 d 細胞膜に存在する糖タンパク質及び糖脂質の糖部分は、細胞膜の外側にある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問41

タンパク質と酵素に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a タンパク質を構成する20種類のアミノ酸は、左旋性 (-) である。
 b タンパク質の二次構造には、αヘリックスやβシートなどがある。
 c タンパク質のユビキチン化は、プロテアソームによるタンパク質分解の標識となる。
 d 酵素タンパク質の活性は、競合阻害剤の添加によりKmは変化しないが、Vmaxは小さくなる
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問42

ヌクレオチドの構造と代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヌクレオチドは、プリン塩基又はピリミジン塩基、ヘキソース、リン酸からなる。
 b ゲノムDNAを構成するプリン塩基は、アデニンとグアニンであり、ピリミジン塩基は、シトシンとチミンである。
 c ウリジン5'-三リン酸 (UTP) は、シチジン5'-三リン酸 (CTP) から生合成される。
 d アデノシン5'-一リン酸 (AMP) とグアノシン5'-一リン酸 (GMP) の生合成は、イノシン5'-一リン酸 (IMP) を経由する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問43

呼吸器系の構造と機能に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 気管は、咽頭の下方に続く管で、U型の軟骨とその空間を埋める平滑筋からなる。
 b I型肺胞上皮細胞は、肺胞の表面張力を低下させて肺胞の形態を維持するのに必要な表面活性物質を分泌する。
 c II型肺胞上皮細胞は、扁平で薄く、肺胞内の空気と毛細血管内の血液との間でガス交換を行う。
 d 肺活量とは、できるだけ息を吸い込んだ後、できるだけ息を吐き出した空気の量である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問44

ヒトの皮膚に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 表皮は、真皮側から基底層、有棘層、顆粒層、淡(透)明層、角質層からなり、角質層のケラチノサイトは、無核の死細胞である。
 b 表皮中のメラノサイトは、赤外線を吸収することで皮膚を保護している。
 c メルケル細胞は、真皮に存在し感覚ニューロンと接触して機械的刺激に対する受容器として働く。
 d ランゲルハンス細胞は、表皮の有棘層に主に存在する樹状細胞であり、抗原提示能力がある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問45

ヒトの中枢神経系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 大脳皮質の前頭葉は、意欲、感情、創造に関する機能をつかさどる。
 b 大脳辺縁系の海馬は、記憶に関わっている。
 c プルキンエ細胞は、小脳の髄質にあり、神経インパルスを皮質に伝える。
 d 脊髄の横断面では、中央部にH型をした白質と周辺部の灰白質が区別される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問46

ヒトのリンパ系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リンパ液は、末梢の毛細リンパ管において細胞間隙の組織液の一部が吸い取られたもので、最終的には動脈に合流する。
 b 胸管には右上半身と左右下半身のリンパ液が集まり、全身の約4分の3のリンパ液がこの管を通ることになる。
 c リンパ液は、血液体循環に戻る前に、リンパ節を通過する。
 d リンパ球は、高内皮細静脈という特殊な内皮細胞で囲まれる静脈の壁を通り抜けて、血管からリンパ節に入ることができる。
 e リンパ節は、樹状細胞によるT細胞への抗原提示などの免疫反応の起こる場であり、二次リンパ器官に分類される。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問47

ヒトの胃に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 胃は、食道に続く幽門から始まり、十二指腸に至る噴門で終わる。
 b ガストリンは、噴門部で産生され、胃酸やペプシノーゲン分泌を促進する。
 c 胃腺の表層粘液細胞と粘液頸(副)細胞は、ムチンを分泌する。
 d 壁細胞は、殺菌作用のある胃酸を分泌する。
 e 主細胞は、ペプシノーゲンを分泌する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問48

骨に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a Ca2+は、骨に一度沈着すると、一生の間遊離しない。
 b 骨には、血管はほとんど分布していない。
 c 骨芽細胞は、コラーゲンなどを分泌して骨形成を行い、骨細胞になる。
 d 赤色骨髄は、血球産生の場である。
   a  b  c  d
 1 誤 誤 誤 誤
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 正 正
 4 誤 誤 正 正
 5 正 正 誤 正

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問49

ヒトの遺伝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 正常ヒト二倍体細胞の染色体数は46本であり、その中の44本は常染色体とよばれる。
 b ヒト精子には、X染色体を含むもの及びY染色休を含むものの2種類があり、X染色体を含む精子が受精して誕牛する個体は男子である。
 c 血友病Aは、伴性劣性遺伝様式を示す遺伝病であり、患者には女子が多い。
 d 精子や卵子が生成するときには、減数分裂が起こる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問50

B型肝炎ウイルスに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヘパドナウイルス科に属する。
 b 遺伝子として2本鎖RNAをもつ。
 c エンベロープを有さない。
 d 感染により発症した肝炎患者血清中にはウイルス粒子が検出される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問51

アポトーシスとネクローシスに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 形態形成過程において、例えばオタマジャクシの尾がなくなるのは、ネクローシスによって起こる。
 b HIV感染は、アポトーシスを引き起こす原因となる。
 c ミトコンドリア依存性アポトーシスでは、シトクロムcがミトコンドリアから遊離する。
 d ネクローシスでは、細胞DNAのヌクレオソームの断片化が起こる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問52

遺伝子の複製、修復に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a DNAポリメラーゼは、プライマーがなくても新たな鎖を合成できる。
 b リーディング鎖は、不連続複製により合成される。
 c テロメラーゼは、逆転写酵素の一種である。
 d 塩基置換変異によりアミノ酸のコドンが終止コドンに変わる変異を、ミスセンス変異とよぶ。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 正
 2 誤 正 正 誤
 3 誤 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 正

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問53

タンパク質の解析法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a エドマン法は、タンパク質のアミノ酸配列をC末端から決定する方法である。
 b カルボキシペプチダーゼ法は、タンパク質のアミノ酸配列をC末端から決定する方法である。
 c MALDI-TOF質量分析法は、プロテオーム解析に用いられる。
 d 臭化シアン (BrCN) は、タンパク質をメチオニン部位で切断する。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 誤 正 正 誤
 3 正 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 誤 正 正 正

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問54

真核生物における染色体及びクロマチンに関する記述の止誤について、正しい組合せはどれか。
 a DNAトポイソメラーゼは、DNAに超らせんを導入したり、解消したりする酵素である。
 b 染色体には、セントロメアとテロメアとよばれる領域があり、テロメアは染色体末端にある。
 c クロマチンには比較的分散した状態と凝集した状態があり、分散した状態をヘテロクロマチンとよぶ。
 d クロマチンの基本構造であるヌクレオソームでは、H1、H2A、H2B、H3の各ヒストン2分子からなる8量体にDNAが巻きついている。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 誤
 2 誤 誤 正 正
 3 正 誤 誤 正
 4 誤 正 正 誤
 5 正 正 正 誤

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問55

細胞内情報伝達に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 受容体チロシンキナーゼである上皮増殖因子 (EGF) 受容体は、7回膜貫通型である。
 b ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ (PI3-キナーゼ) は、細胞の増殖や生存に関係するシグナル伝達に関わっている。
 c エストロゲン受容体は、リガンドの結合によって立体構造変化を起こし、特定の遺伝子の転写を調節する。
 d Gタンパク質共役型受容体 (GPCR) は、キナーゼによってリン酸化された後に、Gタンパク質に結合できる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問56

ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 甲状腺ホルモンの中で、チロキシン (T4) はトリヨードチロニン (T3) よりも生体内でのホルモン活性が強い。
 b ヒトの副腎は、糖質コルチコイドとして主にコルチゾールを、鉱質コルチコイドとして主にアルドステロンを分泌する。
 c インスリン様増殖因子-I (IGF-I) は、成長ホルモンの作用によって肝などの臓器で産生される。
 d インスリンは、核内のインスリン受容体と結合することによって、作用を発揮する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問57

神経伝達物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a γ-アミノ酪酸 (GABA) は、中枢神経系組織に存在する興奮性アミノ酸である。
 b γ-アミノ酪酸 (GABA) は、L-グルタミン酸から生合成され、シナプス間隙に遊離される。
 c グリシンは、脊髄や脳幹に高濃度に存在するアミノ酸で、興奮性伝達物質の1つである。
 d  L-グルタミン酸は、中枢における興奮性シナプス伝達の中心的役割を担っている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問58

主要組織適合複合体 (MHC) に関する記述のうち、止しいものの組合せはどれか。
 a クラスIIは、膜貫通タンパク質の重鎖 (heavy chain) と、それに非共有結合したβ2ミクログロブリンからなる。
 b クラスIIは、マクロファージ、樹状細胞、B細胞などで発現している。
 c クラスIとクラスIIは、細胞外と細胞質のタンパク質抗原由来ペプチドをそれぞれ提示する。
 d ヒトのMHCは、HLAともよばれ、その遺伝子は多型性を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問59

血小板に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 血小板は、骨髄で幹細胞から分化した巨核球の細胞片である。
 b 血小板は、コラーゲンに粘着すると活性化される。
 c 粘着した血小板は、円板状から球状へと変形し、不可逆的な凝集を起こす。
 d 活性化された血小板からは、血小板活性化因子 (PAF) やトロンビンが放出される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問60

次の疾病とそれに関連する機能変化の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ハセドウ (グレーフス)-----------甲状腺機能亢進
 b 先端巨大 (末端巨大) 症---------成長ホルモンの過剰分泌
 c 重症筋無力量症--------------------アドレナリン受容体の機能異常
 d クッシング症候群-----------------アセチルコリン受容体の機能異常
   a  b  c  d
 1 正 正 正 正
 2 誤 誤 誤 正
 3 正 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 正 誤 誤

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93-2.egword

第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61

エネルギー代謝に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 基礎代謝基準値は、18〜29歳で最も高い。
 b 基礎代謝量は、男性では15〜17歳、女性では12〜14歳で最高値となる。
 c 3大栄養素 (糖質、脂質、タンパク質) の中で、脂質は食事誘発性熱産生 (特異的動的作用) に関与する代謝の増加率が最も高い。
   a  b  c
 1 正 誤 正
 2 正 正 誤
 3 正 誤 誤
 4 誤 正 正
 5 誤 誤 正
 6 誤 正 誤

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問62

脂質の消化・吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 中性脂肪は、小腸から吸収され、門脈を経由して肝臓に移行する。
 b リパーゼは、肌のうから分泌される。
 C キロミクロンは、主に中性脂肪の運搬を担う。
 d 超低比重リポタンパク質 (VLDL) は、末梢組織から肝臓ヘコレステロールを運搬する。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 誤 正
 4 誤 正 誤 誤
 5 誤 誤 正 誤

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問63

ビタミンとそれに関連する生体反応の組合せのうち、正しいものはどれか。
 1 ビタミンB1----------------脂肪酸のβ酸化反応
 2 ビタミンB6---------------ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応
 3 ビタミンB12-------------ブドウ糖の酸化反応
 4 ビタミンC---------------コラーゲン合成におけるプロリンやリジン (リシン) の水酸化反応
 5 ニコチン酸-----------------アミノ酸のアミノ基転移反応

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問64

食品添加物とその用途の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アスコルビン酸-----------------------------清涼飲料水の酸化防止
 b パラオキシ安息香酸エステル類-----------輸入柑橘類の防かび
 c アセスルファムカリウム-------------------清涼飲料水の微生物増殖抑制
 d ソルビン酸カリウム------------------------魚肉練り製品の微生物増殖抑制
 e 次亜塩素酸ナトリウム----------------------カット野菜の殺菌
  1(a、b、c) 2(a、c、e) 3(a、d、e) 4(b、c、d) 5(b、d、e) 6(c、d、e)

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問65

食品の腐敗に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 腐敗により生じるカダベリンは、アルギニンに由来する。
 b 腐敗により、トリプトファンから発癌性物質のTrp-F-1が生じる。
 c 魚類に含まれるトリメチルアミンオキシドは、還元されて腐敗臭の原因物質となる。
 d 食品中のヒスタミン含有量は、腐敗の指標として用いられる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問66

メイラード (Maillard) 反応に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 生体内での糖化ヘモグロビン (HbA1c) の生成
 b アミノ化合物とカルボニル化合物の反応によるメラノイジンの生成
 c ポリフェノールの酸化・重合によるメラニン色素の生成
   a  b  c 
 1 誤 正 正
 2 正 正 誤
 3 正 誤 正
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤
 6 正 誤 誤

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問67

特定保健用食品に期待される作用とその機能成分の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a おなかの調子を整える作用--------------------------------オリゴ糖、乳酸菌
 b ミネラルの吸収を助ける作用-----------------------------大豆タンパク質、キトサン
 c 虫歯になりにくくする作用--------------------------------パラチノース、キシリトール
 d 体に脂肪がつきにくくする作用-------------------------カセインホスホペプチド (CPP) 、ヘム鉄
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問68

カンピロバクターによる食中毒とその起因菌に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グラム陰性でS字状に湾曲した微好気性の桿菌である。
 b 海水や海泥などに生息している。
 c 通常、加熱調理によっては予防できない。
 d 平成14年〜18年の細菌性食中毒の発生件数において、常に上位3位以内である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問69

食物アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 食物アレルギーは、大量のアレルギー物質を摂取したときに初めて発症する。
 b 食物アレルギーの多くは、即時型過敏反応である。
 c アレルギー症状を惹起する食品として、小麦、そば、卵、牛乳などがあげられる。
   a  b  c 
 1 正 正 正 
 2 正 正 誤 
 3 正 誤 正 
 4 誤 正 誤 
 5 誤 正 正 
 6 誤 誤 正 
 7 正 誤 誤

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問70

食品の製造・調理過程で生じる有害化学物質とその発生の予防に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a HACCPは、食品中の有害化学物質の調査方法の1つであり、製造工程の最終製品の抜き取り検査を行うシステムである。
 b ポリカーボネート樹脂製の食品容器で食品を加熱すると、スチレンが食品中に移行することがある。
 c 魚や肉類の焦げた部分に生じる変異原性物質には、ピリドイミダゾール骨格を有するものがある。
 d ジャガイモや穀類を高温で揚げたり焼いたりすると、アクリルアミドが生成することがある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問71

人口動態統計に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 国勢調査のみの結果をもとにしたものである。
 b 出生数には、死産数は含まれない。
 c 平均寿命は、男女それぞれの年齢別生存率から求められる。
 d 平均寿命が80.0歳の集団では、10.0歳の人の平均余命は70.0年である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問72

我が国の保健衛生について、平成7年〜17年の間に値が増加している指標項目として正しいものの組合せはどれか。
 a 合計特殊出生率
 b 従属人口指数
 c 男性における肥満者の割合
 d 胃癌の年齢調整死亡率
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問73

[  ]内の疫学研究事例に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

1854年にロンドンのブロード街でコレラの大流行があった際に、Snowはコレラ死亡者の発生地図、死亡の日別分布表を作成し、これに詳細な症例の検討結果を加えて、共同井戸がコレラ流行の感染源であることを突き止めた。

 a この研究では、コレラ流行に対する共同井戸という要因の関与を、相対危険度によって評価している。
 b この研究は、疫学の三大要因のうち、病因に着目することが重要であることを示した例である。
 c この研究では、原因となる病原菌を同定することはできないが、コレラの流行に対する有効な防止対策を策定することが可能となる。
 d この研究は、記述疫学の例である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問74

喫煙に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 我が国の20〜30歳代女性の喫煙率は、近年低下しつつある。
 b 分煙対策は、受動喫煙の影響を減らすためのものである。
 c 喫煙は、心疾患のリスクファクターではない。
 d 妊産婦の喫煙は、低出生体重児のリスクファクターとなる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問75

生活習慣病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 2型糖尿病の発症には、遺伝的要因と環境喪因の両者が関与している。
 b 血中HDLコレステロールの高値は、高血圧の原因になる。
 c 高脂肪食は、乳癌や大腸癌の発生率を上昇させる。
   a  b  c 
 1 誤 正 正 
 2 正 正 誤 
 3 正 誤 誤 
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤 
 6 正 誤 正 

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問76

予防接種に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 風疹ワクチンの接種対象は、妊婦である。
 b 麻疹の予防接種には、弱毒性の生ワクチンが用いられる。
 c DPT三種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風のトキソイドを百日咳ワクチンと混合したものである。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正 
 3 誤 正 正 
 4 正 誤 誤 
 5 誤 正 誤 
 6 誤 誤 正 

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問77

結核に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 結核対策の見直しにより、結核予防法は廃止されて感染症法に統合されている。
 b 結核患者の治療成功率の向上対策として、DOTSが導入されている。
 c 近年、我が国における結核の羅患率は、先進諸国の中では低い水準にある。
 d BCGは、結核菌の弱毒株から調整した不活化ワクチンである。
 e HIV感染は、結核のリスクファクターである。
(注)感染症法: 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
            (平成19年6月1日施行)
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問78

疾病の一次予防について、正しいものの組合せはどれか。
 a 機能回復訓練(リハビリテーション)
 b 新生児マススクリーニング
 c 食事摂取基準の設定
 d インフルエンザの予防接種
 e 妊婦を対象とした母親教室の開催
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、c、e) 5(b、d、e) 6(c、d、e)

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問79

日常生活で身近に起りうる健康被害とその原因に関する正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 皮膚障害 -------------------------- 洗剤
 b ニコチン中毒 -------------------- 乳幼児によるタバコの誤飲
 c 塩素ガスの吸引事故 ------------ 塩素系漂白剤と酸性洗浄剤との混合
 d シックハウス症候群 ------------ 壁紙接着剤
   a  b  c  d
 1 正 正 正 正 
 2 正 正 誤 正 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 誤 正 正 
 5 誤 正 誤 誤
 6 誤 正 正 誤 

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問80

有害物質を取り扱う職場での労働衛生管理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 作業環境管理は、暴露濃度を指標とする。
 b 呼吸保護具の装着は、作業管理にあたる。
 c 健康管理は、体内に侵入した有害因子による障害の予防を含む。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 誤 
 3 正 誤 正 
 4 誤 誤 正 
 5 誤 正 誤
 6 誤 正 正

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問81

生態系に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 大気や土壌は、生態系の構成要素である。
 b 植物プランクトンは生産者であり、動物プランクトンは消費者である。
 c 食物連鎖の上位に進むに従って、個体数は増加する。
 d 生物濃縮とは、物質の生物体内濃度が生息環境中の濃度より高くなることをいう。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 誤 
 2 正 正 誤 正 
 3 誤 正 正 誤 
 4 誤 誤 正 正
 5 誤 正 誤 正 
 6 正 誤 誤 誤 

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問82

水道水質基準項目の大腸菌の検出方法に関する記述について、[  ]の中に入れる語句の正しいものの組合せはどれか。
[ a ]法は、大腸菌に特異的に存在する酵素[ b ]の基質が培地に含まれており、大腸菌の存在で分解されて蛍光物質を生じることを利用している。試験液が比較標準液より強い蛍光を示す場合、陽性と判定する。水道水質基準適合判定に、大腸菌の定量試験は[ c ]。
      a          b        c
 1 乳糖ブイヨン    β-ガラクトシダーゼ   必要である
 2 乳糖ブイヨン    β-ガラクトシダーゼ   不要である
 3 乳糖ブイヨン    β-グルクロニダーゼ   必要である
 4 特定酵素基質培地  β-グルクロニダーゼ   不要である
 5 特定酵素基質培地  β-グルクロニダーゼ   必要である
 6 特定酵素基質培地  β-ガラクトシダーゼ   不要である

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問83

清涼飲料水として市販されている、ある海洋深層水の栄養成分の表示はI欄のとおりである。この飲料水の総硬度 (mg/L) に最も近い値はどれか。ただし、原子量はII欄のとおりとする。
      I欄                     II欄
(1,000 mLあたり)
ナトリウム    201 mg           Na=23.0   C=12.0
マグネシウム   25.0 mg           Mg=24.3   O=16.0
カリウム     8.5 mg            K=39.1
カルシウム    15.4 mg           Ca=40.1
  1 10  2 50  3 100  4 150  5 200  6 700

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問84

富栄養化に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 河川よりも湖沼で富栄養化が起こりやすいのは、湖沼水の方が河川水よりも自浄作用が高いためである。
 b 富栄養化した水域では、一般にDOの値が高い。
 c 富栄養化した水域で発牛した2-メチルイソボルネオールは、水道水のかび臭の原因となる。
 d 富栄養化防止のため、湖沼及び海域には「生活環境の保全に関する環境基準」として、全窒素と全リンが設定されている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問85

下に示す構造を有するフロンに関する記述の[  ]に入れるア〜エの正しい組合せはどれか。
  ア CF3Cl イ CF3Br ウ CHF2Cl エ CF4
ア〜エのうち、オゾン層破壊作用は[ a ]が最も強く、次[ b ]が強い。[ c ]にはオゾン層破壊作用はないが、高い温暖化ポテンシャルを示す。
   a  b  c
 1 ア ウ イ
 2 エ ア ウ
 3 ウ エ イ
 4 イ ウ エ
 5 イ ア エ
 6 ウ イ ア

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問86

光化学オキシダントに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 光化学オキシダントは、中性ヨウ化カリウム溶液を酸化してヨウ素を遊離させる。
 b 光化学オキシダントは、硫黄酸化物と炭化水素から太陽光の作用により生成する。
 c ペルオキシラジカルは、オゾンとオレフィン類との反応により生成する。
 d PAN (peroxyacyl nitrate) は、光化学オキシダントの一種である。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 誤

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問87

室内環境の測定に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アスマン通風湿度計により、気温と気湿を測定することができる。
 b 気動は、アスマン通風湿度計と力夕温度計によって測定される。
 c 感覚温度は、アスマン通風湿度計と黒球温度計によって測定される。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正 
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正 
 5 誤 正 誤 
 6 正 誤 誤 

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問88

80名の学生がいる教室 (室内容積500 m3) を開放型の灯油ストーブで暖房している。このストーブから発生するNO2量は0.1 L/hrであるとすると、学校環境衛生の基準におけるNO2許容濃度0.06 ppmを保つために必要な1時間当たりの換気回数に最も近い値を選べ。ただし、外気中のNO2濃度は0.01 ppmとし、室内にはストープ以外のNO2発生源はないものとする。
  1 1  2 2  3 4  4 8  5 20

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問89

フィルターのない紙巻きタバコの煙に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a タバコ煙には、ガス状物質と粒子状物質が含まれる。
 b タバコ煙中には、発癌プロモーターは存在しない。
 c タバコ煙には、シアン化水素やアセトアルデヒドが含まれる。
 d 喫煙時の発癌物質の発生量は、副流煙に比べ主流煙で著しく高い。
   a  b  c  d 
 1 正 正 正 誤 
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 誤 正
 4 正 誤 誤 正 
 5 誤 正 正 誤
 6 誤 誤 誤 正 

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問90

廃棄物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか
 a 事業活動に伴って生じた廃棄物は、すべて産業廃棄物に区分される。
 b 感染性廃棄物の処理を処理業者に委託する場合には、マニフェスト制度が適用される。
 c ペットボトルとアルミ缶は、容器包装リサイクル法の対象である。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤
 6 正 誤 誤

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問91

地球環境問題に関する国際的取り決めとその内容について、正しいものの組合せはどれか。
 a バーセル条約 -------------------- 有害廃棄物等の海洋投棄規制
 b モントリオール議定書 --------- 硫黄酸化物及び窒素酸化物の排出規制
 c ワシントン条約 ----------------- 野生動植物の国際取引規制
 d 京都議定書 ---------------------- 温室効果ガスの排出規制
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問92

大気汚染を防止するための法規制に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ダイオキシン類については、環境基準が設定されている。
 b 首都圏など特定の地域においては、自動車NOx・PM法が適用されている。
 c 一般粉じんについては、工場・事業場の敷地境界における大気中濃度の基準が設定されている。
 d 硫黄酸化物のK値規制の適用にあたっては、K値が小さいほど規制は緩和される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問93

ヒトにおける化学物質の代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ (UGT) により生成するグルクロニドは、すべてβ体である。
 b 安息香酸は、タウリン抱合を受けて馬尿酸として排泄される。
 c ベンゾ[a]ピレンの代謝的活性化には、シトクロムP450が関与する。
 d 硫酸抱合体は、さらにメルカプツール酸へと代謝されて尿中に排泄される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問94

発癌プロモーターと主な標的臓器との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 12-0-テトラデカノイルホルボール13-アセテート (TPA)  -- 肝臓
 b フェノバルビタールー ---------------------------------------------- 胃
 c 食塩 ------------------------------------------------------------------- 胃
 d 胆汁酸 ---------------------------------------------------------------- 大腸
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問95

化学物質a〜dのうち、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 (化審法) 」により第1種特定化学物質に指定されているものの正しい組合せはどれか。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問96

1日許容摂取量 (ADI) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ヒトが毎日連続して一生涯摂取しても危険がないと考えられる1日当たりの摂取量のことである。
 b 動物実験で求めた最大無作用量と同じである。
 c 農薬のADIは、生態系への影響を考慮して決められている。
 d 食品添加物の使用基準は、ADIを考慮して決められる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 誤
 3 正 正 誤 誤 
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 誤 正 正

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問97

ある化学物質の急性中毒患者の血液検査及び処置の結果を以下に示す。
「血液検査を行ったところ低コリンエステラーゼ血症であった。また、アトロピン硫酸塩水和物の静脈点滴を行ったところ症状が改善した。さらに、ヨウ化プラリドキシム (PAM) の投与が有効であった。」
これより推定される原因物質はどれか。
 1 シアン化カリウム
 2 マラチオン
 3 カルバリル
 4 DDT
 5 アセトアミノフェン

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問98

依存性薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a LSD-25とサイロシンは、いずれもトリプタミン構造を含む。
 b モルヒネのグルクロン酸抱合は、ヒトでは3位水酸基よりも6位水酸基で起こりやすい。
 c ペントバルビタールは、銅-ピリジン反応により定性的に検出される。
 d メタンフェタミンとアンフェタミンは、いずれもシモン反応に陽性である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問99

電子捕獲型検出器を備えたガスクロマトグラフで、高感度に分析できる薬毒物の正しいものの組合せはどれか。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問100

電離放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 放射線荷重係数は、α線よりγ線の方が大きい。
 b 放射線の人体への影響は、細胞分裂の盛んな組織で大きい。
 c 放射線の人体への影響の度合いを表す単位は、グレイ (Gy) である。
 d α線放出核種の人体への影響は、体外被曝よりも体内被曝による方が大きい。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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93-2.egword

第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       関連法規 (問101〜問120)


問101

次の記述は、憲法の条文の一部である。[  ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。
すべて国民は、個人として[ a ]される。[ b ]、自由及び幸福追求に対する国民の[ c ]については、[ d ]に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の[ a ]を必要とする。
   a    b   c     d
 1 保護  財産  権利  国の利益
 2 尊重  生命  要求  公共の福祉
 3 保護  生命  権利  国の利益
 4 尊重  生命  権利  公共の福祉
 5 保護  財産  要求  公共の福祉
 6 尊重  財産  要求  国の利益

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問102

薬剤師の責任に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬剤師は、医薬品の製造販売業者が行う医薬品による危害の防止に必要な措置の実施に協力するよう努めなければならない。
 b 処方せんに基づく調剤は、製造物責任法にいう製造行為に該当する。
 c 薬剤師は、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない。
 d 薬剤師は、調剤した薬剤について、患者本人に対面して説明すれば、その容器又は被包への患者の氏名、用法、用量の記載を省略できる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問103

平成16年における医療施設数及び届出医療関係者数に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 看護師数は、約20万人である。
 b 薬局数は、一般診療所数よりも多い。
 c 医師数は、薬剤師数よりも多い。
 d 薬局に従事する薬剤師数は、病院・診療所に従事する薬剤師数よりも多い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問104

医療行政体系に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 地方薬事審議会は、都道府県知事の諮問に応じ、薬事に関する当該都道府県の事務のうち重要事項を調査審議する機関である。
 b 中央社会保険医療協議会は、杜会保障、人口問題に関すること、その他老人福祉法などに規定する事項を審議する機関である。
 c 地方衛生研究所は、公衆衛生の向上を図るため、試験検査、公衆衛生情報などの収集・解析・提供を行う機関である。
 d 保健所は、疾病の予防、健康増進、環境衛生など地域保健活動を行う機関である。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 誤
 2 誤 誤 正 正
 3 正 正 誤 誤
 4 誤 正 誤 正 
 5 正 誤 正 正 
 6 誤 正 正 正 

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問105

医薬分業等に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬剤師の資質の向上を図るための卒後研修事業が実施されている。
 b 薬局は、患者が持参した処方せんに薬局に在庫していない医薬品が記載されていた場合、調剤を拒否しなければならない。
 c 薬剤師が在宅医療に貢献するため、患者の療養上の世話をすることが義務づけられている。
 d 平成16年度における国民医療費中の薬局調剤医療費は歯科診療医療費より多い。
 e 平成16年度の保険調剤における後発医薬品の使用金額は先発医薬品より多い。
  1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、e) 5(d、e)

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問106

医薬品の開発に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a GLPに基づき指定される信頼性保証部門の担当者には、その試験の実施担当者が含まれていてはならない。
 b ヒトを被験者とする薬物についての試験は、すべて薬事法上の治験に含まれる。
 c GCPにおいては、治験審査委員会を設置していない医療機関では治験を行ってはならない。
 d 医薬品産業における研究費の売上高に対する比率は、全産業におけるその比率の平均値より高い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問107

薬剤師法の規定で義務づけられている処方せんへの記入事項について、正しいものの組合せはどれか。
 a 処方せんを持参した者が患者自身でない場合には、その処方せんを持参した者の氏名及び住所。
 b 処方せんの内容の疑わしい点を医師に確かめた場合には、その回答の内容。
 c 医師の同意を得て処方せんに記載された医薬品を変更して調剤した場合には、その変更の内容。
 d 患者の薬歴作成時に知り得たアレルギー体質等の患者の特記すべき体質。
 e 調剤済みとならなかった場合には、調剤量。
  1(a、b、c) 2(a、c、d) 3(a、d、e) 4(b、c、e) 5(b、d、e)

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問108

医薬品の製造販売業及び製造業に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 製造販売業者が、医薬品を自社工場で製造する場合には、製造業の許可が必要である。
 b 製造販売業者が、自ら輸入した医薬品を薬局開設者に販売する場合には、医薬品販売業の許可を必要としない。
 c 製造業者は、製造する品目ごとに製造許可を受ける必要がある。
 d 製造業者 (A社) が製造販売業者 (B社) から委託を受けて製造した医薬品の直接の容器又は直接の被包には、A社とB社両方の名称及び住所を記載する必要がある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問109

GMPの適用を受ける医薬品の製造所に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 品質部門は、製造部門から独立していなければならない。
 b 製品の製造所からの出荷の可否は、製造部門が決定しなければならない。
 c 製品の試験検査に必要な検体の採取は、品質部門が行う。
 d 製造に関する記の保存は、品質部門が行う。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問110

薬事法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医薬品の承認申請に必要な資料については、国の機関で試験されたものであれば、GLP、GCP等の基準の遵守が免除される。
 b 医薬品の製造販売の承認を受けた者は、原則として6年後に再評価の申請をしなければならない。
 c 医薬品の再評価の結果によっては、当該医薬品の製造販売の承認が取り消されることがある。
 d 医師、薬剤師等の医薬関係者は、医薬品の副作用と疑われる症例を知り、保健衛生上の危害の発生を防止する必要があると認めるときは、厚牛労働大臣に報告しなければならない。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問111

薬局における毒薬、劇薬及び処方せん医薬品の取扱いに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 薬局開設者は、毒薬又は劇薬を販売した際に受け取った譲受人の氏名等の記載された文書をその譲渡の日から2年間、保存しなければならない。
 b 処方せん医薬品は、他の医薬品と区別して、貯蔵し、又は陳列しなければならない。
 c 薬剤師に対しては、処方せんがなくても、処方せん医薬品を販売することができる。
 d 薬剤師に対しては、直接の容器又は直接の被包に「毒」の文字が記載されていない毒薬であっても、販売することができる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 誤
 2 誤 正 誤 正
 3 誤 正 誤 誤
 4 誤 誤 正 誤 
 5 正 誤 誤 正 

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問112

生物由来製品に閲する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 生物由来製品とは、医薬品のうち、植物以外の生物由来原料を利用して製造された製品をいう。
 b 特定生物由来製品とは、生物由来製品のうち、保健衛生上の危害防止の措置が必要なものであって、厚生労働大臣により指定されたものをいう。
 c 医療機関は、特定生物由来製品を使用した場合、使用した患者の情報を記録し、30年間保管しなければならない。
 d 感染症定期報告は、生物由来製品の製造販売業者等に義務付けられている制度である。
 e 生物由来製品が特別の規制を受けるのは、後天性免疫不全症候群やクロイツフェルト・ヤコブ病など生物由来製品に混入した病原体による感染被害の発生がその背景にある。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、c) 5(c、d、e)

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問113

薬事法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医薬品の製造販売業者が、薬事法に違反した行為を行ったときは、その製造販売業の許可は必ず取り消される。
 b 医薬品の製造販売業の許可の更新を拒もうとするときは、あらかじめ、その相手方にその処分の理由を通知し、有利な証拠の提出の機会を与える必要はない。
 c 医薬品の製造販売業者が、承認を受けた医薬品を正当な理由がなく引き続き3年間製造販売していないときは、その承認を取り消されることがある。
 d 製造販売の承認を受けた医薬品が、薬事法に定める承認の拒否事由のいずれかに該当したときは、その承認は必ず取り消される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d)6(c、d)

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問114

医薬品副作用被害救済制度に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 医薬品の副作用とは、許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においても、その許可医薬品により人に発現する有害な反応をいう。
 b 薬事法に基づく許可を受けて製造販売された医薬品の使用によって生じた副作用は、すべて救済の対象となる。
 c 予防接種法の規定による予防接種を受けたことによって生じた副作用については、救済給付の対象とならない。
 d 救済給付を受けている者に係る疾病、障害又は死亡の原因となった医薬品について賠償の責任を有する者が明らかとなった場合には、以後救済給付は行われない。
 e 配置薬など一般用医薬品を製造販売している業者は、救済給付の財源となる拠出金を負担する義務はない。
  1(a、b、c) 2(a、c、d) 3(a、d、e) 4(b、c、e) 5(b、d、e)

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問115

麻薬及び向精神薬取締法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 麻薬管埋者の免許は、薬剤師でなければ、受けることができない。
 b 麻薬取扱者の免許の有効期間は、免許の日からその日の属する年の翌年の3月31日までである。
 c 麻薬は、麻薬以外の医薬品 (覚せい剤を除く) と区別し、かぎをかけた堅固な設備内に保管しなければならない。
 d 麻薬小売業者は、麻薬処方せんにより調剤された麻薬を廃棄したときは、30日以内に、所定の事項を都道府県知事に届け出なければならない。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問116

毒物及び劇物取締法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 薬局開設者は、毒物又は劇物の販売業の登録を受けなくても、毒物又は劇物を販売することができる。
 2 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を直接に取り扱う製造所、営業所又は店舗ごとに、原則として、専任の毒物劇物取扱責任者を置かなければならない。
 3 毒物又は劇物の販売業の登録には、一般販売業の登録、農業用品目販売業の登録、家庭用品目販売業の登録及び特定品目販売業の登録の4種がある。
 4 毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を交付する場合には、交付の相手方が14歳末満の者でないことを確認しなければならない。
 5 毒物劇物営業者は、劇物の容器及び被包に、「医薬用外」及び「劇物」の文字の表示があれば、その劇物を貯蔵する場所に、これらの文字を表示しなくてもよい。

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問117

医療法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 診療所では、患者を入院させて診療してはならないと規定されている。
 2 病院内にある調剤所の構造設備基準は、薬事法における薬局のものと同じである。
 3 医療は、医療の担い手と診療を受ける者との信頼関係に基づいて行われるべきであると規定されている。
 4 調剤を実施する薬局については、当該薬局に勤務しない薬剤師の研究又は研修のために利用させる規定はない。
 5 病院には、薬剤師を3人以上置かなければならないと規定されている。

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問118

健康保険法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 薬局は、保険薬局の指定を受けなければ、保険調剤を行うことはできない。
 b 保険薬局で保険調剤を行う薬剤師は、全員が保険薬剤師の登録を受けなければならない。
 c 保険医療機関の指定を受けた病院で調剤を行う薬剤師は、保険薬剤師の登録を受けなければならない。
 d 保険薬局が、調剤報酬を不正に請求した場合には、地方社会保険医療協議会に諮問することなく、保険薬局の指定が取り消される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問119

患者が次の処方内容の医科及び歯科処方せんを同時に保険薬局に持参した際の薬剤師の対応として正しいものの組合せはどれか。ただし、その他の処方せんの記載事項はすべて適正であり、また、保険薬剤師は処方した医師への疑義照会は行わなかったものとする。
 A 医科処方せん (後発品変更可の指示あり)
(1) ファモチジン錠20 mg        1日2錠 分2 朝夕食後
(2) 塩酸ジルチアゼム錠30 mg      1日3錠 分3 毎食後7日分
 B 歯科処方せん
テトラサイクリン塩酸塩トローチ      1日6個 数回に分けて使用する。3日分
 a 調剤基本料はA及びBをあわせて1回として算定した。
 b Aのファモチジン錠20 mgは後発医薬品を用いた。
 c Bのトローチ剤は屯服薬として算定した。
 d 薬剤服用歴管理料はA及びBそれぞれに算定した。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問120

介護保険法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 要介護状態にならなければ、介護保険の給付の対象とはならない。
 b 都道府県は、介護保険事業の運営が健全に行われるよう必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
 c 要介護者には、要介護状態にある65歳以上の者のみが該当する。
 d 保険薬局の保険薬剤師は、居宅療養管埋指導として処方せんによる指示に基づき、居宅を訪問して、薬学的管理指導を行うことができる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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93回.egword

第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       医療薬学 I(問121〜問180)


問121
細胞膜に存在する受容体に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体の刺激は、筋細胞内へのNa+ 流入を引き起こし、膜電位は脱分極側に変化する。
 b 交感神経節後線維末端に存在するアドレナリンα2受容体の刺激は、サイクリックAMP (cAMP) の減少と神経伝達物質の遊離抑制を引き起こす。
 c 心筋細胞のアドレナリンβ1受容体の刺激は、cAMPを増加させ、心筋収縮を促進する。
 d ヒスタミンH2受容体の刺激は、ジアシルグリセロールとイノシトール-1,4,5-三リン酸の生成を促進する。
 e セロトニン5-HT2受容体の刺激は、Cl- 流入を引き起こし、膜電位は過分極側に変化する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問122
次の薬物の構造式を矢印の方向に変化させた場合、記述した作用が顕著に低下するものの正しい組合せはどれか。

 a 抗菌作用
 b 中枢作用
 c 鎮痛作用
 d 抗不安作用
 e 交感神経興奮様作用
  1(a、b、c)  2(a、b、e)  3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問123
自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ナファゾリンは、アドレナリンα1受容体に作用し、鼻粘膜細動脈の血流を減少させる。
 b エフェドリンは、アドレナリンβ受容体刺激作用とともに、交感神経節後線維終末からのカテコールアミン遊離作用も示す。
 c トロピカミドは、ムスカリン性アセチルコリン受容体に作用し、眼圧を低下させる。
 d カルバコールは、ニコチン様作用を示し、コリンエステラーゼにより分解される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問124
末梢神経系とその効果器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リドカインの局所麻酔作用は、適用された部位のpHにより影響され、酸性部位ではその効力が減弱する。
 b コカインは、Na+ チャネル遮断に加え、ノルアドレナリンの血管収縮作用を抑制する。
 c スキサメトニウムは、骨格筋弛緩作用に先立ち、終板の脱分極を引き起こす。
 d ベクロニウムは、骨格筋の静止膜電位を変化させず、終板電位を抑制する。
 e ダントロレンは、主に骨格筋細胞膜のNa+ チャネルを遮断し、筋弛緩を引き起こす。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問125
全身麻酔に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 麻酔時にモルヒネを併用すると、モルヒネの動眼神経核抑制作用により散瞳の増大が認められる。
 b プロポフォールは、麻酔の導入と覚せいが速やかで、持続点滴による全身麻酔に用いられる。
 c 神経遮断性麻酔には、麻薬性鎮痛薬のフェンタニルとブチロフェノン系神経遮断薬のドロペリドールを併用する。
 d セボフルランは、心筋のカテコールアミンに対する感受性増大作用がハロタンより強い。

   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 誤 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 正 誤 誤
 5 正 正 正 誤

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問126
抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a フェニトインは、脳神経細胞へのNa+流入を抑制し、強直間代発作や欠神発作に用いられる。
 b カルバマゼピンは、脳神経細胞のT型Ca2+チャネルを遮断し、複雑部分発作に用いられる。
 c エトスクシミドは、GABAB受容体に作用してK+チャネルを活性化し、欠神発作に用いられる。
 d ジアゼパムは、GABAA受容体機能を亢進し、静注でてんかん重積状態の緩解に用いられる。
 e バルプロ酸は、GABAトランスアミナーゼ阻害作用があり、全般発作に有効である。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問127
鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a モルヒネは、下行性の痛覚抑制系を活性化し、脊髄後角における痛覚情報の伝達を抑制する。
 b ペチジンは、オピオイドμ受容体を介した鎮痛作用に加えて鎮痙作用をもつ。
 c ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体には完全刺激薬として、オピオイドκ受容体には部分刺激薬として作用する。
 d ナロキソンは、オピオイドμ受容体刺激作用のない麻薬拮抗薬で、過量のモルヒネにより抑制された呼吸を回復させる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 誤 正 正
 4 正 正 正 誤
 5 誤 正 正 誤

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問128
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a メチルフェニデートは、アンフェタミン様の中枢興奮作用をもち、ナルコレプシーに用いられる。
 b ベタヒスチンは、アドレナリンβ受容体を遮断して内耳の微小循環を改善し、メニエール病に伴うめまいを抑制する。
 c ファスジルは、ミオシン軽鎖のリン酸化を阻害し、くも膜下出血による脳血管れん縮を抑制する。
 d アマンタジンは、中枢神経機能を活性化する作用をもち、脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下を改善する。
 e ドネペジルは、中枢神経系のアセチルコリン合成を選択的に促進し、軽度及び中等度のアルツハイマー病における認知障害の進行を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問129
関節リウマチ治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アクタリットは、胸腺からのサプレッサーT細胞の分化誘導を促進する。
 b レフルノミドは、体内で活性化されてピリミジン合成を阻害する。
 c オーラノフィンは、シクロオキシゲナーゼを阻害して炎症を抑える。
 d インフリキシマブは、関節破壊の原因となる腫瘍壊死因子α (TNF-α) の受容体を遮断する。
 e ブシラミンは、分子内にSH基をもち、リウマトイド因子のジスルフィド結合 (-S-S-) を切断する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問130
抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ジフェンヒドラミンは、気管支においてヒスタミンに加えてアセチルコリンにも拮抗し、気道分泌を抑制する。
 b フェキソフェナジンは、ヒスタミンH1受容体を遮断するとともに、ケミカルメディエーターの遊離を阻害する。
 c トラニラストは、ロイコトリエン受容体を遮断し、気管支ぜん息における気道抵抗の上昇を抑制する。
 d スプラタストは、ヘルパーT細胞におけるインターフェロンの産生を特異的に阻害し、好酸球の湿潤を抑制する。
 e ラマトラバンは、トロンボキサンA2に拮抗し、アレルギー性鼻炎における鼻腔抵抗の上昇を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問131
非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a チアラミドは、主にシクロオキシゲナーゼ (COX) を阻害することにより抗炎症、鎮痛、解熱作用を現す。
 b メロキシカムは、アスピリンと比較してCOX-2に対する選択性が高く、胃粘膜障害作用は弱い。
 c エトドラクは、COX-2と比較してCOX-1に対する阻害作用が強いため、胃粘膜の損傷を起こしやすい。
 d ロキソプロフェンは、生体内で活性型になるプロドラッグであり、胃粘膜障害作用が弱い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問132
心不全治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リシノプリルは、心不全状態におけるレニン−アンギオテンシン系の亢進を抑制する。
 b フロセミドは、循環血液量を減少させ、心不全状態における前負荷の増大を軽減する。
 c ジギトキシンは、心筋収縮力を増大させ、心拍数を減少させる。
 d ピモベンダンは、収縮タンパク質のCa2+感受性を低下させ、心筋酸素消費量を減少させる。
 e カルベジロールは、アドレナリンβ受容体を刺激し、心不全患者の予後を改善する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問133
抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロプラノロールは、交感神経緊張による不整脈に有効である。
 b ベラパミルは、房室伝導を抑制し、上室性頻拍を抑制する。
 c ジソピラミドは、Ca2+チャネルを遮断し、心筋の興奮性を低下させる。
 d メキシレチンは、Na+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間を延長する。
 e アミオダロンは、K+チャネルを遮断し、QT延長を引き起こす。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問134
硝酸薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 後負荷には影響を及ぼさない。
 b 血管平滑筋弛緩作用は、遊離した一酸化窒素がグアニル酸シクラーゼを活性化することにより生じる。
 c 静脈の拡張により心臓へ還流する血流量が増大し、心筋酸素消費の減少をもたらす。
 d 冠動脈のうち、太い部分をより強く拡張させる。
 e ニコランジルの冠血管拡張作用には、K+チャネル開口作用も関与している。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問135
麻酔した動物の血圧測定実験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アドレナリンを静脈内注射すると、血圧は一過性の上昇ののち、投与前の値より低くなった。この血圧の低下は、アドレナリンの代謝産物がアドレナリンβ1受容体に作用したためである。
 b フェントラミンを前もって静脈内注射したのち、アドレナリンを静脈内注射すると、血圧は下降した。これは、フェントラミンが血管のアドレナリンα受容体を遮断したためである。
 c アセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は一過性に下降した。この現象は、アセチルコリンが血管平滑筋のムスカリン性アセチルコリンM1受容体を刺激したためである。
 d アトロピンを静脈内注射したのち、大量のアセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は上昇した。これは、アセチルコリンが交感神経節と副腎髄質のニコチン性アセチルコリン受容体を刺激したためである。

   a  b  c  d
 1 誤 正 誤 正
 2 正 正 正 誤
 3 誤 誤 誤 正
 4 正 誤 正 誤
 5 誤 正 正 誤

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問136
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ドキサプラムは、末梢性化学受容器に作用し、呼吸を促進する。
 b ブロムヘキシンは、気道粘膜において腺細胞からの分泌を促進させ、痰の粘性を低下させて去痰作用を示す。
 c プロカテロールは、長時間作用型のアドレナリンβ受容体遮断薬で、気管支ぜん息発作時の気道閉塞を緩解する。
 d デキストロメトルファンは、ジヒドロコデインとほぼ同等の鎮咳作用と止瀉作用を示すが、鎮痛作用はない。
 e イプラトロピウムは、吸入により気管支平滑筋のムスカリン性アセチルコリン受容体に作用してサイクリックAMP (cAMP) 濃度を上昇させ、気管支を拡張する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問137
肝臓・胆道・膵臓に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グリチルリチン酸は、糖質コルチコイド様作用を示し、慢性肝疾患における肝機能異常を改善する。
 b フロプロピオンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断して胆管平滑筋を弛緩させ、十二指腸内への胆汁排出を促進する。
 c ケノデオキシコール酸は、肝臓でのコレステロール合成を阻害し、胆石表面のコレステロールをミセル化して溶解する。
 d ウリナスタチンは、トリプシン阻害作用のほか、リパーゼや顆粒球エラスターゼの阻害作用をもち、急性膵炎に用いられる。
 e カモスタットは、コレシストキニン受容体を遮断して、膵酵素分泌を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問138
消化性潰瘍治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a テプレノンは、胃粘膜細胞のムスカリン性アセチルコリンM1受容体に選択的に作用して、粘膜防御機能を高める。
 b セトラキサートは、胃粘膜組織でのプロスタグランジンE2の生合成を抑制して微小循環を改善する。
 c アズレンは、抗炎症作用以外に創傷治癒促進作用をもっている。
 d ランソプラゾールは、壁細胞のH+, K+,-ATPaseを阻害して胃酸分泌を抑制する。
 e ラニチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断作用による胃酸分泌抑止作用と、ペプシン分泌抑制作用をもっている。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問139
利尿薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a トリクロルメチアジドは、ヘンレ係蹄上行脚でNa+及びCl-の再吸収を抑制する。
 b スピロノラクトンは、抗アルドステロン作用を示し、低カリウム血症を起こしやすい。
 c ブメタニドは、遠位尿細管でNa+-K+-2Cl-共輸送系を阻害する。
 d マンニトールは、浸透圧利尿作用を示し、腎尿細管でほとんど再吸収されない。
 e アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素阻害作用を示し、緑内障の治療にも用いられる。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問140
排尿障害及び頻尿の治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロピベリンは、アドレナリンβ2受容体刺激作用による膀胱平滑筋弛緩作用をもち、尿失禁の治療に用いられる。
 b タムスロシンは、前立腺のアドレナリンα1受容体に選択性が高い遮断薬で、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられる。
 c クレンブテロールは、アドレナリンα及びβ受容体遮断作用をもち、腹圧性尿失禁を改善する。
 d ジスチグミンは、間接的にアセチルコリンの作用を増強して排尿筋を収縮させるため、排尿困難の治療に用いられる。
 e オキシブチニンは、抗コリン作用と筋直接作用により膀胱平滑筋を弛緩させるため、頻尿の治療に用いられる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問141
薬物、作用機序及び適応症のうち、正しいものの組合せはどれか。

    薬物          作用機序            適応症
 a リトドリン     ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断 切迫流産・早産
 b ホスフェストロール エストロゲン受容体遮断        前立腺癌
 c シルデナフィル   ホスホジエステラーゼ5阻害      勃起不全
 d クロミフェン    下垂体ゴナドトロピン分泌促進     不妊症
 e ファドロゾール   アロマターゼ阻害           閉経後乳癌
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問142
血液に作用する薬物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アルガトロバンは、プロスタノイドIP受容体を刺激し、血小板凝集を阻害する。
 b アルテプラーゼは、フィブリノーゲンに強く結合し、フィブリンの生成を抑制する。
 c イプシロン-アミノカプロン酸は、プラスミンのリシン(リジン)結合部位に結合し、プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。
 d ダルテパリンは、アンチトロンビンIIIに結合し、Xa因子の活性を阻害する。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 誤
 2 正 誤 誤 誤
 3 誤 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 正
 5 誤 正 正 誤

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問143
皮膚に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アルプロスタジルは、活性型ビタミンD3で、表皮細胞分化誘導作用をもち、角化症に用いられる。
 b 尿素は、表皮の水分含有量を高める作用を示し、角化症に用いられる。
 c タカルシトールは、プロスタグランジンE1製剤で、局所血流を改善し、皮膚潰瘍に用いられる。
 d トレチノイントコフェリルは、レチノイン酸とビタミンEのエステルで、血管新生を促進し、皮膚潰瘍に用いられる。
 e トラフェルミンは、線維芽細胞増殖因子 (FGF) 受容体に結合して良性肉芽の形成を促進し、皮膚潰瘍に用いられる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問144
糖尿病治療薬の作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グリベンクラミドは、ATP感受性K+チャネルを活性化する。
 b トルブタミドは、膵β細胞の電位依存性Ca2+チャネルを直接遮断し、インスリンの分泌を促進する。
 c ボグリボースは、α-グルコシダーゼを阻害して、消化管における多糖類の分解・吸収を遅らせる。
 d インスリンは、チロシンキナーゼを内蔵するインスリン受容体に結合し、細胞内へのグルコースの取り込みを促進する。
 e エパルレスタットは、アルドース還元酵素を阻害し、高血糖持続時にみられるソルビトール蓄積による末梢神経障害を改善する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問145
高脂血症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ベザフィブラートは、コレステロールを分解除去する。
 b プロブコールは、コレステロールから胆汁酸への異化排泄を促進する。
 c アトルバスタチンは、肝細胞膜の低比重リポタンパク質 (LDL) 受容体数を減少させる。
 d コレスチミドは、胆汁酸の糞便中排泄を促進するとともに、コレステロールの吸収を抑制する。
 e デキストラン硫酸エステルは、トリグリセリドの加水分解を促進する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問146
高尿酸血症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロベネシドは、近位尿細管での尿酸の再吸収を抑制し、尿中排泄を促進することにより血中尿酸値を低下させる。
 b コルヒチンは、炎症組織への白血球や好中球の遊走を促進することにより、痛風発作を抑制する。
 c アロプリノールは、キサンチンオキシダーゼを活性化し、尿酸排泄を促進する。
 d ブコロームは、尿酸排泄促進作用に加えて、毛細血管透過性抑制による抗炎症作用及び抗リウマチ作用を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問147
骨粗しょう症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ラロキシフェンは、骨のエストロゲン受容体に結合して骨吸収抑制作用を示す。
 b カルシトリオールは、小腸からのCa2+吸収を促進し、骨形成促進作用を示す。
 c イプリフラボンは、エストロゲンによるカルシトニン分泌促進作用を増強し、骨吸収を抑制する。
 d エチドロン酸は、骨芽細胞に作用し、骨形成を促進する。
 e エルカトニンは、カルシトニンの分泌を促進して破骨細胞による骨吸収を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問148
抗真菌薬に関する記述のうち、正しいものの紺合せはどれか。
 a アムホテリシンBは、真菌のコレステロール合成を抑制することにより膜機能を抑制する。
 b テルビナフィンは、真菌の微小管に作用し、細胞分裂を停止させる。
 c フルシトシンは、真菌内で5-フルオロウラシルに変換されて核酸合成を抑制する。
 d ミコナゾールは、ラノステロールのC-14脱メチル酵素を阻害し、エルゴステロール欠乏をきたす。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問149
抗悪性腫瘍薬、薬効の作用機序及び特徴的な副作用のうち、正しいものの組合せはどれか。
   抗悪性腫瘍薬     薬効の作用機序     特徴的な副作用
 a シクロホスファミド 免疫の賦活        出血性膀胱炎
 b ゲフィチニブ    CD20との結合      視覚障害
 c ドキソルビシン   トポイソメラーゼII阻害  心毒性
 d パクリタキセル   微小管の安定化      末梢神経障害
 e ビンブラスチン   トポイソメラーゼI阻害  下痢
  1(a、b) 2(a、e)  3(b、c) 4(c、d)  5(d、e)

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問150
薬物中毒の治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ネオスチグミンの過剰投与による中毒症状は、アトロピンにより減弱される。
 b フェノバルビタールの過剰摂取による中毒症状に対して、消化管からの吸収を阻害する目的で活性炭の反復経口投与が行われる。
 c リチウム中毒には、エデト酸カルシウムが有効である。
 d ベンゾジアゼピン系薬物による過度の中枢抑制には、フルマゼニルが用いられる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 誤 正 正
 5 正 正 正 誤

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問151
P-糖タンパク質 (P-gp) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a P-gpを介する薬物の生体膜透過においては、ナトリウム勾配が駆動力となる。
 b 基質認識性が厳密なため、シクロスポリンやビンクリスチンなど特定の脂溶性薬物のみが輸送される。
 c 小腸上皮細胞では刷子縁膜側に発現し、薬物を細胞外に排出する。
 d 脳では毛細血管内皮細胞の血液側細胞膜に発現し、脳への薬物の分布を制限している。
 e 肝細胞では胆管側膜上に発現し、薬物を胆汁中へ排泄する。
   a  b  c  d  e
 1 正 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 正 誤
 3 誤 正 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 正 正
 5 誤 正 正 誤 誤
 6 正 誤 誤 正 誤

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問152
薬物吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a クロラムフェニコールパルミチン酸エステル結晶の懸濁液を経口投与すると、安定形の結晶は準安定形の結晶よりも高い血中濃度を示す。
 b 血中濃度を長時間維持する目的で、ニトログリセリンの徐放性経口製剤が使用されている。
 c ワルファリンカリウム経口投与後の血中濃度はコレスチラミン併用により低くなる。
 d 皮膚をフィルムで密封すると角質層が水和し、薬物の皮膚透過性が高まる。
 e 吸入剤として投与された微粒子の粒子径が小さいほど、薬物は肺深部に沈着し、肺からの吸収は増大する。
   a  b  c  d  e
 1 正 誤 正 誤 正
 2 正 正 誤 誤 正
 3 誤 誤 正 正 誤
 4 誤 正 正 誤 誤
 5 誤 誤 誤 正 正

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問153
組織への薬物移行に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 皮膚、筋肉、脂肪などの組織では、組織単位質量当たりの血流量が大きいため、一般に血液から組織への薬物移行が速い。
 b β-ラクタム抗生物質は、脈絡叢を介した能動輸送により、脳脊髄液に移行する。
 c 脂溶性の高い薬物は、胎盤関門の透過性が高く、胎児に移行しやすい。
 d プロプラノロールは、血漿タンパク非結合率が増加すると分布容積も増加する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問154
図中の破線は、薬物Aと血漿タンパク質との結合実験の結果から得られたScatchardプロットである。この薬物AのScatchardプロットは、競合阻害を示す薬物Bの共存により実線で示す直線となった。最も適切な図はどれか。ただし、図中のγは血漿タンパク質1モル当たりに結合している薬物のモル数を、Cfは非結合形薬物濃度を表す。

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問155
薬物代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 代謝により極性の増大した薬物は、排泄されにくくなる。
 b シトクロムP450 (CYP) の分子種のうち、CYP3A4は最も多くの薬物を代謝する。
 c ケトコナゾールは、核内レセプターに結合して代謝反応を阻害する。
 d ワルファリンの抗血液凝固作用は、フェノバルビタールとの併用により減弱する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問156
ある患者について、次の臨床検査値及び薬物投与時の定常状態におけるデータが得られている。
 糸球体ろ過速度        GFR=20mL/min
 血漿中薬物濃度        P=10μg/mL 
 尿中薬物濃度         U=200μg/mL 
 毎分の尿量          V=2.0mL/min  
 尿細管での薬物の再吸収率   R=20%

この薬物の尿細管における毎分の分泌量(μg/min)として最も近い値はどれか。ただし、この薬物は血漿タンパク質には結合しないものとする。
  1 100  2 150  3 200  4 250  5 300

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問157
高齢者の薬物動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 胃酸分泌が低下するため、弱塩基性薬物の吸収は増大する。
 b 肝血流量が低下するため、血流律速で肝代謝される薬物のクリアランスは低下する。
 c 体脂肪量/体水分量の値が上昇するため、脂溶性薬物の分布容積は減少する。
 d 糸球体ろ過率が低下するため、腎排泄型薬物のクリアランスは増大する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問158
疾病時の薬物動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ネフローゼ症候群の患者では、血清アルブミンの減少にともないフェニトインの分布容積は減少する。
 b 甲状腺機能亢進症の患者では、健常人に比べてジゴキシンの全身クリアランスは低下する。
 c うっ血性心不全の患者では、健常人に比べて心拍出量が減少するために、リドカインの全身クリアランスは低下する。
 d 肝硬変の患者では、肝臓のシトクロムP450含量が低下し、肝代謝律速型薬物であるテオフィリンの肝クリアランスは低下する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問159
下図は、ある薬物を患者に100 mg/hrの速度で定速静注したときの血漿中濃度時間曲線である。この薬物の患者における分布容積 (L) として、最も近い値はどれか。ただし、この薬物の消失は線形1-コンパートメントモデルに従う。

  1 5.0  2 7.2  3 10.0  4 14.4  5  20.0

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問160
クリアランスに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 全身クリアランスは、線形モデルでは血中濃度の関数として表される。
 b 全身クリアランスは、各臓器クリアランスの和として表される。
 c 臓器クリアランスは、臓器血流速度を大きく上回ることがある。
 d 薬物の肝固有クリアランスが非常に高い場合、肝におけるクリアランスは代謝律速となる。
 e 肝クリアランスは、肝固有クリアランスと肝血流速度及び血漿タンパク非結合形分率により規定される。
   a  b  c  d  e
 1 正 誤 誤 正 正
 2 誤 正 誤 誤 正
 3 正 正 正 誤 誤
 4 誤 誤 正 正 誤
 5 正 正 誤 正 誤

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問161
メトプロロールは、肝臓における代謝及び尿中への排泄の両過程により体内から消失する。全身クリアランスは1 L/minであり、静脈内投与後の尿中未変化体排泄率は投与量の10%である。メトプロロールを経口投与した際、肝初回通過効果により消失する割合 (%) として最も近いものはどれか。ただし、経口投与したメトプロロールは消化管粘膜を100%透過し、消化管粘膜における代謝はなく、肝血流量は1.5 L/minとする。
  1 40  2 50  3 60  4 70  5 80  6 90

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問162
ポピュレーションファーマコキネティクス(母集団薬物速度論)に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 多くの患者の血中濃度測定値及び患者情報を同時に解析すると、母集団の平均薬物動態パラメータ、個体間変動、個体内変動の情報が得られる。
 b 解析により得られた変動に関する情報の中には、血中濃度の測定誤差が含まれる。
 c 個体内変動は、全データから予測した母集団の平均薬物動態パラメータと、個々の患者のデータから求めた薬物動態パラメータの違いを反映する。
 d 患者の1点の血中濃度測定値及び患者情報と母集団の平均薬物動態パラメータ及び変動情報を用いて、ベイズの統計理論により患者個々の薬物動態パラメータが推定できる。
   a  b  c  d 
 1 誤 誤 正 正 
 2 誤 正 誤 誤 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 正 正 誤 
 5 正 誤 誤 正
 6 正 正 誤 正

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問163
血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a タクロリムスのTDMでは、血清を分離せずに全血中濃度が測定されている。
 b シクロスポリンは、血中濃度の個人差が大きいため、TDMを行うことが望ましい薬物である。
 c フェノバルビタールは、著しい非線形薬物動態を示すため、TDMを行うことが必要な薬物である。
 d フェニトインの有効治療血中濃度は、10〜20 ng/mLである。
   a  b  c  d 
 1 正 誤 誤 正 
 2 誤 誤 正 正 
 3 誤 正 誤 正 
 4 誤 正 正 誤 
 5 正 正 誤 誤 

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問164-165
ジゴキシンに関する以下の問に答えよ。

問164
ジゴキシンの血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ジゴキシンの生物学的半減期は、ジギトキシンよりも長い。
 b ジゴキシンの分布容積は、体液量よりも小さいため、速やかに分布する。
 c ジゴキシン投与後の採血は、吸収相や分布相をさけてトラフ付近で行うのがよい。
 d 血清ジゴキシン濃度の測定値は、真の値よりも高値を示すことがある。

   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 正 
 2 正 正 誤 誤 
 3 誤 正 正 誤 
 4 正 誤 誤 正 
 5 誤 誤 正 正 

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問165
60歳、男性、体重60 kg、クレアチニンクリアランス (CLcr) 45 mL/minのうっ血性心不全患者で、定常状態におけるジゴキシンの平均血中濃度を1 ng/mLに保つためのジゴキシンの維持投与量 (mg/day) として、最も適切なものはどれか。
ただし、ジゴキシンは錠剤として投与し、生物学的利用率は70%とする。また、うっ血性心不全時のジゴキシンの全身クリアランス(CLtot)は以下の式で表されるものとする。
 CLtot=0.33 (mL・min-1・kg-1)×体重 (kg) +0.9×CLcr (mL・min-1)
  1 0.062  2 0.085  3 0.12  4 0.25  5 0.30

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問166
ある薬物1.25 gを水0.10 Lに懸濁し、一定温度下で全薬物濃度Cを測定したところ、図1に示すように実験開始5時間後までは直線的に減少した。Cの値を時間に対して片対数プロットしたところ、図2に示すように5時間以降は直線となった。懸濁粒子の粒子径を変えて実験しても同じ実験結果が得られた。この実験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、In2=0.69とする。

 a 実験開始5時間までは分解速度が溶解速度に比べて速い。
 b 実験開始5時間以降の分解は1次速度過程に従い、その1次速度定数は0.05 hr-1である。
 c この薬物の水に対する溶解度は5.0 g/Lである。
 d Cが1.25 g/Lになるのは、実験開始9.6時間後である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問167
粉体の粒度分布、比表面積に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a Langmuir式やBET式を用いるガス吸着法は、いずれも試料粉体表面におけるガスの単分子層吸着量を算出し、比表面積を求める方法である。
 b マーチン径は、粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直径に相当する。
 c メジアン径は、質量基準及び個数基準の累積分布曲線における50%累積値に対応する粒子径である。
 d 粉体の粒度分布は、一般に正規分布になる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問168
空隙率が65%の粉休層がある。空隙率が20%になるまで粉体を圧縮したとき、粉体層の見かけ密度(かさ密度)はもとの状態の何倍になるか、最も近い数値はどれか。ただし、粉体粒子の真密度は1.65 g/cm3であり、粒子内に空隙はなく、圧縮により真密度は変化しないものとする。
  1 1.9  2 2.3  3 2.6  4 2.9  5 3.3  6 3.6

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問169
[ I ] 欄の薬物に対する溶解補助剤を [ II ] 欄、その可溶化の機構を [ III ] 欄に示す。正しいものの組合せはどれか。
     [ I ] 欄       [ II ] 欄              [ III ] 欄
 a カフェイン      安息香酸ナトリウム         固体分散体形成
 b テオフィリン     エチレンジアミン          包接化合物形成
 c ジゴキシン      エタノール             コソルベンシー
 d ビタミンA      ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 ミセル内取り込み
 e プロスタグランジンE1 シクロデキストリン         イオン対形成
  1(a、b) 2(a、c) 3(b、e) 4(c、d) 5(d、e)

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問170
Noyes-Whitney式に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  dC/dt=k・S・(Cs-C)
C:溶液中の溶質濃度、Cs:固体の溶解度、S:表面積、k:見かけの溶解速度定数、t:時間

 a 溶解過程が拡散律速の場合についてのみ成立する式である。
 b シンク条件 (CCs) についてのみ成立する式である。
 c 溶解速度定数kの値は、溶解過程での攪拌条件により変化する。
 d 結晶性医薬品を数μm程度まで微細化すると、表面積の増大とともにCsも著しく増大するため、溶解速度は顕著に大きくなる。
   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 正 
 2 正 誤 正 正 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 正 誤 正 
 5 誤 正 誤 誤 

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問171
モノステアリン酸ソルビタン60 (Span60) に関する物性値Bを変数Aに対してプロットしたところ、次のグラフが得られた。横軸の変数A、縦軸の物性値B、グラフの屈曲点に関連する特性の組合せのうち、正しいものはどれか。

変数A
物性値B
屈曲点に関連する特性
1 水溶液中のSpan60濃度 溶液の界面張力 臨界ミセル濃度
2 水溶液中のSpan60濃度 溶液の可溶可能 臨界ミセル濃度
3 温度 Span60の水への溶解度 曇天
4 温度 Span60の水への溶解度 クラフト点
5 ポリソルベート80との混合物におけるSpan60の比率 (60) HLB o/w型乳化剤→w/o型乳化剤
6 ラウリル硫酸ナトリウムとの混合物におけるSpan60の比率(60) HLB o/w型乳化剤→w/o型乳化剤

                          
              
              
                   
                   
     
    

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問172
粘度に関する記述の[ a ]〜[ c ]内に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。
ニュートン流体について、せん断応力を横軸に、せん断速度を縦軸にプロットすると直線が得られ、その傾きの逆数は粘性係数あるいは[ a ]と呼ばれる。[ a ]を同温度のその液体の密度で除した値を[ b ]という。[ b ]の単位として、[ c ]が用いられる。
   a     b      c
 1 粘度   動粘度   m2・s-1
 2 粘度   極限粘度  dL・g-1
 3 極限粘度 動粘度   Pa・s
 4 極限粘度 粘度    m2・s-1
 5 動粘度  極限粘度  Pa・s
 6 動粘度  粘度    dL・g-1

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問173
日本薬局方製剤総則に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 顆粒剤のうち、42号 (355μm) ふるいに残留するものが全量の15%以下のものを細粒と称することができる。
 b 錠剤を製するとき、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで成型した後、適切な方法で乾燥して製することがある。
 c 貼付剤は皮膚に粘着させて用いる局所作用型の外用剤であり、有効成分が皮膚を通して全身循環血流に送達すべく設計された製剤は、別の剤形として規定されている。
 d トローチ剤は、別に規定するもののほか、溶出試験法又は崩壊試験法に適合する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問174
品質保証に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a GMP (Good Manufacturing Practice) は、わが国へ輸出するための医薬品、医薬部外品を製造する海外の製造所にも適用される。
 b バリデーションは、医薬品の品質、有効性及び安全性を確保するために、最終製品の品質を検査することをいう。
 c GQP (Good Quality Practice) は、製造販売業者が医薬品、医療機器等の品質管理を的確に行うために定められている。
 d GPSP (Good Post-marketing Study Practice) は、製造販売業者が医薬品、医療機器等の市販後の安全管理を的確に行うために定められている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問175
〔 I 〕欄に打錠の際に発生する障害の種類、〔 II 〕欄に障害の状態、〔 III 〕欄に障害が発生する原因の一つが記述してある。正しい組合せはどれか。

   〔 I 〕欄    〔 II 〕欄  〔 III 〕欄
 1 キャッピング   剥離    圧縮応力が不均一
 2 ラミネーション  剥離    結合剤量が不足
 3 バインディング  擦り傷   滑沢剤量が不足
 4 ピッキング    上杵    顆粒中の水分が不足
 5 スティッキング  上杵    結合剤量が不足

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問176
滅菌法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 乾熱法は、熱に安定なガラス製、磁製、金属製の物品、鉱油、油脂類又は粉体の試料などに用いられる。
 b 十字流ろ過方式による超ろ過法では、すべての微生物及びエンドトキシンを除去することが可能である。
 c ガス法では、塩素ガスが広く用いられる。
 d 放射線法では、β線を利用することで熱に不安定な製品の滅菌が可能である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問177
医薬品添加剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a インスリン注射液には、フェノール又はクレゾールが保存剤として加えられている。
 b ヒドロキシプロピルセルロースは結合剤として、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは崩壊剤として用いられる。
 c カルメロースカルシウムは、滑沢剤として用いられる。
 d ヒプロメロースは、腸溶性コーティング剤として用いられる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問178
DDS製剤とその目的について、正しいものの組合せはどれか。
  
DDS製剤
目的
a 硝酸イソソルビドの経皮吸収型製剤 主薬の吸収促進
b ポリエチレングリコールで化学修飾したインターフェロンの注射剤 主薬の作用時間延長
c アムホテリシンBの注射用リポソーム製剤 病巣部位への移行性の向上
d デキサメタゾンパルミチン酸エステルを含有させたリピッドマイクロスフェア製剤 腫瘍組織への指向性の向上

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問179
日本薬局方一般試験法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 注射剤の不溶性異物検査法は、不溶性異物の有無を肉眼で観察する検査法である。
 b エンドトキシン試験法は、エンドトキシンの存在をウサギの体温変化により判定する試験法である。
 c 製剤均一性試験法は、個々の製剤の間での有効成分含量の均一性を試験する試験法である。
 d 溶出試験法は、経口製剤及び坐剤からの主薬の溶出性を試験する試験法である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問180
新有効成分含有医薬品の承認申請に必要な安定性試験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 原則として、日米EU医薬品規制調和国際会議 (ICH) によって合意されたガイドラインに従って実施される。
 b 承認申請時には、有効期間以上の期間の長期保存試験結果が必要である。
 c 製剤の加速試験は、輸送中に起こりうる貯蔵方法からの長期的な逸脱の影響を評価するために利用できる。
 d 原薬の苛酷試験は、生成の可能性がある分解生成物を同定するのに役立つ。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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93回.egword

第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       医療薬学 I(問121〜問180)


問121
細胞膜に存在する受容体に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体の刺激は、筋細胞内へのNa+ 流入を引き起こし、膜電位は脱分極側に変化する。
 b 交感神経節後線維末端に存在するアドレナリンα2受容体の刺激は、サイクリックAMP (cAMP) の減少と神経伝達物質の遊離抑制を引き起こす。
 c 心筋細胞のアドレナリンβ1受容体の刺激は、cAMPを増加させ、心筋収縮を促進する。
 d ヒスタミンH2受容体の刺激は、ジアシルグリセロールとイノシトール-1,4,5-三リン酸の生成を促進する。
 e セロトニン5-HT2受容体の刺激は、Cl- 流入を引き起こし、膜電位は過分極側に変化する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問122
次の薬物の構造式を矢印の方向に変化させた場合、記述した作用が顕著に低下するものの正しい組合せはどれか。

 a 抗菌作用
 b 中枢作用
 c 鎮痛作用
 d 抗不安作用
 e 交感神経興奮様作用
  1(a、b、c)  2(a、b、e)  3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問123
自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ナファゾリンは、アドレナリンα1受容体に作用し、鼻粘膜細動脈の血流を減少させる。
 b エフェドリンは、アドレナリンβ受容体刺激作用とともに、交感神経節後線維終末からのカテコールアミン遊離作用も示す。
 c トロピカミドは、ムスカリン性アセチルコリン受容体に作用し、眼圧を低下させる。
 d カルバコールは、ニコチン様作用を示し、コリンエステラーゼにより分解される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問124
末梢神経系とその効果器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リドカインの局所麻酔作用は、適用された部位のpHにより影響され、酸性部位ではその効力が減弱する。
 b コカインは、Na+ チャネル遮断に加え、ノルアドレナリンの血管収縮作用を抑制する。
 c スキサメトニウムは、骨格筋弛緩作用に先立ち、終板の脱分極を引き起こす。
 d ベクロニウムは、骨格筋の静止膜電位を変化させず、終板電位を抑制する。
 e ダントロレンは、主に骨格筋細胞膜のNa+ チャネルを遮断し、筋弛緩を引き起こす。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問125
全身麻酔に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 麻酔時にモルヒネを併用すると、モルヒネの動眼神経核抑制作用により散瞳の増大が認められる。
 b プロポフォールは、麻酔の導入と覚せいが速やかで、持続点滴による全身麻酔に用いられる。
 c 神経遮断性麻酔には、麻薬性鎮痛薬のフェンタニルとブチロフェノン系神経遮断薬のドロペリドールを併用する。
 d セボフルランは、心筋のカテコールアミンに対する感受性増大作用がハロタンより強い。

   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 誤 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 正 誤 誤
 5 正 正 正 誤

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問126
抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a フェニトインは、脳神経細胞へのNa+流入を抑制し、強直間代発作や欠神発作に用いられる。
 b カルバマゼピンは、脳神経細胞のT型Ca2+チャネルを遮断し、複雑部分発作に用いられる。
 c エトスクシミドは、GABAB受容体に作用してK+チャネルを活性化し、欠神発作に用いられる。
 d ジアゼパムは、GABAA受容体機能を亢進し、静注でてんかん重積状態の緩解に用いられる。
 e バルプロ酸は、GABAトランスアミナーゼ阻害作用があり、全般発作に有効である。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問127
鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a モルヒネは、下行性の痛覚抑制系を活性化し、脊髄後角における痛覚情報の伝達を抑制する。
 b ペチジンは、オピオイドμ受容体を介した鎮痛作用に加えて鎮痙作用をもつ。
 c ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体には完全刺激薬として、オピオイドκ受容体には部分刺激薬として作用する。
 d ナロキソンは、オピオイドμ受容体刺激作用のない麻薬拮抗薬で、過量のモルヒネにより抑制された呼吸を回復させる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 誤 正 正
 4 正 正 正 誤
 5 誤 正 正 誤

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問128
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a メチルフェニデートは、アンフェタミン様の中枢興奮作用をもち、ナルコレプシーに用いられる。
 b ベタヒスチンは、アドレナリンβ受容体を遮断して内耳の微小循環を改善し、メニエール病に伴うめまいを抑制する。
 c ファスジルは、ミオシン軽鎖のリン酸化を阻害し、くも膜下出血による脳血管れん縮を抑制する。
 d アマンタジンは、中枢神経機能を活性化する作用をもち、脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下を改善する。
 e ドネペジルは、中枢神経系のアセチルコリン合成を選択的に促進し、軽度及び中等度のアルツハイマー病における認知障害の進行を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問129
関節リウマチ治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アクタリットは、胸腺からのサプレッサーT細胞の分化誘導を促進する。
 b レフルノミドは、体内で活性化されてピリミジン合成を阻害する。
 c オーラノフィンは、シクロオキシゲナーゼを阻害して炎症を抑える。
 d インフリキシマブは、関節破壊の原因となる腫瘍壊死因子α (TNF-α) の受容体を遮断する。
 e ブシラミンは、分子内にSH基をもち、リウマトイド因子のジスルフィド結合 (-S-S-) を切断する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問130
抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ジフェンヒドラミンは、気管支においてヒスタミンに加えてアセチルコリンにも拮抗し、気道分泌を抑制する。
 b フェキソフェナジンは、ヒスタミンH1受容体を遮断するとともに、ケミカルメディエーターの遊離を阻害する。
 c トラニラストは、ロイコトリエン受容体を遮断し、気管支ぜん息における気道抵抗の上昇を抑制する。
 d スプラタストは、ヘルパーT細胞におけるインターフェロンの産生を特異的に阻害し、好酸球の湿潤を抑制する。
 e ラマトラバンは、トロンボキサンA2に拮抗し、アレルギー性鼻炎における鼻腔抵抗の上昇を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問131
非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a チアラミドは、主にシクロオキシゲナーゼ (COX) を阻害することにより抗炎症、鎮痛、解熱作用を現す。
 b メロキシカムは、アスピリンと比較してCOX-2に対する選択性が高く、胃粘膜障害作用は弱い。
 c エトドラクは、COX-2と比較してCOX-1に対する阻害作用が強いため、胃粘膜の損傷を起こしやすい。
 d ロキソプロフェンは、生体内で活性型になるプロドラッグであり、胃粘膜障害作用が弱い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問132
心不全治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リシノプリルは、心不全状態におけるレニン−アンギオテンシン系の亢進を抑制する。
 b フロセミドは、循環血液量を減少させ、心不全状態における前負荷の増大を軽減する。
 c ジギトキシンは、心筋収縮力を増大させ、心拍数を減少させる。
 d ピモベンダンは、収縮タンパク質のCa2+感受性を低下させ、心筋酸素消費量を減少させる。
 e カルベジロールは、アドレナリンβ受容体を刺激し、心不全患者の予後を改善する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問133
抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロプラノロールは、交感神経緊張による不整脈に有効である。
 b ベラパミルは、房室伝導を抑制し、上室性頻拍を抑制する。
 c ジソピラミドは、Ca2+チャネルを遮断し、心筋の興奮性を低下させる。
 d メキシレチンは、Na+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間を延長する。
 e アミオダロンは、K+チャネルを遮断し、QT延長を引き起こす。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問134
硝酸薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 後負荷には影響を及ぼさない。
 b 血管平滑筋弛緩作用は、遊離した一酸化窒素がグアニル酸シクラーゼを活性化することにより生じる。
 c 静脈の拡張により心臓へ還流する血流量が増大し、心筋酸素消費の減少をもたらす。
 d 冠動脈のうち、太い部分をより強く拡張させる。
 e ニコランジルの冠血管拡張作用には、K+チャネル開口作用も関与している。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問135
麻酔した動物の血圧測定実験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アドレナリンを静脈内注射すると、血圧は一過性の上昇ののち、投与前の値より低くなった。この血圧の低下は、アドレナリンの代謝産物がアドレナリンβ1受容体に作用したためである。
 b フェントラミンを前もって静脈内注射したのち、アドレナリンを静脈内注射すると、血圧は下降した。これは、フェントラミンが血管のアドレナリンα受容体を遮断したためである。
 c アセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は一過性に下降した。この現象は、アセチルコリンが血管平滑筋のムスカリン性アセチルコリンM1受容体を刺激したためである。
 d アトロピンを静脈内注射したのち、大量のアセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は上昇した。これは、アセチルコリンが交感神経節と副腎髄質のニコチン性アセチルコリン受容体を刺激したためである。

   a  b  c  d
 1 誤 正 誤 正
 2 正 正 正 誤
 3 誤 誤 誤 正
 4 正 誤 正 誤
 5 誤 正 正 誤

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問136
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ドキサプラムは、末梢性化学受容器に作用し、呼吸を促進する。
 b ブロムヘキシンは、気道粘膜において腺細胞からの分泌を促進させ、痰の粘性を低下させて去痰作用を示す。
 c プロカテロールは、長時間作用型のアドレナリンβ受容体遮断薬で、気管支ぜん息発作時の気道閉塞を緩解する。
 d デキストロメトルファンは、ジヒドロコデインとほぼ同等の鎮咳作用と止瀉作用を示すが、鎮痛作用はない。
 e イプラトロピウムは、吸入により気管支平滑筋のムスカリン性アセチルコリン受容体に作用してサイクリックAMP (cAMP) 濃度を上昇させ、気管支を拡張する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問137
肝臓・胆道・膵臓に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グリチルリチン酸は、糖質コルチコイド様作用を示し、慢性肝疾患における肝機能異常を改善する。
 b フロプロピオンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断して胆管平滑筋を弛緩させ、十二指腸内への胆汁排出を促進する。
 c ケノデオキシコール酸は、肝臓でのコレステロール合成を阻害し、胆石表面のコレステロールをミセル化して溶解する。
 d ウリナスタチンは、トリプシン阻害作用のほか、リパーゼや顆粒球エラスターゼの阻害作用をもち、急性膵炎に用いられる。
 e カモスタットは、コレシストキニン受容体を遮断して、膵酵素分泌を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問138
消化性潰瘍治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a テプレノンは、胃粘膜細胞のムスカリン性アセチルコリンM1受容体に選択的に作用して、粘膜防御機能を高める。
 b セトラキサートは、胃粘膜組織でのプロスタグランジンE2の生合成を抑制して微小循環を改善する。
 c アズレンは、抗炎症作用以外に創傷治癒促進作用をもっている。
 d ランソプラゾールは、壁細胞のH+, K+,-ATPaseを阻害して胃酸分泌を抑制する。
 e ラニチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断作用による胃酸分泌抑止作用と、ペプシン分泌抑制作用をもっている。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問139
利尿薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a トリクロルメチアジドは、ヘンレ係蹄上行脚でNa+及びCl-の再吸収を抑制する。
 b スピロノラクトンは、抗アルドステロン作用を示し、低カリウム血症を起こしやすい。
 c ブメタニドは、遠位尿細管でNa+-K+-2Cl-共輸送系を阻害する。
 d マンニトールは、浸透圧利尿作用を示し、腎尿細管でほとんど再吸収されない。
 e アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素阻害作用を示し、緑内障の治療にも用いられる。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問140
排尿障害及び頻尿の治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロピベリンは、アドレナリンβ2受容体刺激作用による膀胱平滑筋弛緩作用をもち、尿失禁の治療に用いられる。
 b タムスロシンは、前立腺のアドレナリンα1受容体に選択性が高い遮断薬で、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられる。
 c クレンブテロールは、アドレナリンα及びβ受容体遮断作用をもち、腹圧性尿失禁を改善する。
 d ジスチグミンは、間接的にアセチルコリンの作用を増強して排尿筋を収縮させるため、排尿困難の治療に用いられる。
 e オキシブチニンは、抗コリン作用と筋直接作用により膀胱平滑筋を弛緩させるため、頻尿の治療に用いられる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問141
薬物、作用機序及び適応症のうち、正しいものの組合せはどれか。

    薬物          作用機序            適応症
 a リトドリン     ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断 切迫流産・早産
 b ホスフェストロール エストロゲン受容体遮断        前立腺癌
 c シルデナフィル   ホスホジエステラーゼ5阻害      勃起不全
 d クロミフェン    下垂体ゴナドトロピン分泌促進     不妊症
 e ファドロゾール   アロマターゼ阻害           閉経後乳癌
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問142
血液に作用する薬物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アルガトロバンは、プロスタノイドIP受容体を刺激し、血小板凝集を阻害する。
 b アルテプラーゼは、フィブリノーゲンに強く結合し、フィブリンの生成を抑制する。
 c イプシロン-アミノカプロン酸は、プラスミンのリシン(リジン)結合部位に結合し、プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。
 d ダルテパリンは、アンチトロンビンIIIに結合し、Xa因子の活性を阻害する。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 誤
 2 正 誤 誤 誤
 3 誤 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 正
 5 誤 正 正 誤

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問143
皮膚に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アルプロスタジルは、活性型ビタミンD3で、表皮細胞分化誘導作用をもち、角化症に用いられる。
 b 尿素は、表皮の水分含有量を高める作用を示し、角化症に用いられる。
 c タカルシトールは、プロスタグランジンE1製剤で、局所血流を改善し、皮膚潰瘍に用いられる。
 d トレチノイントコフェリルは、レチノイン酸とビタミンEのエステルで、血管新生を促進し、皮膚潰瘍に用いられる。
 e トラフェルミンは、線維芽細胞増殖因子 (FGF) 受容体に結合して良性肉芽の形成を促進し、皮膚潰瘍に用いられる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問144
糖尿病治療薬の作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グリベンクラミドは、ATP感受性K+チャネルを活性化する。
 b トルブタミドは、膵β細胞の電位依存性Ca2+チャネルを直接遮断し、インスリンの分泌を促進する。
 c ボグリボースは、α-グルコシダーゼを阻害して、消化管における多糖類の分解・吸収を遅らせる。
 d インスリンは、チロシンキナーゼを内蔵するインスリン受容体に結合し、細胞内へのグルコースの取り込みを促進する。
 e エパルレスタットは、アルドース還元酵素を阻害し、高血糖持続時にみられるソルビトール蓄積による末梢神経障害を改善する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問145
高脂血症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ベザフィブラートは、コレステロールを分解除去する。
 b プロブコールは、コレステロールから胆汁酸への異化排泄を促進する。
 c アトルバスタチンは、肝細胞膜の低比重リポタンパク質 (LDL) 受容体数を減少させる。
 d コレスチミドは、胆汁酸の糞便中排泄を促進するとともに、コレステロールの吸収を抑制する。
 e デキストラン硫酸エステルは、トリグリセリドの加水分解を促進する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問146
高尿酸血症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a プロベネシドは、近位尿細管での尿酸の再吸収を抑制し、尿中排泄を促進することにより血中尿酸値を低下させる。
 b コルヒチンは、炎症組織への白血球や好中球の遊走を促進することにより、痛風発作を抑制する。
 c アロプリノールは、キサンチンオキシダーゼを活性化し、尿酸排泄を促進する。
 d ブコロームは、尿酸排泄促進作用に加えて、毛細血管透過性抑制による抗炎症作用及び抗リウマチ作用を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問147
骨粗しょう症治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ラロキシフェンは、骨のエストロゲン受容体に結合して骨吸収抑制作用を示す。
 b カルシトリオールは、小腸からのCa2+吸収を促進し、骨形成促進作用を示す。
 c イプリフラボンは、エストロゲンによるカルシトニン分泌促進作用を増強し、骨吸収を抑制する。
 d エチドロン酸は、骨芽細胞に作用し、骨形成を促進する。
 e エルカトニンは、カルシトニンの分泌を促進して破骨細胞による骨吸収を抑制する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問148
抗真菌薬に関する記述のうち、正しいものの紺合せはどれか。
 a アムホテリシンBは、真菌のコレステロール合成を抑制することにより膜機能を抑制する。
 b テルビナフィンは、真菌の微小管に作用し、細胞分裂を停止させる。
 c フルシトシンは、真菌内で5-フルオロウラシルに変換されて核酸合成を抑制する。
 d ミコナゾールは、ラノステロールのC-14脱メチル酵素を阻害し、エルゴステロール欠乏をきたす。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問149
抗悪性腫瘍薬、薬効の作用機序及び特徴的な副作用のうち、正しいものの組合せはどれか。
   抗悪性腫瘍薬     薬効の作用機序     特徴的な副作用
 a シクロホスファミド 免疫の賦活        出血性膀胱炎
 b ゲフィチニブ    CD20との結合      視覚障害
 c ドキソルビシン   トポイソメラーゼII阻害  心毒性
 d パクリタキセル   微小管の安定化      末梢神経障害
 e ビンブラスチン   トポイソメラーゼI阻害  下痢
  1(a、b) 2(a、e)  3(b、c) 4(c、d)  5(d、e)

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問150
薬物中毒の治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ネオスチグミンの過剰投与による中毒症状は、アトロピンにより減弱される。
 b フェノバルビタールの過剰摂取による中毒症状に対して、消化管からの吸収を阻害する目的で活性炭の反復経口投与が行われる。
 c リチウム中毒には、エデト酸カルシウムが有効である。
 d ベンゾジアゼピン系薬物による過度の中枢抑制には、フルマゼニルが用いられる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 誤 正 正
 5 正 正 正 誤

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問151
P-糖タンパク質 (P-gp) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a P-gpを介する薬物の生体膜透過においては、ナトリウム勾配が駆動力となる。
 b 基質認識性が厳密なため、シクロスポリンやビンクリスチンなど特定の脂溶性薬物のみが輸送される。
 c 小腸上皮細胞では刷子縁膜側に発現し、薬物を細胞外に排出する。
 d 脳では毛細血管内皮細胞の血液側細胞膜に発現し、脳への薬物の分布を制限している。
 e 肝細胞では胆管側膜上に発現し、薬物を胆汁中へ排泄する。
   a  b  c  d  e
 1 正 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 正 誤
 3 誤 正 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 正 正
 5 誤 正 正 誤 誤
 6 正 誤 誤 正 誤

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問152
薬物吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a クロラムフェニコールパルミチン酸エステル結晶の懸濁液を経口投与すると、安定形の結晶は準安定形の結晶よりも高い血中濃度を示す。
 b 血中濃度を長時間維持する目的で、ニトログリセリンの徐放性経口製剤が使用されている。
 c ワルファリンカリウム経口投与後の血中濃度はコレスチラミン併用により低くなる。
 d 皮膚をフィルムで密封すると角質層が水和し、薬物の皮膚透過性が高まる。
 e 吸入剤として投与された微粒子の粒子径が小さいほど、薬物は肺深部に沈着し、肺からの吸収は増大する。
   a  b  c  d  e
 1 正 誤 正 誤 正
 2 正 正 誤 誤 正
 3 誤 誤 正 正 誤
 4 誤 正 正 誤 誤
 5 誤 誤 誤 正 正

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問153
組織への薬物移行に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 皮膚、筋肉、脂肪などの組織では、組織単位質量当たりの血流量が大きいため、一般に血液から組織への薬物移行が速い。
 b β-ラクタム抗生物質は、脈絡叢を介した能動輸送により、脳脊髄液に移行する。
 c 脂溶性の高い薬物は、胎盤関門の透過性が高く、胎児に移行しやすい。
 d プロプラノロールは、血漿タンパク非結合率が増加すると分布容積も増加する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問154
図中の破線は、薬物Aと血漿タンパク質との結合実験の結果から得られたScatchardプロットである。この薬物AのScatchardプロットは、競合阻害を示す薬物Bの共存により実線で示す直線となった。最も適切な図はどれか。ただし、図中のγは血漿タンパク質1モル当たりに結合している薬物のモル数を、Cfは非結合形薬物濃度を表す。

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問155
薬物代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 代謝により極性の増大した薬物は、排泄されにくくなる。
 b シトクロムP450 (CYP) の分子種のうち、CYP3A4は最も多くの薬物を代謝する。
 c ケトコナゾールは、核内レセプターに結合して代謝反応を阻害する。
 d ワルファリンの抗血液凝固作用は、フェノバルビタールとの併用により減弱する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問156
ある患者について、次の臨床検査値及び薬物投与時の定常状態におけるデータが得られている。
 糸球体ろ過速度        GFR=20mL/min
 血漿中薬物濃度        P=10μg/mL 
 尿中薬物濃度         U=200μg/mL 
 毎分の尿量          V=2.0mL/min  
 尿細管での薬物の再吸収率   R=20%

この薬物の尿細管における毎分の分泌量(μg/min)として最も近い値はどれか。ただし、この薬物は血漿タンパク質には結合しないものとする。
  1 100  2 150  3 200  4 250  5 300

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問157
高齢者の薬物動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 胃酸分泌が低下するため、弱塩基性薬物の吸収は増大する。
 b 肝血流量が低下するため、血流律速で肝代謝される薬物のクリアランスは低下する。
 c 体脂肪量/体水分量の値が上昇するため、脂溶性薬物の分布容積は減少する。
 d 糸球体ろ過率が低下するため、腎排泄型薬物のクリアランスは増大する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問158
疾病時の薬物動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ネフローゼ症候群の患者では、血清アルブミンの減少にともないフェニトインの分布容積は減少する。
 b 甲状腺機能亢進症の患者では、健常人に比べてジゴキシンの全身クリアランスは低下する。
 c うっ血性心不全の患者では、健常人に比べて心拍出量が減少するために、リドカインの全身クリアランスは低下する。
 d 肝硬変の患者では、肝臓のシトクロムP450含量が低下し、肝代謝律速型薬物であるテオフィリンの肝クリアランスは低下する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問159
下図は、ある薬物を患者に100 mg/hrの速度で定速静注したときの血漿中濃度時間曲線である。この薬物の患者における分布容積 (L) として、最も近い値はどれか。ただし、この薬物の消失は線形1-コンパートメントモデルに従う。

  1 5.0  2 7.2  3 10.0  4 14.4  5  20.0

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問160
クリアランスに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 全身クリアランスは、線形モデルでは血中濃度の関数として表される。
 b 全身クリアランスは、各臓器クリアランスの和として表される。
 c 臓器クリアランスは、臓器血流速度を大きく上回ることがある。
 d 薬物の肝固有クリアランスが非常に高い場合、肝におけるクリアランスは代謝律速となる。
 e 肝クリアランスは、肝固有クリアランスと肝血流速度及び血漿タンパク非結合形分率により規定される。
   a  b  c  d  e
 1 正 誤 誤 正 正
 2 誤 正 誤 誤 正
 3 正 正 正 誤 誤
 4 誤 誤 正 正 誤
 5 正 正 誤 正 誤

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問161
メトプロロールは、肝臓における代謝及び尿中への排泄の両過程により体内から消失する。全身クリアランスは1 L/minであり、静脈内投与後の尿中未変化体排泄率は投与量の10%である。メトプロロールを経口投与した際、肝初回通過効果により消失する割合 (%) として最も近いものはどれか。ただし、経口投与したメトプロロールは消化管粘膜を100%透過し、消化管粘膜における代謝はなく、肝血流量は1.5 L/minとする。
  1 40  2 50  3 60  4 70  5 80  6 90

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問162
ポピュレーションファーマコキネティクス(母集団薬物速度論)に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 多くの患者の血中濃度測定値及び患者情報を同時に解析すると、母集団の平均薬物動態パラメータ、個体間変動、個体内変動の情報が得られる。
 b 解析により得られた変動に関する情報の中には、血中濃度の測定誤差が含まれる。
 c 個体内変動は、全データから予測した母集団の平均薬物動態パラメータと、個々の患者のデータから求めた薬物動態パラメータの違いを反映する。
 d 患者の1点の血中濃度測定値及び患者情報と母集団の平均薬物動態パラメータ及び変動情報を用いて、ベイズの統計理論により患者個々の薬物動態パラメータが推定できる。
   a  b  c  d 
 1 誤 誤 正 正 
 2 誤 正 誤 誤 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 正 正 誤 
 5 正 誤 誤 正
 6 正 正 誤 正

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問163
血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a タクロリムスのTDMでは、血清を分離せずに全血中濃度が測定されている。
 b シクロスポリンは、血中濃度の個人差が大きいため、TDMを行うことが望ましい薬物である。
 c フェノバルビタールは、著しい非線形薬物動態を示すため、TDMを行うことが必要な薬物である。
 d フェニトインの有効治療血中濃度は、10〜20 ng/mLである。
   a  b  c  d 
 1 正 誤 誤 正 
 2 誤 誤 正 正 
 3 誤 正 誤 正 
 4 誤 正 正 誤 
 5 正 正 誤 誤 

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問164-165
ジゴキシンに関する以下の問に答えよ。

問164
ジゴキシンの血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ジゴキシンの生物学的半減期は、ジギトキシンよりも長い。
 b ジゴキシンの分布容積は、体液量よりも小さいため、速やかに分布する。
 c ジゴキシン投与後の採血は、吸収相や分布相をさけてトラフ付近で行うのがよい。
 d 血清ジゴキシン濃度の測定値は、真の値よりも高値を示すことがある。

   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 正 
 2 正 正 誤 誤 
 3 誤 正 正 誤 
 4 正 誤 誤 正 
 5 誤 誤 正 正 

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問165
60歳、男性、体重60 kg、クレアチニンクリアランス (CLcr) 45 mL/minのうっ血性心不全患者で、定常状態におけるジゴキシンの平均血中濃度を1 ng/mLに保つためのジゴキシンの維持投与量 (mg/day) として、最も適切なものはどれか。
ただし、ジゴキシンは錠剤として投与し、生物学的利用率は70%とする。また、うっ血性心不全時のジゴキシンの全身クリアランス(CLtot)は以下の式で表されるものとする。
 CLtot=0.33 (mL・min-1・kg-1)×体重 (kg) +0.9×CLcr (mL・min-1)
  1 0.062  2 0.085  3 0.12  4 0.25  5 0.30

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問166
ある薬物1.25 gを水0.10 Lに懸濁し、一定温度下で全薬物濃度Cを測定したところ、図1に示すように実験開始5時間後までは直線的に減少した。Cの値を時間に対して片対数プロットしたところ、図2に示すように5時間以降は直線となった。懸濁粒子の粒子径を変えて実験しても同じ実験結果が得られた。この実験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、In2=0.69とする。

 a 実験開始5時間までは分解速度が溶解速度に比べて速い。
 b 実験開始5時間以降の分解は1次速度過程に従い、その1次速度定数は0.05 hr-1である。
 c この薬物の水に対する溶解度は5.0 g/Lである。
 d Cが1.25 g/Lになるのは、実験開始9.6時間後である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問167
粉体の粒度分布、比表面積に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a Langmuir式やBET式を用いるガス吸着法は、いずれも試料粉体表面におけるガスの単分子層吸着量を算出し、比表面積を求める方法である。
 b マーチン径は、粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直径に相当する。
 c メジアン径は、質量基準及び個数基準の累積分布曲線における50%累積値に対応する粒子径である。
 d 粉体の粒度分布は、一般に正規分布になる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問168
空隙率が65%の粉休層がある。空隙率が20%になるまで粉体を圧縮したとき、粉体層の見かけ密度(かさ密度)はもとの状態の何倍になるか、最も近い数値はどれか。ただし、粉体粒子の真密度は1.65 g/cm3であり、粒子内に空隙はなく、圧縮により真密度は変化しないものとする。
  1 1.9  2 2.3  3 2.6  4 2.9  5 3.3  6 3.6

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問169
[ I ] 欄の薬物に対する溶解補助剤を [ II ] 欄、その可溶化の機構を [ III ] 欄に示す。正しいものの組合せはどれか。
     [ I ] 欄       [ II ] 欄              [ III ] 欄
 a カフェイン      安息香酸ナトリウム         固体分散体形成
 b テオフィリン     エチレンジアミン          包接化合物形成
 c ジゴキシン      エタノール             コソルベンシー
 d ビタミンA      ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 ミセル内取り込み
 e プロスタグランジンE1 シクロデキストリン         イオン対形成
  1(a、b) 2(a、c) 3(b、e) 4(c、d) 5(d、e)

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問170
Noyes-Whitney式に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  dC/dt=k・S・(Cs-C)
C:溶液中の溶質濃度、Cs:固体の溶解度、S:表面積、k:見かけの溶解速度定数、t:時間

 a 溶解過程が拡散律速の場合についてのみ成立する式である。
 b シンク条件 (CCs) についてのみ成立する式である。
 c 溶解速度定数kの値は、溶解過程での攪拌条件により変化する。
 d 結晶性医薬品を数μm程度まで微細化すると、表面積の増大とともにCsも著しく増大するため、溶解速度は顕著に大きくなる。
   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 正 
 2 正 誤 正 正 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 正 誤 正 
 5 誤 正 誤 誤 

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問171
モノステアリン酸ソルビタン60 (Span60) に関する物性値Bを変数Aに対してプロットしたところ、次のグラフが得られた。横軸の変数A、縦軸の物性値B、グラフの屈曲点に関連する特性の組合せのうち、正しいものはどれか。

変数A
物性値B
屈曲点に関連する特性
1 水溶液中のSpan60濃度 溶液の界面張力 臨界ミセル濃度
2 水溶液中のSpan60濃度 溶液の可溶可能 臨界ミセル濃度
3 温度 Span60の水への溶解度 曇天
4 温度 Span60の水への溶解度 クラフト点
5 ポリソルベート80との混合物におけるSpan60の比率 (60) HLB o/w型乳化剤→w/o型乳化剤
6 ラウリル硫酸ナトリウムとの混合物におけるSpan60の比率(60) HLB o/w型乳化剤→w/o型乳化剤

                          
              
              
                   
                   
     
    

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問172
粘度に関する記述の[ a ]〜[ c ]内に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。
ニュートン流体について、せん断応力を横軸に、せん断速度を縦軸にプロットすると直線が得られ、その傾きの逆数は粘性係数あるいは[ a ]と呼ばれる。[ a ]を同温度のその液体の密度で除した値を[ b ]という。[ b ]の単位として、[ c ]が用いられる。
   a     b      c
 1 粘度   動粘度   m2・s-1
 2 粘度   極限粘度  dL・g-1
 3 極限粘度 動粘度   Pa・s
 4 極限粘度 粘度    m2・s-1
 5 動粘度  極限粘度  Pa・s
 6 動粘度  粘度    dL・g-1

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問173
日本薬局方製剤総則に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 顆粒剤のうち、42号 (355μm) ふるいに残留するものが全量の15%以下のものを細粒と称することができる。
 b 錠剤を製するとき、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで成型した後、適切な方法で乾燥して製することがある。
 c 貼付剤は皮膚に粘着させて用いる局所作用型の外用剤であり、有効成分が皮膚を通して全身循環血流に送達すべく設計された製剤は、別の剤形として規定されている。
 d トローチ剤は、別に規定するもののほか、溶出試験法又は崩壊試験法に適合する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問174
品質保証に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a GMP (Good Manufacturing Practice) は、わが国へ輸出するための医薬品、医薬部外品を製造する海外の製造所にも適用される。
 b バリデーションは、医薬品の品質、有効性及び安全性を確保するために、最終製品の品質を検査することをいう。
 c GQP (Good Quality Practice) は、製造販売業者が医薬品、医療機器等の品質管理を的確に行うために定められている。
 d GPSP (Good Post-marketing Study Practice) は、製造販売業者が医薬品、医療機器等の市販後の安全管理を的確に行うために定められている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問175
〔 I 〕欄に打錠の際に発生する障害の種類、〔 II 〕欄に障害の状態、〔 III 〕欄に障害が発生する原因の一つが記述してある。正しい組合せはどれか。

   〔 I 〕欄    〔 II 〕欄  〔 III 〕欄
 1 キャッピング   剥離    圧縮応力が不均一
 2 ラミネーション  剥離    結合剤量が不足
 3 バインディング  擦り傷   滑沢剤量が不足
 4 ピッキング    上杵    顆粒中の水分が不足
 5 スティッキング  上杵    結合剤量が不足

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問176
滅菌法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 乾熱法は、熱に安定なガラス製、磁製、金属製の物品、鉱油、油脂類又は粉体の試料などに用いられる。
 b 十字流ろ過方式による超ろ過法では、すべての微生物及びエンドトキシンを除去することが可能である。
 c ガス法では、塩素ガスが広く用いられる。
 d 放射線法では、β線を利用することで熱に不安定な製品の滅菌が可能である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問177
医薬品添加剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a インスリン注射液には、フェノール又はクレゾールが保存剤として加えられている。
 b ヒドロキシプロピルセルロースは結合剤として、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは崩壊剤として用いられる。
 c カルメロースカルシウムは、滑沢剤として用いられる。
 d ヒプロメロースは、腸溶性コーティング剤として用いられる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問178
DDS製剤とその目的について、正しいものの組合せはどれか。
  
DDS製剤
目的
a 硝酸イソソルビドの経皮吸収型製剤 主薬の吸収促進
b ポリエチレングリコールで化学修飾したインターフェロンの注射剤 主薬の作用時間延長
c アムホテリシンBの注射用リポソーム製剤 病巣部位への移行性の向上
d デキサメタゾンパルミチン酸エステルを含有させたリピッドマイクロスフェア製剤 腫瘍組織への指向性の向上

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問179
日本薬局方一般試験法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 注射剤の不溶性異物検査法は、不溶性異物の有無を肉眼で観察する検査法である。
 b エンドトキシン試験法は、エンドトキシンの存在をウサギの体温変化により判定する試験法である。
 c 製剤均一性試験法は、個々の製剤の間での有効成分含量の均一性を試験する試験法である。
 d 溶出試験法は、経口製剤及び坐剤からの主薬の溶出性を試験する試験法である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問180
新有効成分含有医薬品の承認申請に必要な安定性試験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 原則として、日米EU医薬品規制調和国際会議 (ICH) によって合意されたガイドラインに従って実施される。
 b 承認申請時には、有効期間以上の期間の長期保存試験結果が必要である。
 c 製剤の加速試験は、輸送中に起こりうる貯蔵方法からの長期的な逸脱の影響を評価するために利用できる。
 d 原薬の苛酷試験は、生成の可能性がある分解生成物を同定するのに役立つ。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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